自転車に乗ろう♪

自転車のこと、ロードレースのこと、庭のこと、日々の暮らしのことなど。    HN:Emmy(えむえむ)

長女の「前撮り」

2015年01月31日 | 家族
6:00起床

手早く朝食をとり、大きめの紙袋にブーケ2つを入れる。
ラウンドブーケはスタンドごと立てて、
キャスケードブーケはスタンドの脚の部分に巻き付ける感じで、そっと横たえた。
ブートニア2個とヘッドドレス用に数輪作ったものも一緒に。
大きなビニール袋を上から紙袋にかぶせて、持ち手の所に小さく穴を開ける。

メイクに20分、着付けに40分で、7:30には出掛ける準備完了。

7:45に車で家を出て、8:15の新幹線に乗り
高崎駅からは長女の車で、9;00過ぎに式場に到着した。


9:30 お支度は、顔のパックから。約15分。

続いてメイク、髪結い。


10:30 新郎の着付けも。6人掛かりだ。
この辺りでY君のご両親が到着。


11:11 新郎のヘアと新婦の着付け。


11:20 支度が終わり、いよいよ撮影。



プロの写真撮影は1カ所だけで、
後は自分達のカメラを使って、式場内のあちこちで写真を撮りまくり。




夫は体調不良で欠席。


「折角なので使いましょう!」となって、試作のブーケが思いがけず活用され嬉しい♪
手持ちのかんざしを全て使ってくれたのも、よい記念になった。

「もうこれくらいでいいでしょう~」
となったのは12:15だった。

控え室に戻って二人とも私服に着替え、長女は髪をほどいて可愛く結い直して貰った。

13:20 和食レストランで遅めのランチ。お腹がぺこぺこで美味しさも一入だった。
「遠くから来てくれてありがとう。」とY君のおごり^^
ブーケ等についての打ち合わせもここで済ませた。

14:40に高崎駅で長女達と別れ
15:03の新幹線に乗った。随分混んでいたが自由席で座れた。

16:00 帰宅

盛りだくさんで楽しい一日だった。
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ブーケの試作 キャスケードブーケ

2015年01月30日 | ガーデニング・花
じゃじゃ~~ん♪



キャスケードブーケはワイヤリングで作った。
ブーケホルダーを使うと萎れる心配は無い代わりに重くなりすぎ
腕が痺れて落としそうだったとか翌日筋肉痛になったとか、怖い体験談がごろごろ(汗)。

例の生花店で白のデンファレが250円くらいなのを見て、
薔薇とデンファレで真っ白なキャスケードが作れるかもと思った。
真っ白は月並みとすれば
ブルーレースのような青い小花を入れてもいいかもしれない。


10:24 作業開始。花首1、2㎝でカットした花材を浅い水に浮かべる。

ワイヤーを通して、切り口にキッチンペーパーの細切りを巻き、ぬらしてからフローラテープを巻く。
これをワイヤリングという。


10:57 約30分経過


11:32 1時間10分経過

グリーンにもワイヤーを掛けて
それからキャスケード(垂れ下がる部分)を作った。


12:12 右にあるのがキャスケード。

キャスケードはデンファレの長さを調整して、3本をそのまま使ってみた。
一輪ずつワイヤリングするのが手間なことと
自然な流れを出すにはむしろこの方がいいかもと考えた。
先端の蕾が落ちてしまってもグリーンで流れる形は保てるだろうという作戦だ。
グリーンはハツユキカズラの一枝をそのまま。
ボリュームが多いようなら仕上げの時に「剪定」する。


12:31 本体部分を組んだ。ここまでで2時間10分。


13:05 完成!
溢れるナチュラル感(笑)。でもちゃんとキャスケードになっている♪

初めてとは思えない出来映えだ。 ←またまた自画自賛^^;;;


ブートニアも。

大量にある26番ワイヤーを使ったためラナンキュラスはうなだれてしまった。
やっぱり24番を使うべし。
まあ本番では多分ラナンキュラスは使わない。
今回は1本108円だったから薔薇の代わりに入れてみた。

ガーベラは花持ちや雰囲気を見たくて入れてみた。
というか、少しカスミソウも欲しくて街の花屋さんをまわり
ツルヤの花コーナーでカスミソウとこのガーベラ2本の花束を
300円で買ったというだけのことでして(汗)。

ただ、もしラウンドブーケを黄色系にするならガーベラが必要かもしれない。
黄色い薔薇は結婚式にはよくないらしいので。

ワイヤリングの保水方法として
花首にフローラテープ巻く際に、上部1ミリだけキッチンペーパーを覗かせておく。
そこにこまめに霧吹きするとブーケが一週間持つというのをネットで見つけた。
その記事を読んだことが
「じゃあワイヤリングでキャスケードブーケ」
というチャレンジの切っ掛けになった。

作成日1月30日。
デンファレ5本、ラナンキュラス10本、スプレー薔薇1本、ガーベラ2本使用。
所要時間2時間40分
もし本番で作るとしたらデンファレ10本使えるから花数がぐんと増える。
3時間半はみておくべきだろうな。
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ブーケの試作 ラウンドブーケ

2015年01月30日 | ガーデニング・花
じゃ~~ん♪






ブートニア

初めて作ったとは思えない素晴らしい出来だ。

と、自画自賛^^;

試作なので、部分的にカスミソウを入れてみた。
カスミソウの有無で雰囲気がどう変わるか、長女の意見を聞くことにしている。
色は安く手に入った薔薇を使っただけで、当日はどんな色にするか未定だ。
でもこの色、可愛くて好みかも♪
葉は庭のハツユキカズラとイカリソウを使った。
きれいなのを選んで摘んで使えば、当日もこれで大丈夫だと思う。

作成日1月29日。
一輪咲きの薔薇10本とスプレー咲きの薔薇7本使用。
所要時間は下準備を除いて30分。
明後日まで置いて、どの程度劣化するかをチェックする。
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ブーケ作りの準備 材料の調達

2015年01月30日 | ガーデニング・花
昨年11月29日にブーケについて花屋でリサーチした。

一番簡単なブーケで、直径4センチくらいの花なら20輪くらい必要だ。
花には季節があり、その時期に出回っているかどうかがまずポイントになる。
またしおれにくい(水持ちがよい)ものが扱いやすい。
何しろ作るのは前日になるから、24時間はきれいな状態でいてくれなくては困る。

そうなると3月上旬に使える花は、薔薇、カーネーション、ガーベラくらい。
但しガーベラは茎が柔らかく扱いにコツが必要らしい。
そして薔薇が一本500円。
ウェディングブーケでは、
品質のよい品を選んで仕入れるためどうしても高価になるのだそうだ。
安全のために少し多めに買うなら15000円くらい必要と分かった。
そして生花の注文は遅くとも二週間前までに、とも言われた。


試作には木曜日にホームセンターや街の花屋さんを回って
出来るだけ安く買える花を使うつもりでいた。

そんな時、火曜日に偶然ネットで生花販売の店を見つけた。
東京の卸売り市場で仕入れてその日のうちに宅配便で送るというシステム。
品揃えは豊富で、薔薇は200円前後でスタンダードもスプレーもある。
最小単位が10本で送料が900円かかるが、
薔薇20本買っても送料込みで5000円位で済み、一週間前に注文すれば十分だ。
後は品質の問題だが、レビューを見る限り悪くなさそうに思えた。

今回の試作には間に合わないが一度買ってみようと考え、会員登録をした。
すると夕方になって「直前販売」の案内メールが来た。

市場は月水金に立ち、注文を受けた花を仕入れるわけだが
花屋さんの購入単位は1ロット50本だ。
そうなると例えば予約注文が30本の場合は20本が余る。
そこで前日の日火木の夕方に余剰分をディスカウントで販売し
翌日発送・翌々日配達するというのが「直前販売」だ。

それなら今回の試作に間に合うので、すぐにサイトに飛んでいって
薔薇3種類、ラナンキュラス、デンファレを注文した。

昨日の午前中に指定通り花が届いた。




直ぐに下葉処理と水揚げ(3、4時間)をした。

晩ご飯の支度に掛かる前に、ラウンドブーケを試作してみた。
定規を置いて、長さ10センチを目安に花材をカットして
一本ずつ水切りしてはブーケホルダーのオアシスに差していく。
あまり考えずに手が動き、すっごく楽しい作業だった♪
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ボイラー故障は突然に(泣)

2015年01月29日 | 暮らし、その他
昨夜のこと。

7時前にヘナ(髪染め)をしてから晩ご飯を作り、
9時頃に風呂の追い炊きボタンを押した。
11時前にもう一度追い炊きボタンを押して
さあ入浴しようと風呂場に入ると妙に寒い。

あれっと思い手を入れると、浴槽の中は水だった。

おかしいなぁ~追い炊きボタン押さなかったのか?
(最近たまにそういうことがあるし^^;;)
よく見ると給湯関係のディスプレイには時刻しか表示されていない。
何だろう?
電源を入れ直して追い炊きボタンを押すと10秒ほどしてブチッと表示が消えた。

追い炊き出来ないなんて困るなあ。
仕方ない、今夜はシャワーで済ますか。
ここで嫌な予感がしてお湯の蛇口をひねった。
水が出るだけで10秒ほどするとまた表示が消える。

やばっ。
シャワーもダメじゃないか。
よりによって頭にはヘナだ。
これだけは何としても洗い流さなくては寝ることも出来ない。

「ボイラー故障は突然に」であるTT
ッチャカ チャーチャーチャ チャーチャ チャーチャチャ チャーチャー
「ラブストーリーは突然に」のイントロが頭の中で鳴り響いた。

ちょっとパニックになって水を入れた鍋を火に掛けてお湯を沸かし始めた。
ここでハタと気付いた。

ソーラーが出るかも!
そう、我が家はソーラー給湯を使っているのだ。
蛇口からは「温かい」湯が出た。
よかったぁ~~~

ボイラーがすぐに直るとは限らないから、ソーラーの湯は大切だ。
シャワーを浴びるのは止めて、洗面所でヘナを洗い流し、
鍋で沸かした湯を洗面器に取り、タオルで身体を拭いた。

一息ついたところで、改めて追い炊きボタンを押したり蛇口をひねったりして
ボイラーに点火しないことを確認した。
それからネットで調べて
この手のボイラーの寿命は5年とか7年だと分かった。

我が家のボイラーは家を建てたときからずっと使っているので
20年が経過している。
メーカーの部品保存期間もおそらく過ぎているだろう。
交換すると定価で30万超。
ネットでは6割、7割で18万円とか20万円だ。

今朝はガス会社に電話して10時頃に担当者が見に来てくれた。
部品がいくつかダメになっていて、
思った通り、型が古くて部品が取れず修理はできないと言われた。

交換するとして、最速でいつから使えるようになるか尋ねたら
あちこちに電話して、月曜日工事が一番早いことが分かった。
それでは使えるのは月曜日の夕方からだ。
見積もりを送って貰うことになった。

そのあと、以前に風呂のシャワー水栓、トイレ、台所のレンジフードで
お世話になった設備屋さんに電話を入れた。

工事は土曜日には出来るが、ガス管との接続はガス会社にやって貰わなくてはならない。
従っていつから使えるかはガス会社次第だそうだ。
また価格的にはガス会社よりも安くできるだろうとのことだった。

昼過ぎにガス会社から見積もりの連絡があった。
省エネ型で36万円、標準型で33万円。どちらも工事費込みだ。
もう一度設備屋さんに電話して、夕方見に来てもらった。

我が家に適合する品は在庫が無く取り寄せになるため
結局工事は月曜日となることが分かった。
それでも土曜日の間に古い器具を取り外してしまって
月曜日朝から設置して午後一番から使えるようにするとのことだし
価格もガス会社より15%くらいは引けるそうなので
こちらでお願いすることにほぼ決めた。

最終的には明日見積金額を聞いてから決定する。

というわけで週末も風呂には入れない。
いい機会だから、久しぶりに近くの温泉にでかけようかな♪


今日の晩ご飯は、大好物のマカロニグラタン。ペンネを使った。
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ツール・ド・とちぎ?

2015年01月28日 | サイクル・ロードレース
日曜日の産経新聞に
「自転車で地域の魅力発信 ー国際レース全国に広がり・・・栃木でも」
という記事が載った。
(同じ記事は産経ニュースではなくサンスポに掲載)

自転車競技を盛り上げ地域活性化につなげようという動きが全国各地で進んでいる中
栃木県でステージレースが企画されているという。
2017年4月に6日間750kmの「ツール・ド・とちぎ」。
NPO法人(理事長はトヨタカローラ栃木の社長)を立ち上げ
地元経済界も支援していているというから
おそらく実現するだろう。

うわぁ楽しみ~~♪

昨年のジャパンカップ(宇都宮)では12万1千人の観客(過去最多)を動員した。
私が初めて観戦した2009年が観客数8万人で、
それまでの5万5千人とか6万人から急増した年だった。
今や、F1日本GPに匹敵する一大スポーツイベントとなったジャパンカップ。

そして遂に栃木県内でのステージレースと来た。
やるじゃないの、栃木県^^

全国各地の自転車レースやサイクリングイベントについて
「地方の新たな観光策として注目度が上がっているが、地元が目に見える経済効果を期待しているのに対して、運営側はレースをつつがなく開催することが主体となり、思うほどの集客ができていない場合もある」
とのことだが
そもそも「自転車」によって、その時期その場所に人が来てくれることが第一歩だ。
来てくれた人が好印象を持てば
次は自転車関係なく家族や友人と旅行で来るかもしれないし
口コミで広がることもある。

「運営側はレースをつつがなく開催することが主体」となるのは正しい。
参加者・観客にとってイベントを楽しみ充実した一日を過ごせることが一番で
それが好印象と次回に繋がるのだから。

先日やまめの堂城さんから聞いた話。

真冬の安曇野はシーズンオフで観光客はほとんどない。
それなのにぱらぱらと宿泊客があるので
宿の人がお客さんに目的を聞いたら
やまめの学校で自転車(MTB)を習うためだという。
それで宿のオーナーの皆さんが堂城さんの所にお礼を言いに来たということだ。

これこそ自転車が生んだ経済効果だ。
地道にやってじわじわと広がったものは長続きする。

どんなことでも短期間での成果を求めてもいいことはない。
ジャパンカップだって20年以上かけてここまでの大イベントに成長したのだ。
目に見える経済効果を期待して、一過性で終わっては元も子もない。

全国各地の「地元」の皆さんには
気長に暖かく自転車イベントを見守り育てていって欲しいと思う。

2017年4月のツール・ド・とちぎ。
是非とも見に行きたい。
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遂にクルド人の国家樹立か?

2015年01月27日 | 社会、読書
クルド人は、トルコ、イラク、イランとシリアの国境地帯にまたがって住む中東の先住民族で、
人口は約3000万人。
現在、世界最大の「独立した祖国を持たない民族」である。

クルド人の住む地域はクルディスタンと呼ばれ
オスマン帝国の時代にはその一地域であったのが
オスマン帝国の滅亡に伴い、上記の4つの国に分断された。
クルド人はそれぞれの国で
「少数民族」として同化政策や弾圧の対象とされてきた。

アララト共和国(1927~1931年)やクルディスタン人民共和国(1945~1946年)として
独立したこともあったが
短期間でトルコやイランに占領され崩壊した。

現在でも4つの国それぞれでクルド人の独立や自治を求める戦いが続いているが
自国内のクルド人を弾圧する一方で隣国のクルド人を支援するというような
「分断政策」で対立を煽ることを各国政府がしてきたため、
国境を越えてクルド人が協力することが難しく、独立が果たせていない。


1月12日の産経新聞に掲載された山内昌之氏の解説によると、
シリアとイラクの政情不安に乗じた自称イスラム国の勢力拡大が
結果としてクルディスタンの独立を促すことになっているという。
自称イスラム国の敵は、今やアサド政権でもバグダッドのイラク政府でもなく
クルド人だというのだ。
19世紀から分断されてきたクルド人が遂に独立を果たす瞬間、
歴史が大きく動く瞬間を
今私達は目の当たりにしているのかもしれない。

以下に山内氏の解説全文を転載するが、特に興味深いと思った部分を赤字にしてある。

【歴史の交差点】明治大特任教授・山内昌之 イスラム国とクルド独立
 中東ではイスラム国(IS)の台頭に隠れ目立たないが、大きな変動が着実に進んでいる。それは、国をもたないクルド人が、北イラクを中心に独立国家への道を歩んでいることだ。

 ISは、2014年8月にイラクのクルド地域政府(KRG)への本格的な攻撃を始めたが、それはトルコ、イラン、シリア、イラクに分散しているクルド人に国民形成と国家建設を促す大きなきっかけとなった。しかも、KRGを北イラク地方の自治政権から、米欧にとって国際政治に死活的な存在に転換せしめる触媒にもなったのだ。

 KRGとISは、イラクとシリアにまたがる地域を迅速に占領することで、国際的に承認された既存の国境線をぼやけさせ、イラクとシリアの分裂が残した政治的真空を満たそうとしている。双方ともに、自治の強化や独立国家の既成事実化を図るために、1千キロにわたり直接に「国境」を接する互いの存在を強く意識するようになった。かれらは、相手を映し出す鏡におのれの姿を見ているのだ。

 そもそもISがKRGと衝突したのは、昨年6月にISがイラクのティクリットとモスルを占領した同じ月、KRGがISの狙う石油地帯キルクークを占領したからである。イラクのクルド人支配地域が40%ほど拡大するに及び、ISにとってクルドとの対決こそ主要軸となり、バグダッド政府やアサド政権はゲームの脇役に追いやられた

 ISは、6月に指導者バグダディをカリフ(預言者ムハンマドの代理人)とするイスラム国家の建設を宣言した。こうしてシリアとイラクとの国境が無視されると、領土的に新たな「無人地帯」が現れた。それは、クルド人とISが影響力を競い合う地域と言い換えてもよい。

 国境線の希薄化はクルドにも利点がある。12年夏にシリアのクルド人地域(ロジャヴァ)は事実上の自治を獲得し、KRGとの協力と新たな共通国境を模索した。ISによるKRGとロジャヴァへの攻撃は、対立していたシリアとイラクのクルド人に共通の敵と対決する必要性を痛感させるに至った。

 この機運は、4国にまたがるクルディスタンの全体に広がった。
イラン・クルディスタン民主党の部隊は、KRG国防省の指揮下にあるアルビルの南西地域に派遣され、トルコのクルディスタン労働者党とそのロジャヴァの直系組織たる人民保護軍は女性も含めてシリアとイラクでISと戦っている。

 いちばん劇的な変化は、長くイラクの一体性を主張してきた米国で起きた。オバマ大統領はISに対抗するクルド支援の必要性に寄せて、イラクと別にクルドの名を明示的に挙げるようになった。米国をはじめとする有志連合による空爆は、不活発なイラク国防軍のためでなく、戦場のクルド部隊のためなのである。有志連合はKRGに依拠する以外に対IS地上戦略の足がかりがないのが現状なのだ。

 クルド民族は、かれらの歴史と伝統において異次元の世界に入ったといえよう。その独立国家宣言は時間の問題のように思える。
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庭の片付け

2015年01月26日 | ガーデニング・花
昨日の午後三時過ぎから1時間ほどかけて、夫が庭のシラカシを剪定してくれた。

例年は11月か12月初旬には済ませる作業だが、今シーズンは延び延びになっていた。
その間に何度か雪が積もったため、天辺の枝が大きく傾いでしまった。
お隣にかなりはみ出しているのに気付いた夫が
「今日中にやっちゃおう!」と動いてくれた。


大量の剪定枝。
その片付けは今日の午後。いつも通り私の担当だ。
外に出るとぽかぽかと暖かい。
そういえば3月下旬並みの気温とか言っていたっけ(最高気温12.4℃)。

まずスコップを持ちだして、日陰の雪を日当たりのよい場所や道路に広げた。
それから車を少し前に出して、枝を束ねる場所を作る。
するとフェンスのゼフィリーヌ・ドルーアンが気になり
ついつい誘引作業を始めてしまった(汗)。

結局剪定枝に取り掛かったのは16:30。
今回はヒモで束ねることにして、長い枝は折りながら四つの束が出来上がった。


17:40 もうすっかり暗くなって、フラッシュを使って撮影。


縁側に二束。あと二束は裏手に運んだ。
木曜日に燃えるゴミの回収に出す。


今冬最初の薔薇作業でゼフィリーヌの誘引完了♪


以前の日記をチェックして、3月上旬に庭に花があるか調べた。
クロッカスとスノードロップは2月から咲き
クリスマスローズも咲き始めている年がある。
クリローがブーケに使えたら嬉しいんだけど・・・。

20:00前から雨になった。
窓を閉め切っていても雨音が聞こえるほどに強い降りだ。
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ブーケ作りの準備 庭のグリーンをチェック

2015年01月25日 | ガーデニング・花
11月29日の記事に書いたように、長女のウエディングブーケに挑戦する。
本当は昨年のうちに作ってみるつもりだったが
正月に向けて花の値段が上がり、成人式もあったので
値下がりするまでしばらく様子を見ていた。
今週末に長女に会う予定なので、いよいよ試作してその時に見せようと思っている。

5月から10月なら庭の薔薇を惜しげ無く使えるのに
残念ながら3月上旬では庭に花は全くない。
ならばグリーンとして使えるものがないかと庭を見回った。


クリスマスローズは以前コサージュに使ったことがある。




ローズマリーとラベンダーは隙間に入れる使い方が出来そうだが、香りがきつ過ぎるかも。


セラスチウムは華奢すぎて無理。


初雪カヅラはたっぷり繁っていて葉の大きさも色々。


チェリーセージ


エメヴィベール。葉を引っ張っても落ちず、しっかりしている。

他に常緑のアイビーが少し見つかった。
真冬でも意外と緑はあるものだ。

最有力候補の初雪カヅラを一束切って、
一部を花瓶に活け残りはそのまま室内に置いた。
萎れていく経過を観察して、持ちがよさそうならブーケに使ってみたい。
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思いもよらぬ来訪者(^^)

2015年01月24日 | ガーデニング・花
隣組(りんくみ)9件に配布物を配ろうと外へ出ると
家の前の道を見知らぬ車がゆるゆると走って来た。

右手の2件にポスティングして家の前まで戻ったところ
運転席から男性が降りてきて
「こちらのお宅の方ですか?」と聞く。
ええ、そうですよ。
すると
「あそこの丸いの、あのゆらゆらしているの・・・」


このネームプレートのことらしい。

「あれはどちらで手に入れられたんですか?」

ああ、あれが欲しいってことなのか。

「あれは、上田の方が作られたんですよ~」

「ええ、作ったの、私なんです!」

な、何ですって!

聞くと、お知り合いがこの近所に住んでいて、
「あなたのネームプレートを使っている家がある」
と教えてくれたので、見に来たのだと言う。

わざわざ探して来てくださったわけだ。
本当にビックリしたし、とても嬉しかった。

そもそもこのネームプレートはさかきのバラ祭りの売店で見つけて
ご本人から直接購入したものだ。
2012年6月10日のことで、記事にもしていた。

地元ではかなり有名なガーデナーのご夫婦で、特にハーブが素晴らしいと聞いている。
少しお話しして、
花の季節になったらお庭に伺わせて下さいね
とお願いして、お別れした。

こんなことってあるんだね^^
見に来てくれる方がいるのだから、サボり気味の庭も気合いを入れ直そう♪


残りの7件にも配布を済ませて
14:50 夫と散歩に出た。


風は冷たいが快晴で空がどこまでも青い。



1時間半歩いて、ドラッグストアで買い物をして
16:20 帰宅。
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呆れた母親の記者会見

2015年01月23日 | 社会、読書
テレビを付けたら、自称イスラム国の人質・後藤健二氏の母親の記者会見をやっていた。
またまた日本外国特派員協会である。

石堂順子と表示されていて、
「名字が違うんだ!」というのがまず気になった。
すると
「昨日、その奥さんと名乗る方と始めて電話で交信いたしました。」
と言うから驚いた。
奥さんと名乗る方?
今まで全く行き来がなかったわけ?
じゃあ、要するに息子夫婦とは絶縁状態だったということか。

「自宅前で記者に囲まれて取材を受ける」とか
「書面でコメントを発表する」というくらいならまだしも
外国特派員を集めて賑々しく記者会見をする母親に違和感を感じた。

そのうち「原子力反対」みたいなことを言い出したので、
これは一体何の会見なのかとあきれ果ててしまった。

その後、この石堂順子というのが何者かが分かった。
ピースビーンズジャパンという
「弱者の救済を行い、広く社会に貢献することを目的」とした団体の
理事長だそうだ。

この母親は
絶縁状態の息子が事件に巻き込まれたことを千載一遇のチャンスとして
自分の主義主張を世界に向けて発信したわけだ。
しかも、原子力反対だの戦争反対だのと、脈絡無く喋っているが
実は一番肝心のことを分かっていない。

―先ほどより、"イスラムの方々"と口にされていますが、健二さんを捉えている団体は「イスラム国」という団体で、イスラムの国々の8割、9割で"これは本当の国家ではない、そしてイスラムの信者のやるようなことではないことをする団体だ"と非難されていることはご存知でしょうか。
イスラム国が傭兵や犯罪者だったり、社会に不満のある人々による組織であることはご存知でしょうか。また、例えば地域の色々な諜報機関の出先である、とまで非難されている。
「イスラムの人々に」とお話をされていますが、彼らが必ずしもイスラムを代表するものではないということをご存知でしょうか。(シリアの記者)


そこまでは存じ上げておりませんでした。失礼いたしました。
(記者会見全文書き起こし記事はこちら

これはもう、話にならないレベルだ。

昨日の記事に、「同胞である彼らが生還できればそれに越したことはない。」
と書いたが、
当人どころか親までがこれじゃあ、
生還しても日本国にとっていいことはないかもと
すっかり冷めた気持ちになってしまった。

それと、この状況下で
身代金を払え!安倍政権の責任問題だ!
と騒いでいる人々を、しっかり記憶しておきたい。
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自称イスラム国による日本人人質事件

2015年01月22日 | 社会、読書
自称イスラム国は、昨年8月と10月に拘束した(らしい)日本人二人を人質にして
我が国に対して2億ドル(約240億円)の身代金を要求してきた。
自称イスラム国はテロ組織であり、

1.身代金はテロ組織の活動資金となり、組織を強化しテロを他地域まで広げることに繋がる。
2.身代金を払えば、日本人は「金になる」として、今後多数の日本人が狙われる危険が増す。

ことから、びた一文身代金を払うべきではないし
すでに日本政府の方針も、その点では固まっているそうだ(青山繁春氏)。

また人質の二人は、渡航制限区域であることを知りながら
自発的に自称イスラム国支配地域に入った点で、同情の余地はない。
もちろん、普通の親が「アホでも我が子」と我が子の無事を願うように
同胞である彼らが生還できればそれに越したことはない。

但し日本の国益が断固として最優先である。

一方、この事件を利用して政権批判に精を出す勢力がある。
メディアも安倍総理のカイロでの演説が挑発的だったとか
自称イスラム国とどう向き合うべきか、など。
テロ集団など一国が「向き合う」ようなものではないだろう。
事件発生から三夜連続でBSフジプライムニュースを見たが
反町キャスターのピント外れっぷりがひどかった。

同志社大学系列の中田氏が日本外国特派員協会で記者会見などしていたが
彼は日本人の若者を自称イスラム国に送り込もうとして
直前に公安当局に阻止された人間だ。
あの時も、日本人の若者が行けば人質にされる危険性が指摘されていた。
要するに中田氏は、日本人の顔をしているが「テロ組織自称イスラム国」側の人間ということだ。

同様にこの件に関わって家宅捜索されたジャーナリストも記者会見を開いたというが、
この局面で外国人特派員に向けて政府批判をするなど、売国奴としか思えない。

1977年にダッカ事件という人質事件があった。
当時の福田赳夫総理が、犯人側の要求を丸呑みし
身代金(当時で16億円)を支払い、服役中の仲間達を釈放した。
これが切っ掛けになって、以後テロ組織の人質事件が多発するようになったと
国際社会では普通に認識されているという。

今から思えば「なんという馬鹿な対応を」と思うが
当時の日本人・日本政府が世間知らずの甘ちゃんだったということだ。

今回の事件は不幸なことではあるが、1977年以降国際社会に植え付けられた
「テロに弱腰の日本」という汚名をすすぐ
絶好のチャンスととらえることも出来る。

安倍総理と日本国政府には、我が国と国際社会にとって最善の対応を期待しているし
間違いなくそうなると思っている。
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ニューバイクの打ち合わせ♪

2015年01月21日 | 自転車
1月9日にやまめ工房の堂城さんからメールが届いた。
「新しいバイクの件、そろそろ動き出して、雪解けとともに新車に乗れるようにしようと思いますが」
2014年9月30日の記事参照)
日程を相談して、今日の午後安曇野のやまめ工房に伺った。


松本駅13:09発の大糸線に乗る。


大糸線は6番ホーム。
いつもほとんど車で移動するから、多分30年ぶりの大糸線。


13:40 有明駅で下車。ホームから北アルプス方面。


駅舎。風情があっていい。

駅まで迎えに来てくれた堂城さんの車でやまめ工房に向かい
早速打ち合わせを始めた。

まず、ブレーキレバーのメーカーによる違いを体験。
カンパニョーロのブレーキレバーは人差し指と中指の2本で軽く引ける。
今使っている105だと結構力が要るのに比べて格段に楽である。
シマノでも新しいアルテグラでは、かなりカンパに近く握りやすかった。
シフトレバーの操作性はカンパの方がいい。

「カンパのブレーキは利きが悪いよ~」と以前次男に警告されたが
それはその通りで、でもじわっと利くほうが下りやすいというのが堂城さんの意見だ。
私はそもそもが低速ライダー(汗)なので、鋭敏なブレーキでない方が安心だと思う。
というわけで、コンポはカンパで決定!

次にローラー台にセットした千絵さんのバイクを使って、サイズ出し。
それからフレームの検討に入った。


吊された沢山のフレーム

「カチカチコンコンしない自転車」というのが最優先なので
フレームはカーボンのつもりだったが
「カーボンはね、よく割れるよ~」
「輪行中にホイールが当たってヒビが入った例もあるし
最短では納車して3日目に、落車して弾みで足がトップチューブに当たって割れちゃったとか。」

10万20万するものがそう簡単にイカれちゃったらショックで立ち直れない(汗)。

私はちょこちょく輪行するし、宅配便で送ったりもする。
この時点で、カーボンは除外になった。

しなやかな乗り心地はクロモリがいいが、重さがネックだ。
次男が札幌から各駅停車で帰省途中、
重さにめげて青森から自転車をヤマト便で送ってきたのは、記憶に新しい。

結局、堂城さんのアドバイスに従って
GUERCIOTTI(グエルチョッティ)のアルミフレームを選択した。
私は全く知らないイタリアのブランドだが、
帰宅してから調べて、世界的には評価の高いブランドだと分かった。

このフレーム(堂城さんがストックしているもの)を好きな色に塗装し直す。
ネームも入れられるかと質問したら、むしろステッカーを作って貼るのがお勧めだと言われた。
なるほどね^^

フレームを比較的安価なアルミにした代わりに、車輪まわりにはお金を掛ける。
マビックの手組ホイールを堂城さんが組んでくれる。
なんでもパリルーベ仕様らしいから、路面からの衝撃吸収性はバッチリだ♪

タイヤ幅は23か25か?
「25は今は流行だから。どっちでもいいんです。」だそうです。

ハンドルは400~470ミリまで数種類を手に持って振り回して
ちょうどよいサイズを確認した。

1時間半以上を掛けて十分に相談して、ついにニューバイクの構成が固まった。
3月7日の長女の結婚式が済むまでは私も慌ただしいので
納車は3月のお彼岸前にとお願いした。

打ち合わせの合間にはトレーニングやストレッチのことも色々と教えて貰った。
次男が2月の岩岳ウインタートライアスロンにエントリーしていて
その前にMTBのスクールに入りたいこともお伝えした。

親子揃って、諸々お世話になります^^




帰りも車で有明駅まで送っていただき
15:56発の大糸線で松本に戻った。
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次男の悩み事

2015年01月20日 | 家族
1月3日のスケートリンクで、次男と二人で話しているとき
長男が滑っているのを見ながら

次男:兄ちゃんって一つのことにずっと集中して続けてるよね?
私 :まあ、そういえばそうかもね。
次男:俺って、いろんな事をちょこちょこやって、全部中途半端なんだよね。
私 :え、そうなの?
次男:最初が小学校の時のサッカーで、水泳、軟式テニスに硬式テニス、スキー、自転車。大学入って、トライアスロンとボード。スケートもやりたい。でもどれもあんまり上手くなってないし。
私 :いや、色々なスポーツにチャレンジするってのはいいことだよ。それに兄は進路変更したよ?

長男は元々は鉄道関係志望だったが、途中で音楽をやりたいと進路を変え高校に入り直した。

次男:でもその後はずっと音楽で来ているでしょ?
次男:進路にしても大学受験の時には国際公務員になることしか頭になくて、受験先だってそれだけで選んできたのに、実際に入ったらやっぱり他のことが面白くてやりたくなってるし。

なるほどね。そういう悩みがあるのね。

でも、色々なことに興味を持ってやってみるのは、すごいことだと思う。
チャレンジ精神、進取の気性は誰にでもあるものではない。
今は中途半端に思えることが、将来そこに戻って集中できる対象になるかもしれない。
私も61年生きてきて、
今まで経験したことで無駄になったことなんて、何一つ無いと思っている。

一番大事なのは自分の特性を肯定的にとらえることだ。

例えば一つのことにこだわり熱中することでも
融通性がない、頑固だ、視野が狭いなどと否定的に見ることも出来るが
持続力がある、集中力がある、ぶれない、自信をもっているなど肯定的にも評価できる。

色々なことに手を出して、どれも中途半端?
いいえ。
それは好奇心旺盛で、新しいことへのチャレンジを躊躇しない心の強さだ。
しかもまだ19歳。
これから生きていく道を見つけるための準備段階だ。

大学に入ってこれまで考えていたのと別の道を見つけたとしたら
それだけ幅の広い大学でラッキーだったわけだ。
もしI○Uに入学していたら、もう他の進路なんてあり得なかったはず。
迷う余地がないのは楽かもしれないが、あまり面白くない。

国際貢献という分野に興味を持ち、勉強したり調べたことは
例え他の方向に進んだとしても、いつか必ず役に立つと思う。
語学が得意であることは何をやるにも武器になるだろう。

自分を客観的に見て短所を知ることは大切ではあるが
同じことでも短所にも長所にもなるなら、そこは長所として
自分を肯定的に受けとめる方がいい。


子供達には
高みを目指し、悩みながらもすくすくと伸びていってほしい。

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ほんやくコンニャクを早う!

2015年01月19日 | 社会、読書
グローバル化に邁進する我が国では文部科学省が
小学校3年生から英語教育を導入しようとしているが

何だっ?この植民地根性は!?

と言いたい。
日本人は確かに英語が得意ではない。
当たり前だ。
過去も現在も、日常生活において英語をほぼ必要としないのだから。

明治時代に西欧文化を取り入れたとき
先人達はそれまで日本になかった多数の概念や専門用語を翻訳して和製漢語を創り
我々が日本語だけで十分な高等教育を受けられる環境を作ってくれた。
私達は大学の授業を日本語で受けるが、
これはアジアアフリカ諸国では考えられないことだそうだ。
欧米の植民地であった国々では高等教育は旧宗主国の言語で行われる。
フィリピンでは既に中学校から数学・理科は英語で行われていると聞いた。

ついでに言うと、かの「中華人民共和国」の国名で使われている
人民と共和国は和製漢語である。

つまり、日本人が英語、というより英会話が得意でないことは
恥ずかしいことでも何でもなく
輝ける歴史を持つ国である証として誇ってもいいくらいのことなのだ。


正論2月号で「英会話不要論 行方昭夫著」についての松浦光修氏の書評が面白かった。
その一部を抜粋する。

ーーーーーーーーーーー
 平成の御代がはじまったころ、私は「セミリンガル」の男子高校生に出会った。「セミリンガル」とは「一つの言語も満足に出来ない人」である。その高校生の場合、裕福な両親が自分達の息子を、当時流行のバイリンガルに育てようと、アメリカと日本を往復させ、そのあげく、”へんな日本語”と”へんな英語”しか喋れなくなったのである。悲劇的というほかない。
 しかし今、どうやら文部科学省は本気で、全国の子供達を「セミリンガル」にしようとしているらしい。
  (中略)
 著者は文科省の英語教育の路線を、「無謀」、「愚劣」としつつ、こう断言する。「日本の小学生が英語を早期に学び出せば、ペラペラに喋れるようになる・・・などというのが、どれ程ひどい妄想であるか」と。しかし今、「中教審、政府、自民党、実業界」は、その妄想にとりつかれている。
ーーーーーーーーーーー

母国語をしっかり身につけてから必要に応じて英語なり他の外国語を学べばいいのだ。

私が思うに、全国の小学生を実験台にするよりもはるかにいい方法がある。

それは「ほんやくコンニャクの実用化」である。
ほんやくコンニャクとは、どらえもんの道具の一つで
これを食べれば話す言葉が自動的に相手の言語に翻訳されて聞こえるし
相手の話す言葉は自分の言語で聞けるというもの。
真面目な日本語で言うと、「携帯型同時翻訳装置」である。

既に文字を入力しての翻訳ソフトはそこそこ使えるし
音声認識する機械も今では珍しくない。
第三の矢の目玉として、
「携帯型同時翻訳装置」の開発に人員と予算を集中させれば
我が国の技術レベルを以てすれば、数年で実用化が可能であると私には思える。

最初は相手の言葉が自分の母語になってタブレットに表示されるくらいのものでも
かなり便利、あると無いでは大違いだ。
取りあえずコミュニケーションはこれで取れる。
普及すれば精度は加速度的に上がり、価格も下がっていく。
日本語←→英語を手始めに、様々な言語に対応させていくなら
無限の成長産業にもなり得る。

そして何よりも、日本人を「セミリンガル」化の危機から救える。


かつて仕事の都合で夫と別居して子育てしていた頃
ドラえもんの道具で一番欲しいのは「どこでもドア」だった。
今は絶対に「ほんやくコンニャク」が欲しい。

ほんやくコンニャクを早う!!!
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