桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・1・31

2011年02月01日 | Weblog
本の力って侮れない。昨日何気なく読み続けた久世朋子著『テコちゃんの時間』に、この数日続いていたすさんだ気持ちが和らげられた俺は、突然「川越の鰻」が食べたくなって、Mを誘うと大崎発川越行きの急行に飛び乗っていた。川越は小江戸と呼ばれる埼玉県南部にある古い街。でも、その街で美味い鰻が食べられるという情報がいつ俺のアンテナにひっかかったか覚えてないが、俺の中ではもうすっかり『川越=鰻』という数式が出来上がっていたのだ。大崎からジャスト60分。ちゃんとした旅じゃないけど、ちょっとした旅だ。俺は気分転換にこんなことを求めていたのかもしれないと思いつつ、蔵のある街を散策する。そしてその一角に鰻屋が三軒続けてあって、どの店にしようか迷いつつも店構えに惹かれて一軒の店『H』に入ってみる。それは正解だったみたいで、蔵を改造して作った店内は風情が溢れていてすっかり旅気分。おまけに昼間から熱燗を飲みつつ待っていて出された鰻重がちょうどいい焼き加減で大満足。その頃になるとほろ酔い気分も手伝って昨日までの鬱気分は何処かに消え去ってしまっていた。本の力も凄いけど旅の力も凄い。5時に店へ。早い時間、近所のシルバーモデルのMさん、格安旅行会社のKさん、映画監督兼教育評論家のHさん、A芸能のIさん、しばらくして有名脚本家のKさん、プロデューサーのSさん、Tテレビの女性プロデューサーのSさんたち。遅い時間に女優のKさんなど。早い時間に起きて昼から日本酒を飲んで、店でもIさんやKさんに奢られて焼酎を飲んだ俺は1時前にはもうダウン。お客さんがいるのに舟をこいでいた。でも、舟は鬱じゃ漕げない。舟を漕ぐだけの力は戻ったということか?
★夕刊FのUさんの歓送会
年間来店数ベストワンを三年連続していた夕刊FのUさんが大阪に転勤することになってたので、交遊のあった方々で歓送会を以下のように開きたいと思います。出席ご希望の方は当日までにお店宛にご連絡ください。
日時・2/2(水)19時より23時まで。会費(男性5000円女性4000円)