桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・10・9

2011年10月10日 | Weblog
昨日は四回目の結婚記念日だったけど、お昼に部屋を出る時にMはいなかったしし、店にも来なかったので、一度も相手の顔を見ない結婚記念日になった。それでも夜中というか今朝方部屋に帰ったらベッドにMが寝ている。何か話しかけてきたけど、話す精神的体力的余裕はなく、すぐさま爆錘して睡眠時間4時間で11時までに店に出る。今日はマダマダムーンの公演の最終日。12時と4時に開場ということでお昼の部はフードが出るだろうと店に着くなり料理を作って出来るだけカウンターに並べたが、今日はお客さんが少なかった上にフードのオーダーも二つだけで、ちょっと拍子抜けする。開演後何も食べてなかったので一人すき焼して食べる。美味い。食べ終わるとテーブルの上にお金を並べて昨日一昨日のお金の計算と帳簿つけを始めるが、途中で物凄い睡魔に襲われて電卓叩きながら眠っている。さすがに疲れている。帳簿つけは諦めて終演まで「本格的に仮眠」する。でも、それで少し元気が回復して近所のスーパーまで買い物して1時間後に開場する夜の部の準備にかかる。日曜日の夜は一般的にお客さんが少ないと言われているし、この公演も20人いくかいかないかだったみたいだけど、それでも公演できるのがウチのスペースのいい処だ。でも、一般の営業はしてないし、開場から開演、そして終演から撤収までの5時間もの間どうやって時間を過ごそうか悩んでいたら、もう30年ものつきあいになる女性編集者のYさんが普通営業してないのにフラリと来店して高いワインをオーダーし、残ったフードも一杯頼んでくれて、俺の時間潰しにつきあってくれる。過去は振り返りたくない。でも、昨日の深夜うどんを食べたAさんも今日のYさんも、今もイキイキと人生を送っているけど、ついつい出会った頃の二十代のキラキラした顔を思い出して「あんた、いい女だったねぇ」と心の中で呟いてしまう。出来たら俺が死ぬ時、二人がそばにいたらその台詞を呟いてから死んでみたいと思うし、万が一俺の方が見送ることになったら、その台詞をあの世への手向けの言葉にしてやろうと思ったりする。10時過ぎに打ち上げも終わってみんなも引き上げ、Yさんも帰ってしまったので、軽く後片付けをして11時過ぎに帰宅。便意を催しトイレにいき、終わった後お尻を拭いたらトイレットペーパーが血で滲んでいる。痔になったかと水を流そうとしたら便器が真っ赤になっているのに気づく。これって昭和天皇崩御の時に言われていた下血?病気に詳しいSちゃんに電話して聞いてみると調べてくれて大腸にポリープが出来ているのかもしれないと脅かされる。だったらやばい。休み明けに病院へいこうと思うが、呑気な俺はいつの間にか疲れて眠っている。★コレドプレゼンツ「津森久美子ファドライブ」11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」11/24(木)~12/3(土)午後6時より。入場無料。