仁淀川日記
土佐を流れる清流・仁淀川や、高知の自然、身の回りのできごと、日常の風景を写真で紹介




清滝寺の本尊・薬師如来像が、33年振りにご開帳されるとのことで参拝に行ってきました。


(御本尊の写真は非公開)

午後から宝物殿の扉が開かれ、大勢の人が参拝に訪れていたそうです。私たちは夕方から行われる記念講演、「お寺で授業」と題した高知女子大学助教授の青木淳先生のお話を聞くため5時前に訪れましたが、そのときも多くの人が詰めかけていました。


(投影されている写真が清滝寺・薬師如来像の横顔です)

青木先生は、高知県の仏像などを研究されている方で、清滝寺の薬師如来(国の重要文化財)を始め、県内各地の仏像を紹介してくださいました。中には秘仏とされている御本尊の写真も見せてくださり、集まった大勢の方は熱心に耳を傾けていました。


(6時半を過ぎたところですが、すっかり暗くなっていました)

講演が終わると秋の陽は既に暮れ、十七夜の赤い月が東の空に登っていました。ほとんどの人が車で来ていましたが、私たちは歩きです。懐中電灯を頼りに真っ暗な山道を降りてきましたが、途中で一人の女性と合流しました。高知市からわざわざ、青木先生の講演を聴きに来られたそうですが、麓に車をおいて歩いて登ってこられたそうで、帰りの暗い道に心細い思いをされていたそうです。


(赤い光りの帯は、高知自動車道を走る車の尾灯です)

ちょうど車を置いてきた方向に私たちも降りるため一緒に歩きましたが、あまりよくわからない山道を一人で降りるのは勇気がいったと思います。

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