桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2009・2・3

2009年02月04日 | Weblog
閉店して、さて今日は何を食べようかとMに聞いてみたら、「太巻きを買ってあるから後はイワシね」と訳の分からないことを云う。「何でイワシ?」「じゃけん今日は節分よ」と当然の如く云われても、節分にイワシを食べるなんて知らない。「何云うとるん?節分はエホウマキとイワシじゃけん」は?エホウマキ?何それ?どんな字?「恵・方・巻」知らない。61年生きてきて「恵方巻」なんて聞いたことがない。どうやらイワシと一緒に食べる太巻きのことらしい。Mの話では、卵やガリなど七種類の具の入った太巻きをその年の方角(今年は東北東らしい)に向けて「縁を切らず」食べるのだそうだ。子供の頃からずっとやっているらしい。コンビニやスーパーでは恵方巻き(太巻き)フェアをやっているらしい。去年もやったっけ?やったと思う(とこれは曖昧)。だったらどうして俺は知らないんだ?そんな有名な行事を忘れてしまう程ボケが始まっているというのか?いや、七草粥だって甘酒だってチマキだってカボチャだってチョコレートだって七面鳥だって、行事にまつわる食い物はちゃんと覚えているし、食べている。それだけど、節分に恵方巻きとイワシを食べるなんてホント2009年2月3日深夜まで知らなかったのだ。どうしてなんだ?俺だけならともかく、最初の結婚生活でも二回目の結婚生活でも何もしなかったし、しようとも言われなかった。ちょっとしたカルチャーショックを抱えながらMに言われるまま深夜スーパーでイワシを買う。確かにスーパーではイワシフェア?をやっている。一本百円の丸干しイワシを四本買って、部屋に帰った俺はまだ疑心暗鬼のまま深夜イワシを焼く。そしてイワシと一緒にMが買ってあった直径4センチ近く、長さ15センチはある恵方巻き(太巻き)を東北東に向けて願い事をしながら食べる。それにしても何でイワシなんだ?何で太巻きなんだ?お蔭で生まれてからずっとして来た豆まきをすっかり忘れてしまっていた。
★2/14(土)の五周年感謝パーティに参加予定の方、広島から牡蠣を取り寄せる都合がありますので、出来たら今週中にご連絡いただけると幸いです。