自転車に乗ろう♪

自転車のこと、ロードレースのこと、庭のこと、日々の暮らしのことなど。    HN:Emmy(えむえむ)

ジャパンカップの日程が違っていた(涙)

2023年03月30日 | サイクル・ロードレース
10月恒例のジャパンカップ・サイクルロードレース観戦で、今年も宇都宮へ行く予定です。
昨年初めて泊まったホテルが場所的に最高だったので、帰るときに今年の分の予約をしてきました。

それですっかり安心していたのですが、久しぶりに情報を見に行って気づきました。
開催日が一週間違っていたのです。
これまで、ほぼ10月20日前後だったことから、20,21日の土日だとみていたのが
実際には10月14,15日の土日。

ネットで予約可能なホテルを取りあえず押さえました。
それから新型コロナ療養施設になっていてこの三年宿泊を受け入れていない、
以前の定宿に電話しました。
5月には新型コロナの法的位置づけが変わり、療養施設でもなくなるはずです。
しかし、5月以降改装工事が予定されていて、今年いっぱいは営業しないとのこと。
う~~む残念!
続いて一週間間違えて予約したホテルに電話。
14,15日は満室で変更出来ず、キャンセル待ちも受けていないそうで、
予約してあった部屋のキャンセルのみをしました。

泊まる場所はあるので、行くことは決まりです。
後は、一月くらい前から昨年泊まったホテルにキャンセルが出ていないか
こまめに電話することになるのかなぁ?


庭の梅が素晴らしく香っています。今年も剪定が間に合わなかった(汗)。  3月28日撮影
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宇都宮のホテルを予約

2021年05月06日 | サイクル・ロードレース
何か忘れている気がしていたのですが、大型連休明けに思い出しました。
10月のジャパンカップサイクルロードレースの宿泊予約です!

通い始めた10年前は夏に予約できたのがだんだん早く埋まるようになり、
5月でも予約が取れずキャンセル待ちをしました。
これに懲りて、翌年からは帰るときに次の予約をするようになりました。
しかし昨年はレースが中止となって、そのパターンが崩れました。

いつものホテルを予約しようとホームページを見ると、
なんと新型コロナの宿泊療養施設になっていて、一切の予約が受け付けられません。
そこで楽天トラベルとじゃらんで探しました。
数年前の状況から心配だったのですが、すんなり予約できました。
しかもハイクラスのホテルがビジネスホテル並みの価格で♪

コロナで自粛せよとの空気が蔓延していて、
半年先のお出掛けなどなかなか予定が立たないのでしょうね。
これで一安心です。
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ジャパンカップが中止(涙)

2020年06月27日 | サイクル・ロードレース
秋のジャパンカップサイクルロードレース(宇都宮)が中止との情報をキャッチしました。
公式サイトに行ってみると
ーーーーー
2020年10月16日(金)から18日(日)までの日程で開催を予定していた「2020ジャパンカップサイクルロードレース」につきまして、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、中止とさせていただきます。
ーーーーー

読んだ瞬間
「いつまで自粛するつもりなの?」
と腹が立ちました。

でも・・・・
そういえば他のレーススケジュールはどうなっているのかな?

シクロワイアードの5月6日付の記事
「UCIワールドツアー2020改訂カレンダー発表
UCIが男女ワールドツアー改訂日程発表  8/1ストラーデ・ビアンケで開幕、ジロとブエルタは10月後半」
を見つけました。

それによると
ーーーーー
8月1日のストラーデ・ビアンケで始まり、11月のブエルタまで主要レースの新たな日程が決められた。
ツール・ド・フランスは8/29〜9/20(発表済み)、ジロ・デ・イタリアは10/3〜25、ブエルタ・ア・エスパーニャは10/20〜11/8。
ーーーーー

ということは、ジャパンカップはジロの真っ最中で
日程を後ろにずらそうにもブエルタと重なってしまいます。
これでは海外チームを招待するのは無理ですし
別府選手や新城選手他、複数の日本選手も出場は望めません。

つまり新型コロナ感染を恐れての自粛ではなくて
出場選手(チーム)を揃えることが難しいというのが主たる事情だということでしょう。

確かにそれも「新型コロナウイルス感染症の影響」です。
でももうちょっとはっきり理由を説明していただいたら、ムカッとすることもなかったのに。
まあ、今シーズンのレーススケジュールを把握していなかった私の怠慢ではあります。
すみません、ごめんなさい💦

ということで、今年のJsportは8月から契約すればいいですね。

以下、上記の記事にあるレーススケジュールです。

男子ワールドツアーレースリスト
8月1日(土) ストラーデビアンケ(イタリア)
8月5日(水)〜9日(日) ツール・ド・ポローニュ(ポーランド)
8月8日(土) ミラノ〜サンレモ(イタリア)
8月12日(水)〜16日(日) クリテリウム・デュ・ドーフィネ(フランス)
8月16日(日) プルデンシャル・ライドロンドン・サリークラシック(イギリス)
8月25日(火) ブルターニュクラシック・ウェストフランス(フランス)
8月29日(土)〜9月20日(日) ツール・ド・フランス(フランス)
9月7日(月)〜14日(月) ティレーノ〜アドリアティコ(イタリア)
9月11日(金) グランプリ・シクリスト・ド・ケベック(カナダ)
9月13日(日) グランプリ・シクリスト・ド・モンレアル(カナダ)
9月20日(日)~27日(日) ロード世界選手権(スイス)
9月29日(火)〜10月3日(土) ビンクバンク・ツアー
9月30日(水) フレーシュ・ワロンヌ(ベルギー)
10月3日(土)〜25日(日) ジロ・デ・イタリア(イタリア)
10月4日(日) リエージュ〜バストーニュ〜リエージュ(ベルギー)
10月10日(土) アムステルゴールドレース(ベルギー)
10月11日(日) ヘント〜ウェヴェルヘム・インフランダースフィールド(ベルギー)
10月14日(水) ドワーズ・ドール・フラーンデレン(ベルギー)
10月15日(木)〜20日(火) グリー・ツアー・オブ・グワンシー(中国)
10月18日(日) ロンド・ファン・フラーンデレン(ベルギー)
10月20日(火)〜11月8日(日) ブエルタ・ア・エスパーニャ(スペイン)
10月21日(水) ドリダーフス・ブルージュ〜デパンヌ
10月25日(日) パリ〜ルーベ(フランス)
10月31日(土) イル・ロンバルディア(イタリア)
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ジャパンカップの宿を予約

2017年03月28日 | サイクル・ロードレース
今年の宇都宮ジャパン・カップは
10月21日(土)がクリテリウム、22日(日)がロードレースだ。
昨年はうっかりしていて宿の手配が遅れ
キャンセル待ちで何とかいつものホテルに泊まれたが
ギリギリまで落ち着かなかった。

同じ失敗を繰り返してはいけない。

今日宇都宮のホテルに電話して
シングルルーム3室を金土の二泊三日で予約した。

2009年から毎年宇都宮に行って観戦している。
「日帰りでクリテリウムだけ」という年もあるし
一人で行ったことも何度もある。

今年も単独行になる気配だが
夫と次男の分を一応押さえておいた。

というのも
今シーズンはコンタドールがトレックに加入して
フミのチームメイトになったので
生コンタをジャパンカップで見られる可能性が小さくないと思うからだ。

もしもそうなれば、きっと夫や次男も現地に行きたくなるだろう。

コンタドールの来日。
実現したら、すごいね♪
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明日からジャパンカップだ~

2016年10月20日 | サイクル・ロードレース
明日から二泊三日で宇都宮へ行く。
待ちに待ったジャパンカップだ。

昨年は地区の運動会の係だったため、
金土の一泊でクリテリウムまでで、後ろ髪を引かれつつ帰った。
今年こそは森林公園を走るカンチェラーラの勇姿を見られると思っていたら
カンチェはクリテリウムのみの出場でちょっとガッカリ。
でもこのクリテリウムがカンチェの引退レースになる。

しっかりと目に焼き付けてこよう。

25回大会を迎えて、
クリテリウムのコースが長くなったり
ロードでは新観戦ゾーンが設置されたり駐車場が増えたりしている。
萩の道は通らないので例年の多気不動尊の駐車場では不便かもしれない。
今回はいつも通りとは行かないところもあって要検討だ。

長らく乗っていないロードにエアを入れ
近所を10分ほど走ってみた。
走るとやっぱり気持ちがいい。


16:50 荷台を片付けて、ロードを積み込んだ。

次男と二人で2台のロードを積んでジャパンカップを見に行ったのは
2010年だったから6年前。
随分と昔のことに思える。

今回は単独行動だ。
のんびりと楽しもう♪
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ロード世界選手権をライブで見るよ~♪

2016年10月07日 | サイクル・ロードレース
サイクルロードレースの世界選手権。

以前はJsportsでライブ放送を見ることができていた。

何年か前にJsportsがBS放送に進出して以来
Jsportsでの世界戦放映が無くなった。
おそらくBSではNHKがずっと放映権を握っているためだと思う。
かといってNHKは生中継はせず、後日の編集済み録画放送しかしない。
「何とかライブ放送をしてもらえないだろうか?」とNHKに要望したが相手にもされなかった。
NHKは生中継の権利を持っていないとのことだった。
(詳細は2011年9月15日の記事で。コメント欄にも説明あり。)

翌年か翌々年に、CSのSPEEDチャンネル(競輪専門チャンネル)でライブ放送することを知った。
しかしその時はスカパー・プレミアムではなくBSスカパーで契約していた。
その後スカパー・プレミアムにしたものの
私事に忙しくて「世界戦のライブ」問題は棚上げ。

結論を言っちゃうと、
先ほど遂に「SPEEDチャンネル」を契約した♪
月額1296円。
劇場に映画を見に行くと考えれば、まあ許せる金額だ。
競輪には特に興味が無いので、世界戦が終わったら解約する。

放送予定は10月16日(日)
Ch694で 生中継 16:20~ 
Ch690で 録画中継 深夜0:50~

NHKの録画編集放送については、今日の時点では不明だ。
NHKスポーツオンラインのサイトにある放送予定に組まれていないので。
レースは来週だっていうのにね。


なお、ロード世界戦2016の開催地はカタールのドーハで10月9から16日。
日本代表選手は
エリート男子は別府史之と新城幸也の2名、
エリート女子は與那嶺恵理、吉川美穂、梶原悠未の3名だ。
女子が3名エントリーというのは私の知る限りこれまでで最多だ。
好成績を期待している。

詳細はシクロワイアードの記事
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ツール・ド・とちぎ

2016年09月22日 | サイクル・ロードレース
そろそろジャパンカップの宿を予約しなくては。

そういえばツールドとちぎはどうなったかな?

UCIアジアツアーを想定
「ツール・ド・とちぎ」2017年3月に初開催 2年かけて栃木県内の全市町を走破
2016/01/13 21:36
 栃木県は1月13日、県自治会館(宇都宮市昭和)で開かれた市長会議で、新しい自転車ロードレース「ツール・ド・とちぎ」が来年3月から開催されることを明らかにした。トップクラスのプロ選手が数日間かけて山岳コースや平地の公道コースを駆け抜ける「ツール・ド・フランス」型のレースを開催し、地域活性化につなげようと県経済界を中心に準備が進められてきた。(産経新聞宇都宮支局)

tochigi01
 栃木県地域振興課の報告によると、ツール・ド・とちぎは国際自転車競技連合(UCI)認定のアジアツアーを想定し、県内全25市町を2回の大会で回る。

 大会は第1回が2017年3月31日~4月2日の3日間で計405km。第2回は2018年3月30日~4月1日の3日間で計446km。第3回大会からは1年で6日間開催も検討している。

 大会は、県経済同友会の有志が2014年につくったNPO法人ツール・ド・とちぎの会(理事長・喜谷辰夫トヨタカローラ栃木社長)を中心に経済団体や県と市町など約80団体で実行委員会を設立し、日本自転車競技連盟と共催する。実行委員会の設立総会は今月23日に予定している。

 第1回のコースは第1ステージが日光市のだいや川公園から足利市総合運動公園までの142.4km。第2ステージが茂木町のグリーンパークもてぎから那須町の道の駅那須高原友愛の森までの112.7km。第3ステージが矢板市役所から宇都宮市の清原中央公園までの149.5km。3ステージで県内18市町を走破する。

 第2回では第1ステージで県南コースを走るなど3ステージで19市町を走破。2大会で県内の25市町全てを回るコース設定となっている。

◇         ◇

山岳、平地、桜並木…本家「ツール」に迫るコース設定

 今回明らかになったツール・ド・とちぎのコース案は、栃木県の地形を生かして山岳地域や高原、平坦な道、市街地など、本家「ツール・ド・フランス」に似たバラエティーに富んだコース設定だ。一部では桜並木も走行する。世界のトップ選手が散りゆく桜の下を疾走する姿が見られるかもしれない。

「ジャパンカップサイクルロードレース」で古賀志林道を上るメーン集団 =2015年10月18日、宇都宮市 Photo: Naoi HIRASAWA
「ジャパンカップサイクルロードレース」で古賀志林道を上るメーン集団 =2015年10月18日、宇都宮市 Photo: Naoi HIRASAWA
 宇都宮市で20年以上にわたって開催してきた国内最高峰のロードレースの「ジャパンカップ」など、自転車先進県としてのノウハウが生かされている。

 地元経済関係者を中心にしたツール・ド・とちぎの会は、レース開催による経済効果の可能性を探る。ヨーロッパでは観戦スポーツとしても人気がある自転車競技だが、国内ではマイナースポーツ。都市部から遠い地域でのレース開催も多く、観客も少ない。

 ただ、そこにビッグイベントをきっかけにしたファン拡大の可能性がある。

 開催時期をツアー・オブ・オマーン(2月)、ツアー・オブ・台湾(3月)の後にして、世界を転戦しているトップ選手が参加しやすい日程に。世界のトップ選手が参戦できれば、海外からの誘客も期待できる。同会は、宿泊、滞在する観戦者の県内観光につながり、「プロ選手が走行したコースを走りたいというファンによってレース後も経済効果が生まれる」と期待する。
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リオ・オリンピック情報

2016年08月03日 | サイクル・ロードレース
いよいよ,リオのオリンピックが目前に迫ってきた。
自転車ロードレースのスケジュールはどうなっているだろう。

ロードレース男子  8月6日 256.4km 新城、内間 NHKBS1 8月7日15:00~16:50
ロードレース女子  8月7日 130.3km 與那嶺
個人TT男子     8月10日 59.6km ーーー
個人TT女子     8月10日 29.8km 與那嶺

男子はTTの出場権が得られず、ロードレースに新城選手、内間選手の二人が出場する。

前回のロンドンでは別府・新城両選手が出場して
別府選手が先頭から8秒遅れの第一集団で22位ゴール、
新城選手は40秒遅れの第二集団で48位ゴールと健闘した。

初出場の内間選手は新城選手のアシストに徹するとのこと。
前評判では相当に厳しいコースらしいが
新城選手の上位ゴールを期待したい。

女子はロード、TT共に一人の枠で
オリンピック初出場の與那嶺選手がどこまでやってくれるか楽しみだ。


ロードレースのコース
海岸沿いは大体風が吹くから、横風に注意か。


タイムトライアルのコース


リオと日本の時差は12時間で、日本の方が進んでいる。
ロードのテレビ放送は、男子のみ。しかも録画だ。
もっともライブ中継されても真夜中では起きていられないかも(苦笑)。
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映画「疑惑のチャンピオン」

2016年07月26日 | サイクル・ロードレース


ツールを7連勝し
その後ドーピング違反に問われて記録を抹消され永久追放された
ランス・アームストロングの映画である。
先日次姉に電話したときに「見に行くつもり」と言っていたので
「じゃあ私も」と調べたら我が町で上映の予定はなかった。

そこで先週、温故知新塾で上京した時に観に行った。
丸の内ピカデリーが14:20~16:15の時間設定で、ちょうど良かった。
30分前に現地に到着。
館内は空いていて、
観客はサラリーマン風の男性や夫婦や若いカップルなど色々だった。

アメリカからヨーロッパのレースに進出して
薬物の驚異的な効果を目の当たりにし、自分も薬物を摂取するようになる。
ガンに罹患し死の淵から生還してツール総合争いに特化したレース生活を送る。
組織的かつ最先端のドーピングを行って勝ち続けたわけだが
得た富と名声が大きかった分だけ
発覚した後のバッシングも凄まじい。

自業自得である。
自業自得ではあるが
ランスを完全悪として叩く側にも共感することはできない。

禁止薬物以外の物質でパフォーマンスを上げることと禁止薬物を使うことの間に
道義的には大差がないと私は思っている。
土井ちゃんが書いているように、
合法な薬でも使うと使わないでは大違い。
ならば、全ての薬物を禁止したらいいのに
そうならない現実は叩く側が作っている(少なくとも容認している)と思うからだ。

勝利に貪欲な選手が、ドーピング違反に至る気持ちは分かる。
周りがやっている中で自分がやらなかったら絶対に勝てない。
そういう環境だったのだから。
誤解を恐れずにいうと
ランスも他の選手達と同様に血反吐を吐くような苦しいトレーニングを積んでいた。
ガンからの復活にも常人には難しいだろう壮絶な努力があった。
走ることが,レースが好きでたまらない人間だ。
その点は認めてあげたい。

我が国では、見つかろうが見つかるまいが悪いことはしないという精神性がある。
「お天道様が見ている」という、精神性だ。
それが世界中に共有されればドーピング問題もなくなるだろう。

しかし、おそらくそうはならない。
銭儲けが全てという価値観を持ちそれを世界中に広げたい勢力が
力を持っている限りは。

映画はレースシーンも多く、
ツールの美しい景色が大画面で見られ楽しかった。
自転車好きにはお勧めだ♪


映画の後、時間があったので早めの晩ご飯にした。


ルミネの8階にある和食のお店。映画の半券で小鉢が一つサービスになった。
ヘルシーで非常に美味しかったので、機会があったら是非とも再訪したい。

17:00過ぎの山手線で渋谷へ向かった。
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モンヴァントゥーでカメラバイクに追突 ツール第12ステージ

2016年07月16日 | サイクル・ロードレース
一昨日(現地時間7月14日)のツール第12ステージは
平坦路を100km以上走ってから超級山岳モンヴァントゥーを駆け上がるコースだった。
禿げ山の山頂ゴールが予定されていたが、
風が強い気象状況で山頂付近は30m/s以上の強風が予想されたため
ゴール地点が6km手前に変更された。

レース序盤に逃げが決まり、ステージ優勝は逃げ切ったデヘントが獲得した。

モンヴァントゥーの上りに差し掛かかったメイン集団は
次第に人数が減り10名ちょっとになった。
残り4kmを過ぎて間もなく、フルームがアタック!
リッチーポートとキンタナが反応するが
高回転でぐんぐん進むフルームにキンタナは着ききれず遅れた。
残り2.5km付近でモレマが追いついて
総合上位のフルーム、モレマ、リッチー・ポートの3人がまとまった。

コースの両脇ではとんでもない数の観客が熱狂して
叫び、手を叩き、腕を振り回し、選手と一緒に走る。
発煙筒を炊く者までいる。

突然実況の白戸太郎さんが叫んだ。
「3人が落車!観客と接触して落車の情報が入ってきました!」
画面では集団後方のカメラが、立ち上がってバイクをチェックするポートを捕らえた。
さらに進むカメラが写し出したのはランニングするフルームだった。
バイクが壊れ、スペアバイクが届かずに走り出したのだった。

事故は残り1kmを過ぎて、先行するカメラバイクが密集する観客に行く手を阻まれて停止。
そこにポート、フルーム、モレマが追突して落車したというものだった。


事故直後の状況 左からポート、モレマ、フルーム シクロワイアードより photo:TDWsport/Kei Tsuji


壊れたバイクを抱えて走るフルーム シクロワイアードより photo:TDWsport/Kei Tsuji

大きくタイムを失ったフルームとポートには救済措置が取られ
フルームは総合首位を守った。
 
コースが6km短縮されたために、
本来なら頂上までの間にばらけるはずの観客が狭い範囲に押しかけた。
想定を上回る数の観客を運営側がコントロールできなかったことが
事故の原因だろう。
ゴール地点の変更は前日に決まったのだから
人員を配置したりフェンスをを設置したり
選手が来る前に車からのアナウンスを徹底するなど
何らかの対策を打てなかったのだろうか?

こんな混乱は日本だったらあり得ないな、と思いながら映像を見ていた。
選手にも大会関係者にも観客にも重大な怪我がなかったのは不幸中の幸いだ。

シクロワイアードより
クリス・フルームのコメント:
モンヴァントゥーではいつも何かが起こる。今日も例外ではなく、サプライズの連続だった。目の前を走っていたモーターバイクが突然ストップし、リッチーとバウク・モレマと自分が避けきれずに衝突して落車。後ろから突っ込んできたモーターバイクに踏まれてバイクが壊れてしまった。スペアバイクが載っているチームカーが遥か後ろを走っているとわかっていたので、仕方なく走ったんだ。
コミッセールの判断を歓迎する。正しい判断だと思う。コミッセールとツール主催者に感謝だ。ツールでは予想外のことが起こるんだと身構えておく必要が有る。前から言っているように今回のツールは過去最大のチャレンジ。明日のタイムトライアルが楽しみだ。

リッチー・ポートのコメント
混沌としていた。観客が道全体に広がって、自分の目の前でモーターバイクが止まった。行き場をなくして突っ込むしかなかった。すぐ後ろを走っていたフルームが自分の上を転がっていった。モレマと同タイム扱いになって良かったけど、落車による身体への影響が心配だ。
観客のコントロールが効いていない状態だった。レース会場に来てその場を楽しみたい気持ちはわかるけど、選手と一緒に走る必要もないし、選手と接触したり背中を押す必要もない。どうして終盤にフェンスが設置されていなかったのかは分からない。観客の99%は素晴らしいけど、中には並走してセルフィーを撮ろうとする観客もいる。情熱と馬鹿げたことを混同してはいけない。
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サガンとフルームが一緒に逃げる! ツール第11ステージ

2016年07月15日 | サイクル・ロードレース
一昨日(現地時間7月13日)のツール第11ステージは典型的なスプリンター向きの平坦コースだった。
ミストラルと呼ばれる強い北西風が吹き荒れて
横風と追い風によって集団はいくつにも分裂した。
落車も多発した。

残り61kmで逃げが吸収され、
さらにペースダウンによって残り30kmでは
再び大きなプロトンが形成された。

残り12kmでサガンがチームメイトのボドナールと二人でアタック。
これに反応したのがフルームとゲラント・トーマスだった。
マイヨヴェールとマイヨジョーヌがアシストをひとりずつ連れて逃げる。
スプリンターチームはこれを捕まえようと全力で追うが
約20秒のタイム差はなかなか縮まらない。

サガンは完全なスプリントゴールになると
キッテルやカヴェンディッシュやグライペルには敵わない。
フルームは総合のリードを広げるチャンスではある。
両者の利害が一致しての豪華な4名の逃げが続いた。
すごい、すごすぎる♪♪
眼福と言ってもいい。

ハラハラドキドキしながら見つめる中、
最後はサガンがフルームとのスプリントを制してステージ優勝した。

シクロワイアードより
サガンのコメント
クリス・フルームとゲラント・トーマス、マチェイ・ボドナールの自分の4人で抜け出してからは会話する余裕なんてなかった。ただ『行け行け行け!!』と言い合っていた。飛び出してすぐに協調してローテーションが回り始めたんだ。今日はボドナールとチームスカイのおかげで勝てたようなもの。いつもは誰も協力してくれないけど、今日は抜群の協力体制を築けたので嬉しかった。
最後まで逃げ切ったことは素晴らしい。今日はとにかく風が強く、落車も多くてクレイジーだった。決して予定していたアタックではなかったし、状況が展開を作り出したんだ。マイヨジョーヌとマイヨヴェールが逃げるなんてアンビリーバブル。これが今までで最高のステージ優勝とは言えないけど、間違いなくスペシャルな勝利だ。
個人的にはボドナールに勝って欲しかったけど、フルームがボーナスタイムのためにスプリントする気配を見せたので、確実にステージ優勝できるように自分が行った。今日の自分たちはアクターではなくアーティストだった。走っている本人たちは苦しみの中にいたけど、観客や視聴者にとっては見ていて楽しいレースだったと思う。
フルームにはフィニッシュ後に直接感謝したよ。彼にとっては明日が勝負だ。(モンヴァントゥーが短縮されることを聞いて)え?明日はコースが6km短くなったんだって?いいねぇ(笑)

フルームのコメント
サガンと飛び出してから「この動きは本当に価値があるのか?」と自問したけど、今はライバルたちから少しでもリードを奪っておくべき時期。特に最終週の山岳で強さを見せるナイロ(キンタナ)からタイム差を稼ぐチャンスがあるなら必ず動いておくべきだったんだ。この時点でマイヨジョーヌを着ているのは理想的な展開。
下りでのアタックに続いて平坦路でのアタック。プレッシャーに背中を押されて無理やり動いたのではなく、楽しみながらアタックした。今日はチームメイトたちが常に完璧なポジションをキープしてくれた。そのおかげでサガンのアタックに反応することができた。
正直言うと、モンヴァントゥーの登坂が短くなったことはレース展開に大きな影響を及ぼさないと思う。コースが短くなることでレースの強度が上がるだけ。シャレレイナールまでの登りは十分に厳しい。それに今日よりも強い風が吹くならば、登り口までに集団が分裂している可能性もある。
中盤までの登坂でもモンヴァントゥーは特別な存在。そして翌日のタイムトライアルを頭に入れながら走らなければならない。モンヴァントゥーで追い込みすぎると必ず翌日の走りに響く。これからは次の日の走りも考慮に入れた走りが要求される。おそらくライバルたちがタイム差を奪おうとアタックしてくると思う。当然彼らには彼らの戦略がある。でも自分はタイムトライアルを考えながら走りたい。
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ツール・ド・フランスが開幕♪

2016年07月03日 | サイクル・ロードレース
今年もまたツールの季節がやってきた。

私がロードバイクに乗り始めた切っ掛けが2009年のツールで
だからツールは私にとって特別なレースだ。

103回目となる今年のツール。
フミは残念ながら選ばれなかったが
ランプレ・メリダに移籍した新城選手が、2年ぶり6回目の出場を手に入れた。
2月の大腿骨骨折という重傷から、奇跡的とも思える復活だ。

第一ステージのスタート地点はモンサンミッシェル。

スタート前のセレモニーでフランス国歌が流れたとき
カヴェンディッシュがヘルメットとアイウェアを外した。
随分礼儀正しいなあ、と感心した。
ちなみに他の選手は誰もヘルメットを取らなかったから
ロードレースのマナーとしてはどちらが正しいかは不明。
ただ国旗や国歌への敬意を表して帽子を脱ぐのは普通のマナーだし
カヴも大人になったのかしら(笑)?

ノルマンディ海岸沿いを北上するコースは72年前の激戦地である。
フランスなのに「ユタ・ビーチ」なんていう英語の地名が付いているのはその名残だという。

レースはスプリント勝負になり
先に仕掛けたサガンの番手を取ったカヴが強さを見せて勝利し
マイヨジョーヌを獲得した。
聖ミカエルがカヴのマナーにご褒美をくれたとか(笑)。
わずかに及ばなかったキッテルが2着で、サガンは3着だった。


残り80km付近でコンタドールが大落車し
右半身にひどい擦過傷を負ってしまった。
ゴールはしたが初日の負傷とはあまりにも悲しい。
コンタドールのコメント:
「最高のスタートとは言えない。足首から上半身まで、身体の右側を地面に打ち付けてしまった。風が吹いていたので集団前方をキープしていたものの、コーナーに差し掛かった際にフロントホイールが中央分離帯と接触。地面に身体を打ち付けて、後続の選手が肩と接触した。
でもこれでツールが終わったわけじゃない。家には帰らずに走り続け、数日を乗り切って山岳までに回復したい。腕を一定の角度にすると肩が痛むけど、楽観的にリカバリーしたいと思う。」

そして我らが新城選手も、残り27kmで落車。
あまりスピードが出ていなかったため深刻な怪我ではなかったが
右肩の打撲と左手親指と人差し指の突き指を負った。

このほかゴールスプリントに入る手前でもひどい落車が発生した。
落車は痛々しくて悲しくて辛い気持ちになる。

第2ステージ以降は落車のないレース展開でワクワクしたい。
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アシストの力が勝負を決めた ジロ・デ・イタリア第20ステージ

2016年05月29日 | サイクル・ロードレース
ニーバリが個人総合争いに戻ってきた第19ステージ。
逃げて先頭を走っていたスカルポーニが
約3分後方から来るニーバリをほとんど停止して待ち
アシストとしてニーバリの前を牽く仕事をした。

昨夜の第20ステージでもアスタナのアシスト達の働きが光った。
ロンバルダ峠への登りでフグルサングが牽き
続いてスカルポーニがぐいぐいとペースを上げる。
スカルポーニが仕事を終えるタイミング、
残り15km地点でニーバリがアタック。
追いすがるチャベスとバルベルデを再度のアタックで切り離す。

空撮の映像が
ニーバリとチャベス、バルベルデの姿を映し出す。
一人と二人の間隔はじわじわと開いていくが、本当にじわじわで予断を許さない。
44秒をひっくり返すことができるのだろうか?
その時、先行していたカンゲルトが
ニーバリを待ち受けていて前を牽き始めた。
アスタナの強力なアシスト陣の最後の一人だ。

頂上を越えて独走でゴールを目指すニーバリ。
ダウンヒルの名手が攻めまくる下りは怖くてハラハラだった。
ゴールまでの上りもスピードを落とすことなく
遂にニーバリはマリアローザを獲得した \(^o^)/

第19,20ステージでのニーバリの大逆転劇は
アスタナのアシスト力の勝利だと思う。
厳しい山岳ステージで、より多くのアシストをよりゴール近くまで残す。
この点でアスタナはピカイチだった。
アシスト選手一人一人の能力が高いことと
彼らの役割と動きを組み立てる作戦力の凄さ。
作戦を立てたのはヴィノクロフ大佐だろうか。
ゴール後にはニコニコ顔で大喜びの大佐が映し出されていた。

エースがカッコイイことは言うまでもないが
今回私にはエースのニーバリと同じくらいに
スカルポーニやフグルサングが頼もしくてカッコ良く見えた。

サイクルロードレースってやっぱり面白い♪
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泣いたニーバリ ジロ・デ・イタリア第19ステージ

2016年05月28日 | サイクル・ロードレース
昨夜(5月27日)のジロ・デ・イタリア第19ステージ。
スタート時の個人総合上位5人は以下のようになっていた。

クライスヴァイク
チャベス   3分00秒遅れ
バルベルデ  3分23秒遅れ
ニーバリ   4分43秒遅れ
ザッカリン  4分50秒遅れ

今年のジロでは優勝候補と言われたニーバリの調子が今ひとつだった。
山岳でアタックを掛けて追いつかれ
その後逆にアタックを掛けられたら付いていけず
遅れるシーンを何回か見た。

今日のレースでも残り60km、チマコッピの上りで
チャベスのアタックに付いていけず
やはり調子が良くないのか~と思った。
すると後ろから来たマイカ、ザッカリンと合流し
先行するクライスヴァイク、チャベス、バルベルデに追いつくことができた。

その後、バルベルデやザッカリンが遅れて
チマコッピを越えたときには
クライスヴァイク、チャベス、ニーバリの3人が一緒だった。
霧の立ちこめた下りに入った直後
クライスヴァイクが雪の壁に突っ込んで落車し
総合2位のチャベスと4位のニーバリが協調してゴールを目指すことになった。
総合5位のザッカリンも下りで落車、骨折してリタイアした。

最後の2級山岳の上り、残り5.5kmでニーバリがアタック。
食らいつくチャベス。
直後にニーバリが再度アタックして、チャベスを振り切り
山頂ゴールまで独走してステージ優勝を飾った。

ゴールしたニーバリはスタッフに渡されたタオルで顔を覆い
ハンドルに突っ伏して泣いた。
背中をふるわせて泣いた。

私は特別ニーバリのファンということではないが
ロードレースを見始めた頃からずっとおなじみの選手で
イタリアの英雄、超トップ選手がオイオイ泣きをしている姿は
胸に迫るものがあった。

よく耐えて、頑張って勝利を得たね。
おめでとう!
そして4分43秒という大きな遅れを44秒差にまで詰めて
総合2位に戻ってきてくれて
ありがとう!
おかげで
最終盤になってレースの展開からますます目が離せなくなっている。

サイクルロードレースって
本当に面白い♪♪

第19ステージ終了時の個人総合順位
チャベス
ニーバリ     44秒遅れ
クライスヴァイク 1分05秒遅れ
バルベルデ    1分48秒遅れ
マイカ      3分59秒遅れ
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梅肉エキスから禁止薬物

2016年04月22日 | サイクル・ロードレース
梅丹本舗のサプリメントからドーピング禁止薬物が検出された。
梅の実を煮詰めた梅肉エキスを原料として
糖分を補給する目的に加えて整腸作用もある。
自転車競技連盟の公式スポンサーであり
サイクルロードレースの中継放送では
「めいたんほんぽの~♪」のCMでおなじみの商品だ。

梅が健康に良いことは我が国では古くから知られているし
日常生活の中でも梅干し、梅酒他、普通に食べている。
今回、禁止薬物「ボルジオン」検出されたというが、極めて微量であり
選手のパフォーマンスに影響することはあり得ない。

しかし、現在のドーピング規定では
どれほど微量でも検出されればアウトである。
そしてタイトル剥奪、出場禁止が課され
場合によっては選手生命さえ絶たれてしまう。

分析技術の進歩により、年々薬物の検出精度は上がっている。
5年前には検出されなかった濃度でも検出されるようになる。
このまま「出たら即アウト」のやり方を続けていけば
いずれ、昔から健康に良いとして広く普通に食べていたものを
競技者は食べられないという悲劇?喜劇? が起きるだろう。

反ドーピングの第一の目的は、選手の健康被害を防ぐことだった。
サイクルロードレース中に急死した選手が出て
自転車競技の世界ではドーピングが厳しく規制される流れになった。
薬物によって選手の身体が蝕まれてはいけない。
そして第二の目的は、薬物の力に依存しない、
本来のスポーツの姿を守ることである。

現状で、「出たら即アウト」のやり方は
いずれの目的からも逸脱している。
コンタドールが処分されたドーピング問題でも
検出された禁止薬物クレンブテロールが極めて微量であり
パフォーマンスに影響しないことはWADAも認めていた。

であるならば、ドーピング規制の方法を見直して
本来の目的に沿ったものに改めるべきではないだろうか。

その方法とは「量的規制」つまり摂取量を考慮すること。
およそ禁止薬物に指定されている物質に関しては
パフォーマンスに影響する量が科学的に確定しているはずで
健康被害を引き起こすのはそれよりもはるかに多量である。
従ってそれぞれの薬物について
パフォーマンスに影響する下限値の例えば100分の1で区切って
それよりも多ければ処分、少なければ注意喚起にとどめる。

これこそが科学的理性的なドーピング規制のあり方だと私は思っている。

おそらくそのような改革は難しい。

もはやヒステリックとしか言いようがない反ドーピングの現状は
厳しく規制することによって、金で検査逃れを目論む者達を生み出し
それによって利益を得ている者が確実に存在する。
つまり利権化しているのである。

しかし、諦めずに改革を求めていかなくてはいけないと思う。
それが選手を守り、不正を排除し、伝統的な食材を守り
私の大好きな梅干し(笑)をも守ることに繋がるからだ。


2016.4.21 産経ニュース
社長沈痛!「申し訳ない」 自転車連盟スポンサー企業の「梅肉エキス」から禁止薬物
 日本自転車競技連盟の公式スポンサーである健康補助食品会社「梅丹本舗」(大阪府摂津市)の商品から世界反ドーピング機関(WADA)が指定する禁止薬物「ボルジオン」が検出されたことが21日、分かった。日本代表選手にも無償提供されている商品で、この日、記者会見した同社の松本喜久一社長は「健康被害はないが、競技者は使用すべきではない。本当に申し訳ない」と陳謝した。
 今年になって、同社が英国の検査機関に検査を依頼した結果、判明したという。ボルジオンは筋肉増強剤にも使用される「たんぱく同化ステロイド」の一種で、液体状の「古式梅肉エキス」と粒状のサプリ「トップコンディション」の2商品から検出された。
 11日から同社のホームページでも告知し、古式梅肉エキスを配合した他の6商品についても、選手に使用を中止を求めている。
 同社は2011年から同連盟とスポンサー契約を結び、商品を提供してきた。主に糖分を補給する目的で使用している選手も多く、同社には選手から戸惑いの声も寄せられているという。
 今回は簡易検査の結果、微量のボルジオンの含有が指摘されていて、確定検査の結果が判明する時期は現時点では不明だという。スポンサー契約の継続について、松本社長は「連盟の判断に任せたい」と話した。4カ月後に迫ったリオデジャネイロ五輪への影響も懸念される。
                ◇
 日本自転車競技連盟は21日、梅丹本舗との公式スポンサー契約の継続などについて「スクリーニングテスト(ふるい分け検査)の段階なので、確定検査の結果を待って対応する」との姿勢を示した。
 同連盟によると、製品の成分表記をチェックし、連盟のドクターにもドーピング違反にならないか確認したうえで、強化合宿や代表チームの遠征時に選手が手にできる形で提供していた。
 禁止薬物検出後は強化指定選手やコーチらに同製品を使用を中止するよう電子メールで連絡した。これまで同製品の使用によるドーピング違反は出ていないという。
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