桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・2・20

2011年02月21日 | Weblog
お客さんに来て貰うにもお客さんの濃さによっては体力が必要な時がある。例えば今日は雑誌「K」の映画賞の授賞式があったのだが、主演男優賞のT、主演女優賞のT、助演男優賞のE、助演女優賞のAと皆が皆、ウチの店と親しい俳優さんたちなので、授賞式の終わった後、お祝いの飲み会をやってくれないかと俳優事務所社長のBさんから頼まれたのだが、この四つの強烈な個性と対応するには、現在体調不良の俺にはとても無理なので、断ってしまう。でも、本当に無理。バテバテなのだ。先週の連休三日間はベッドの中にいて、連休後はO君が体調不良で休んだ為に早く店に出なくてはいけなくて、この日曜日が来るのをどれだけ待ち望んだことか?この四人をお祝いしたい気持ちは山々なんだけど、今日は母を呼び出してひっそりトンカツを食べる方を選んでしまう。そんな体調、精神状態の日曜日。本当はトンカツ屋に行く前に昨日見たDVDを返しに行くつもりだったのだが、日記に「映画じゃない」とまで書いてしまったことに心が咎めて、こんな体調な時に見た映画はいい印象を持たないだろうし、一度見たきりで映画の評価を決めてはいけないと、延滞料金を取られるけど返却を中止して、トンカツ屋から帰った後、もう一度「K」を見直してみたのだが、昨日より評価が下がる。結末を知っているだけに何のサスペンスも持たないということもあるけど、この監督はエイズを遊び道具にしているとしか思えない不快さが込み上げて来る。原作にそうあるんだろうけど、だったら漫画にするな!と思わず画面に叫んでしまった俺。こんな不快にさせられた映画はM監督の「Mアワー」以来だ。