仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




高校の履修不足が大きな問題となっています。多い学校では、卒業までの5ヶ月で350時間もの授業を追加しなければならないところもあるようで、現実的には不可能ではないでしょうか。


また、もしそのような追加授業を行ったとしても、その内容はいかがなものでしょう。本当に生徒はそれについて勉強するのでしょうか。授業の理解具合を確かめるために試験を行うのでしょうか。単に出席を取るだけに終わってしまうのではないでしょうか。

高知県内では県立高校では問題は無かったようですが、私立高校で同様の事例が報告されました。
高知県では、私立校を選択する生徒はほとんど、大学進学を希望しています。このため、進学を前提としたカリキュラムを取っているために必須科目を減した授業をしているようです。


高校、大学や専門学校に通う生徒は、卒業後の進路を考えて入学しているとは思います。しかしそれが特定の目的のために、本来、学ぶべきである広い教養を犠牲にしていたとすれば、生徒達にとってももったいないことだと思います。
でも、インタビューに応じていた高校生は、大学受験・入学が目的であり、それに必要でない授業は要らない、補習があっても他の勉強(?)をすると言っていました。


かつて、個人的に頼まれて調査書の評価を書き換えて問題になったことがありましたが、今回は学校ぐるみ、あるいは所轄機関をまで巻き込んでの虚偽記載にも発展していきそうです。可哀想なのは生徒達ですが、はやく正常な状態(学校)に戻ることを祈ります。

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