桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2009・2・15

2009年02月16日 | Weblog
朝起きて、シャワーを浴び、珈琲を飲みながらゆっくり新聞を読む。読み終わるとこの日記を書く。今日はそんな優雅な時間がいつもより長い。いや、意識的に長くしていたのか?それが終わってしまえば、休日なのに店に行って昨日のパーティの後片付けをやらなくてはならないのだ。昨日の残り物で軽い食事をする。貰い物のケーキを食べたりする。何とか出かける時間を延ばそうとする。でも、そんな時間延ばしをしていたら、あっと云う間に夕方になってしまう。Mと一時間だけと約束する。一時間きりなら働く内に入らないだろうと自分を納得させ、二人して店に出向く。予想以上の惨状だ。昨日みんなに手伝って貰って生ゴミの処理をした筈なのに、ドアを開けた途端、生ゴミの匂いが鼻を襲う。それもその筈、まだ身のついた生牡蠣の殻が約200ヶ、この陽気で茹っているのだ。他にもすき焼きの卵が残った紙皿やお酒の入ったコップが散乱している。もう無言でごみ袋に詰めていくしかない。その数、45リットルのごみ袋に14ヶ分。ビルのゴミ集積場はウチの名前を書いたごみ袋で一杯になる。床も牡蠣の汁がこぼれ、つぶした発泡スチロールのかけらで汚れきっていたので、水を流し、モップと雑巾で拭き取るまでやって、約一時間半。厨房は手つかずだったけど、もうこれ以上やると折角の休日が潰れてしまうので店を出る。街は春めいている。花粉が飛んでいるのかクシャミを連発しながら、冷たい倉庫に置いた殻つきの牡蠣を心配する。昨日のパーティで取り寄せた350ヶの内、150ヶが殻つきのまま残ってしまったのだ。取り寄せてから三日間は生のまま食べられると保証されているけど、月曜日だけで150ヶは掃ける訳ないし、後はマリネにするしかない。中毒なんか糞食らえの牡蠣好きの方、月曜は一個100円で殻つき牡蠣のバーゲンセールです。