桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・2・8

2011年02月09日 | Weblog
食事の準備をしていたら税理士のY先生から決算が終了したとの電話。消費税を今月中に60数万払えと言われたこともだったが、それより何よりこのままの借金体質でいくといづれ会社が破綻すると宣告されたことの方がショック。確かに政策金融公庫からの借り入れが去年の九月で900万円を超え、他の借り入れも合わせると一千万をオーバーしているのに、売上は大して伸びてないのだから、近い内にまた運転資金のショートが起きることは間違いないし、そのときにはまた借金しなければ会社を続けられないとなると、破綻していると言われても仕方ない。だったらどうするか?という話になると、売上が飛躍的に伸びる要素はないのだし、俺の役員報酬をなしにすることしか方策はないと言われる。でも、俺の生活費をゼロにするということは俺は他で働いて収入をえなくてはならないし、となると俺に代わって働く人間を雇わなくてはならなくて、その人の人件費のことを考えたら結局俺が役員報酬を取るのと変わりないという盾と矛。いや、時間給として換算すると俺の時給は800円強。今時800円じゃ誰も働いてくれる訳ないし、俺の代わりに誰かやって貰うとすると結局今より人件費はかかってしまうのだ。でも、確かにこのままの借金体質で進んでいけば、借りているのは会社でも俺の個人保証がしてあるんだし、店を何かの事情でやめたりしたら俺の肩に一千万の借金がかかってくる訳で、60代半ばに差しかかってその金額はちょっと無理。とすれば、借金体質のまま突っ走って行くしかない訳で、これってかなりアナーキーなんて「自画自賛」してしまう二月の宵は、ぶり返した寒さでお客さんは殆どおらず、遅い時間になって有名女性脚本家のTさんが来てくれて、先日俺がこのブログで久世朋子さんの本「テコちゃんの時間」を誉めたことを、いい誉めかたをしたと俺を誉めてくれるという複雑なことをしてくれる。且つ著者の朋子さんに電話して、もっと誉めてあげなさいと電話を代わられてしまい、お互い戸惑った会話をしてしまったのだが、元々は俺がこの日記で呟いたことだ。俺がこの日記で吠えたり、泣いたりしたことが不特定多数の人に伝わってしまうネット社会。誰か今日の日記を読んでウチの会社にM&Aを仕掛けてくれる奇特な方はいないもんだろうか?
★2/12(土)は都合により臨時休業いたします。従って2/11(金)の建国記念日から2/13(日)まで連休させていただきます。