緩和ケア外来に初めていらした頃も
再診の依頼があった頃も
悪くならないように細心の注意を払われていました。
とても大切なことではありましたが
いつも緊張状態でした。
ですから、怒りも焦りもありました。
今回、症状緩和を試み
週1回外来に通院される中
衰弱は進んでいきました。
ステロイドを増量し、何度となく
もうだめかと思いながらも2ヶ月間
ねばり続けることができました。
さすがに、外来通院はここまでと感じ
在宅訪問医との連携で
在宅中心にスイッチすることとなりました。
緩和外来にいらしたときも
ベットに横になってもらっていました。
「後2~3週間ですかね・・
これも、しょうがないですね・・」
ゆっくりと微笑んでいらっしゃいました。
生への困難さにあらがうことをやめられた・・
そんな風に感じました。
人の弱さの中に真の強さを見たようでした。