桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・10・22

2011年10月23日 | Weblog
昨日受けた大腸の内視鏡検査の余波は今日もまだ続いている。約二日間桃井的には絶食状態だったので、その反動で食べ過ぎてしまって、お腹がパンパンに張ってズボンのベルトが閉めにくくなったりしているのだけど、それより何より検査が終わった後、俺の大腸の写真を見ながら美人女医が云った一言「この黒点が気になるので組織検査に廻しました」云々。確かに写真を見ると胡麻みたいな黒い点々が粘膜についている。初期のガンだったらがん保険が200万下りて店のピンチを救えるのだけど、なんてバカな思いが過ったが、結果は一週間後だ。でも、とにかく疲れた。半日の間に20回以上排便すると体力的にしんどくて、その日は横になっていたかったのだが、今日バイトを頼んでおいたO君が予定が入って駄目になったので、殆ど這うように部屋を出る。店は金土日と寺山修司作の「毛皮のマリー」。予約は60人近く入っているそうだし、料理の注文が殺到したら肉体的にしんどいし、どうしようと思っていたけど、観客数の割りにはドリンクを含めてオーダー数は少なくてて、ホッとするやら拍子抜けするやら。バーカウンターは金曜日なのに(だからか)暇。それでも11月に近所の公園で「大いわき祭」をやる映画監督兼教育評論家のHさんの一党が2時近くまで。閉店後、ラーメンを食べたくて六本木まで歩くが、目当てのラーメン屋は超満員で順番待ち。仕方なく近所でたこ焼きを買って部屋で食べようとタクシーに乗ろうとしたのだけど、こっちも空車はない。そんなバカな、いつも六本木交差点は空車で一杯じゃないかと喚いてみても、土砂降りの雨と金曜日が重なったのが原因か飯倉交差点まで歩いても空車はなし。頭にきて麻布十番まで一人黙々と歩くが、駄目。びしょ濡れになりながら古川橋まできた時に漸く一台の空車に救われたけど、大腸の内視鏡検査で疲れ果てたと云うのに、帰りまでこんな重労働を課すなんて、神様よ、なんか俺に恨みでもあるんかい?と毒づきながら、部屋で一人醒めたたこ焼きを食べて寝たのが4時半で、それなのに8時過ぎにはトイレに行きたくて起きてしまう。神様から様を省いて、神よ、てめえには情けってもんがねえのかって呻くと、もう眠ることは出来なくて、サバの干物を焼いて、卵入り納豆と韓国乗りと佃煮、それに若布とネギの味噌汁を用意して一人で朝御飯。けど、それでも今日はマチネ公演もあって12時半までに店に行かなくてはならなく、結果時間がギリギリになってしまって、8時に起こしてくれたことを神サマに感謝した今日、バーカウンターのお客さんは、大阪勤務になっても上京するたびに店に寄ってくれるS新聞社のUさん、今日の芝居を見に来てそのまま飲んで行ってくれたSさん、昨日に引き続いて映画監督兼教育評論家のHさん、プロデューサーのKさん、来年は80歳になられるという元日活のスクリプターで脚本家でもあるSさんと新人女性脚本家のOさん、それとどんな店か分からずフラッと入ってきたのにSさんたちと共通の知り合いがいて長い時間いることになった近所に住むTさんという美人。昨日一昨日と完全禁酒だったけど、今日は解禁とばかりに部屋で「酔心米極」をグイグイ飲む。この日本酒、かなりいける★コレドプレゼンツ「津森久美子ファドライブ」11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」11/24(木)~12/1(木)午後6時より。入場無料。