Aさんに2500万円出してくれませんか?と電話してみた。2500円じゃない。2500マンエン。知り合いの監督の次回作への出資金の一部だ。馬鹿言ってるんじゃないよと怒鳴られるかと思ったら、とにかく話を聞く為に監督に会いたいと言われる。どうなるか分からないけど、もしも実現したら俺を仲介素通りして2500万と云う大金が動くことになる。こんなことは乃木坂に店を作る時にみんなから三千万円近くを集めて以来だ。そう、あれから五年なのだと、Aさんの電話を切ってからつくつぐ思う。金曜日には五周年を記念しての『新井英一LIVE』、土曜には『感謝パーティ』と大きなイベントが続くもんだから、かなり緊張気味の俺。でも、その緊張が心地いい。五周年を祝うのだからダラダラしていてどうする?と思いながら店へ。金曜と土曜と連ちゃんする常連の人もいるし、今日はお客さんが少ないだろうとは思っていたけど、十時頃までお客さんはTテレビのOさんきり。お蔭でテレビ論、メディア論、演劇論をOさんとたっぷりお喋りすることが出来た。それでも遅くなって、悠々年金生活のSさん、I制作会社のMさんたち、映画プロデューサーのMさんたち、俳優兼声優のHさんが土曜日のパーティに来るにも関わらず来店してくれて、何とか店としての体面を保つが、売上は37000円余。嗚呼、25000000円と37000円の俺を取りまく金銭事情!※金曜日は『新井英一LIVE』の為、11時近くまで貸切り状態になります。不悪。