ルイガノ旅日記

あちこち出かけた場所で目にとまったもの、
心惹かれたものを紹介しています。
よかったらおつきあい下さい。

ぐるっと若松 あじさいウォーキング

2023年06月20日 | 北九州
先週の金曜日は、久しぶりの屋外ウォーキングに出かけました。と言っても今回は、あじさいが見ごろを迎えている高塔山からスタートし、若松南海岸通りを通って、若松市街のどこかの店でビールを飲んで帰るという、ちょっと軟弱なウォーキングです。このため、行きと返りはバスを利用しました (^^ゞ


バスを降りて高塔山に向かう裏通りに教会がありました。1890年に創立された若松教会です。


高塔山からの帰り道、車道を避けて急な坂道を下ると、偶然ですが、再び若松教会に出てきました。


麓の佐藤公園から山頂に向かう道路。以前は細くてすれ違いにも不便な道でしたが、山の斜面を削って拡幅。見通しもよく、車での往来が便利になりました。


途中からは車道を離れ、野鳥の森を通って山頂に向かいます。野鳥の森というだけあって、ウグイスを筆頭に何種類もの鳥の声が聞こえました。


細い山道を辿ってのんびり歩きます。


山頂の公園付近と違ってあまり人の手は入っていませんが、それだけに自然が身近に感じられました。


淡い青の西洋あじさい。一番あじさいらしい色あいですね。


日本古来のガクアジサイ。全般的に、ガクアジサイは西洋あじさいよりも開花が進んでいるようでした。


装飾花に囲まれた両性花は、ほぼ全部がプチンと弾けて(開花して)います。


高塔山では、6月11日(日)と18日(日)の二日間、あじさい祭りが行われました。


この日は、祭りに挟まれた金曜日。混雑することもなく、のんびりゆったり散策できました。


色とりどりのあじさいに混じって咲いていた真っ白なあじさい。


高塔山山頂の芝生広場。祭りのためのテントが準備されていますね。


河童伝説が残る高塔山。この祠の中に、河童封じ地蔵が祀られています。


ガクアジサイの種類が多いのが高塔山の特徴です。






装飾花が八重咲のガクアジサイ。


西洋あじさいの花言葉が「移り気」とか「高慢」であるのに対して、ガクアジサイの花言葉は「謙虚」だそうです。


変わったあじさいもいくつか見かけました。装飾花が丸く膨らんだようなウズアジサイ。「ポップコーン」という品種です。


淡く赤い小さな花が集まったように見えるピンクアナベル。


筒状に咲く柏葉アジサイ。装飾花が八重咲きのスノーフレークだと思います。


あじさいの変種かと思いましたが、中国やインド北部原産の「ボタンクサギ」という花だそうです。


アガパンサス。


高塔山の中腹に建つ、若松出身の芥川賞作家、火野葦平の文学碑。
『泥に汚れし背嚢に さす一輪の菊の香や 火野葦平』と刻まれていました。


火野葦平は、アフガニスタンで凶弾に倒れた中村哲医師の伯父にあたります。
葦平の命日1月24日に近い日曜日には、今でもここで葦平忌が行われているそうです。


文学碑の周辺は「万葉植物園」と言って、万葉集で詠まれた木々が何種類も植えられ、それぞれの代表的な短歌が紹介されています。


高塔山を下りて若松南海岸通りへ。洞海湾と対岸の戸畑の町なみを眺めながら歩きました。


岸壁には、海上保安庁の巡視艇が係留されています。


「バンド」とも呼ばれる南海岸通りには、明治大正期の建物が残り、石炭景気に沸いた若松の歴史を今に伝えています。
こちらは石炭積み出し港、若松の歴史を象徴する石炭会館(明治38年竣工)。1階には天然酵母のクロワッサンで有名な三日月屋が入っています。


石畳の舗道やボラードを模した柵、洞海湾に突き出したウッドデッキ。この風景が好きで、これまで何度も写真を撮りに来ました (^^ゞ


モダンな外観が印象的なレンガ造り2階建ての旧古河鉱業若松ビル(大正8年竣工)。
今は、多目的ホールや会議室として市民に利用されています。


広々としたウッドデッキ。散策に疲れたら、潮風を浴びながらベンチで寛ぐのもいいですね。


大正2年竣工の上野ビル(旧三菱合資若松支店ビル)。2、3階には、カフェやセレクトショップ、デザイン事務所などがテナントとして入っています。


若松と戸畑をたった3分で結ぶ若戸渡船。自転車も積み込めるので、通勤や通学で利用する人が多いです。


若戸大橋の袂にある恵比須神社。「若松のおえべっさん」の愛称で市民に親しまれています。


恵比須神社の境内では5年半前、福岡出身のロックグループ、シーナ&ロケッツの副田悦子(シーナ)さんと鮎川誠さんの出会いからロックバンドの結成までを描いたNHKドラマ「You May Dream」の結婚式風景が撮影されました。シーナ役に石橋静河さん、その父親役に松重豊さんらが出演。実はこの時、私たち夫婦もエキストラとして撮影に参加しました (^^ゞ


恵比須神社のすぐ裏手、若松大橋の橋脚に、若松の伝統的な祭りや風景を描いた壁画があります。若松出身の版画家、故片山正信さんの作品を基に作られた有田焼の陶板壁画です。中央に飾られているのは、郷土芸能「五平太ばやし」と背景に若戸大橋。縦4.8m、横7.1mの巨大な壁画です。


歩き続けて喉も乾いてきたので、中川町の「馬賊」へ。この店は10年ほど前、高塔山に近い大井門町にあったのですが、今の場所に移転してからは初訪問です。


まずは生ビールを注文。この日は、この一杯のために3時間半歩きました~💦


少し遅れて運ばれた餃子。小ぶりながら肉々しい餃子で、ビールとの相性がよかったです。


馬賊の夏の定番だという、ざるラーメン。麺にレモンを搾り、つけ汁にたっぷりラー油をかけて、さっぱり&ピリ辛に……。


最後に立ち寄ったのは丸窓天ぷら店。全国から注文が集まる人気の店で、この日もすでに当日分は完売。予約しておいてよかったです。


家に帰って早めのお風呂を済ませた後は、丸窓の天ぷらを肴に飲みなおしました。新鮮な白身魚のすり身を揚げた天ぷらは、ふっくらとやわらかくて優しい味。ビールや日本酒、焼酎にはもちろん、不思議とワインにも合うんです🍷


ウォーキングで汗をかいた後、生ビールをグイッとやるのもなかなかオツなもの。そう言えば若いころ、東京で単身赴任していた時は、週末になると山手線一円や多摩川沿いを気の向くまま歩き、夕方になるとどこかの店に入って軽くつまみながらビールやワインを飲んだことがよくあったなぁ……。ジムのレッスンがないので自然と休養日になっていた金曜日ですが、時にはこんな、最後の楽しみつきウォーキングもいいかなぁと思いました。
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おんがレガッタ~遠賀川 初夏の風物詩

2023年06月15日 | 北九州
ちょっと古い話題で恐縮ですが、5月最後の週末、遠賀川下流域で「おんがレガッタ」競技会が行われたので、散歩がてら見に行きました。
「おんがレガッタ」は、お隣りの遠賀町島津に面する遠賀川漕艇場で、毎年5月下旬に開催される住民参加型のボート競漕です。第25回となる今年は、初日の5月27日(土)は男子の部(中学生以上、性別不問)、翌28日(日)は女子の部(中学生以上、女子)および男女混合の部(中学生以上、男女2名ずつ)が行われました。"オープン"とは遠賀町内外の事業所などが参加する競技会で、これに対し地域住民がチームを組んで競う"地区対抗"という区分もありますが、今年の参加は事業所だけだったようです。


競技会場となった遠賀町島津付近の遠賀川の流れ。この下流にある遠賀川河口堰が川の水量をコントロールしているため、川面がとても静かなのが特徴です。遠賀川漕艇場は、平成2年(1990)のとびうめ国体で使用された本格的なコースで、現在も九州朝日レガッタのなどの大会会場や、高校・大学の合宿所として利用されているそうです。確かに、レガッタなどのボート競技に適した広くて穏やかな川面ですね。


ボートの準備に余念がないレガッタ参加チーム。
おんがレガッタで使用されるのは「ナックルフォア」という四人漕ぎの小型艇。船底が角張って速度は出にくい反面、安定性が高く転覆することはほとんどないそうです。


午前9時過ぎ、レースが開始されました。舵を担う艇長と漕手4人が、ぴったりと息を合わせて漕ぎ進みます。
この付近の川幅は3~400m。コースは、私がいる河川敷とは反対側、遠賀川左岸(遠賀町側)に設定されているので、競技会の盛り上がりや熱のこもった応援などの雰囲気はよくわかりませんでした。


レガッタで有名なのは、三大早慶戦(野球・ラグビー・ボート)のひとつで、120年近い歴史を重ねる「早慶レガッタ(早慶対校競漕大会)」ですね。メインイベントの「対校エイト」は隅田川3,750mのロングコースを疾走しますが、おんがレガッタは500mで勝敗を競います。


オープン男子は性別不問なので、一部のナックル艇には女子の姿も見られました。


河岸に咲いていたピンクの花。写真を撮ったのは午前中ですが、夕方に咲くと言われる「夕化粧(ユウゲショウ)」にそっくりです。


アザミの花にとまるモンキチョウ。


俵のような、さなぎのような草。帰って調べてみると「コバンソウ」でした。


風が吹いたら飛び上がりそうな綿毛のタンポポ。


遠賀川沿いの堤防を走っていて、レガッタの練習風景は時々目にしていました。競技会は初めてでしたが、息の合ったオールさばきは見ていて気持ちがよいもの。遠賀町の初夏の風物詩ですね。
この日、遠賀川河川敷を歩いていると、ヒバリの声がひっきりなしに聞こえていました。後ろ姿やピンボケが多くて写真はアップできませんでしたが、日差しも穏やかで爽やかな河川敷散策を楽しめました。
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折尾で "はしご酒"~おりおバル、4年ぶりに復活

2023年06月07日 | 北九州
先週末(6月3日・4日)、折尾駅駅前広場の完成を祝うイベント「おかえり折尾駅」や、コロナ禍で3年に亘って中止となっていた「折尾まつり」が4年ぶりに開催されました。
鹿児島本線、筑豊本線、福北ゆたか線が連絡する折尾駅は、日本で初めての立体交差駅でしたが、これを解消してすべての路線を高架化する工事が数年前に完成。新しい駅舎は、2021年1月に運用が開始されました。それから2年半、駅周辺の再整備事業がこれで概ね完了したことになります(北側。南はこれから)。今秋には鹿児島本線の高架下に、スーパーマーケットや飲食店など29店舗が入る商業施設も開業する予定です。


かつて筑豊本線が通っていた場所には、当時のレールや枕木がモニュメントとして残されました。新しい駅舎自体も、大正5年(1916)に建てられた旧駅舎の面影を再現し、駅の待合には大正時代から使われた円形ベンチも復活するなど、昔の折尾駅のイメージを残すよう努めてきたことが窺えます。


イベントに先立つ金曜日の夕方、筑豊本線下の特設ステージで前夜祭が行われ、大勢の人で賑わっていました。


16時から18時は、「大人の音楽祭」というライブイベントがあり、3チームが出場されました。


ワッキーさん(左)のハーモニカを聴くのは3回目になります。ギターとボーカルは、音楽好きが集うショットバー "SHOW BOAT" のオーナー、門司さん(右)。箱型の打楽器カホンを演奏しているのは、伝説のロックバンドと言われるルースターズの元ドラマー、灘友正幸さん(中)。この日は、飛び入りで参加されました。


福岡を中心に活動するブルースバンド、シロミキシュー。ボーカルのMikiさんやバンドマスターのシューさんとは、もう何度もお会いしています。


折尾まつりの再開に伴って、折尾の街を気軽にはしご酒できる「おりおバル」も4年ぶりに復活。メニューブックと1,000円相当のチケット3枚で3,000円。58店舗が参加した今回、どの店に立ち寄ろうか迷いましたが、けっきょく次の3店にしました。


まず最初は、すき焼きやしゃぶしゃぶの「竹藩」でランチを……。和牛料理のみならず、欧風カレーが美味しい店です。(自称)折尾限定免許の妻も楽々運転できるエリアなので、私は赤ワインを頼みました~🍷


ワインのお供は、絶妙なレア加減のレモンステーキです。


妻は厚焼きステーキを注文。お酒を飲まない場合は、ご飯とみそ汁がサービスされます。


夕方は、前夜祭会場から近い「芽から鱗」へ。


厨房では、藁焼きの準備が着々と進んでいました。


高温の炎で一気に炙る、自家製 鰹のたたき。




日本酒の品ぞろえがよかったので、獺祭の純米大吟醸45をチョイス。


もう1杯は、八海山のしぼりたて生原酒、純米大吟醸です。(妻の分も私が戴きました~笑)
バルチケットで、獺祭や八海山の大吟醸なんて太っ腹ですねヽ(^o^)丿


この店のおつまみセットは、鰹の藁炙り、手羽中の一夜干し、自家製破竹のキムチの3品。お酒が進むラインナップです。


はしご酒の最後を飾るのは、産医大通りの「春夏冬(あきない)」。私は、ハイボールと鶏のたたきを頼みました。


もう一品は、ダシが効いて美味しかった揚げ出し豆腐。。


妻はノンアルコールのかぼすサワーを……。


バルチケットとは別に、石焼き親子丼を注文しました。


熱々とろとろの親子丼。石鍋で出される親子丼は初体験でしたが、こちらも美味しかったです。


3枚つづりのチケットで、軽くつまみながら3軒はしご酒。知らない店にも気軽に入れるという、新規開拓のメリットもありますね。以前、お隣りの芦屋町でもそんなイベントがあり、親しい友人と何軒か飲み歩きました。チケットが無くなった後も、夜中の2時まで延々とはしご酒を続けたのも懐かしい思い出です。
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台湾縦断4日間③(旧鉄橋空中歩道、勝利星村、蓮池譚)

2023年05月03日 | 北九州
台湾二日目の午後です。客家料理のランチの後は、高雄市の近代鉄道遺跡「旧鉄橋空中歩道」へ。
ここは日本の台湾統治時代、総督府所属の技師、飯田豊二が設計・建設を主導し、1913年に完成した鉄橋です。台湾で2番目に長く最も流域面積が広い「高屏渓(こうへいけい)」という大河に架けられた橋で、全長1526m。当時としてはアジア最大の鉄橋だったので、「東洋一の大鉄橋」と呼ばれました。


今は鉄橋としては使用されていませんが、眼下を流れる高屏渓や岸辺の湿地帯など、水と緑が織りなす風景と相まって、「空中歩道」として人気の観光スポットになっているそうです。


近くには、プルメリアやブーゲンビリアなど、南国らしい花が咲いていました。


この鉄橋の建設に尽力した飯田技師は、過労のため病に倒れ、橋の完成を見ることなく亡くなりました。享年40歳での早逝でした。この鉄橋の百周年に際して高雄市は、飯田技師のご子息二人を式典に招いたとのことです。台湾の人は親日的と言われますが、本当に義理がたいですね。


高雄からもう少し南下すると、「屏東(ぴんどん)」という町があります。私たちが立ち寄ったのは、2018年にオープンした「勝利星村 V.I.P.ZONE」。元々は日本統治時代、日本陸軍の居住地として建設されましたが、戦後は台湾軍が接収し更に拡充したもので、現在も69棟の建物や庭が残り、当時の面影をよく保っています。


2007年に歴史建築物として指定されたこのエリアは、2018年には「勝利星村創意生活園区」とその名を改め、クリエイティブな集落と町に生まれ変わりました。日本と台湾が融合したようなノスタルジックな雰囲気を残しながら、オシャレなカフェやアートが楽しめる空間にリノベーション。多くの飲食店やアトリエ、工房が営業しています。


手軽に日本気分を味わえる日本風の宿泊施設や、着物やチャイナドレスのレンタルショップなどもあるそうです。


通りがかりの冷たいスイーツのカフェ。散策のフリータイムは残りわずかでしたが、汗ばむ日差しを避けてひと息つくことにしました。


冷たいお茶やかき氷で涼みながら、緑あふれる庭を眺められる素敵なカフェでした。


写真を指差して頼んだ「小時候麺茶」のかき氷は、口に入れた途端、溶けてなくなるほどきめ細かくて繊細。その氷を覆いつくす寒天やわらび餅に小豆などなど……。比較するものがないのでわかりにくいですが、大きめの丼くらいの器に入ってボリュームたっぷりでした。


甘さ控えめのソフトクリームがトッピングされた「無敵霜刨」は、「小時候麺茶」を超えるくらいボリューミー。
どちらもとっても美味しくて、ゆっくり味わいたかったのですが、そこはツアーの悲しさ。集合時刻が迫っていたので、後ろ髪をひかれながら半分残して店を後にしました。(残して申し訳ないと事情を説明~💦)


屏東から高雄に戻って訪ねたのは蓮池譚(れんちたん)。その名のとおりたくさんの蓮が花咲く池で、湖畔に建つ孔子廟をはじめ龍虎塔や春秋御閣、北極玄天上帝神像や保生大帝を祀った道教寺院「慈済宮」などと合わせて、高雄随一の観光スポットとなっています。


蓮池潭で最も有名なのが七重の龍虎塔。湖畔からジグザグの九曲橋を通って、龍の口から入り虎の口から出ることで、災いを福と為すパワースポットとされています。(現在は修復中のため、塔の上に上ることはできません)


池沿いを北に歩くと見えてくる北極玄天上帝神像。
池の周囲には遊歩道が巡らされていて、歩くだけなら1時間ほどで一周できます。犬を連れた人やカップルで散歩する地元の人をたくさん見かけました。


道路を挟んで龍虎塔の九曲橋の向かいに建つ廟、「左営慈済宮」。1719年(康熙58)、医学の神様とされる保生大帝を祀って建立された、300年の歴史がある道教寺院です。お医者様が神様なので、参拝者は健康や病気からの快復を祈願します。


赤や金に輝く煌びやかな廟の内部。


赤い棒を引き出して、その棒に書いてある番号の引き出しからおみくじを取り出すという、慈済宮ならではのおみくじです。


まずはこの赤い三日月形の板を2枚、平らな面を合わせて床に放ります。片方の面は陰、もう一方の面は陽を表しており、陰と陽が現れた時だけ(写真の状態)、上の写真の赤いおみくじ棒を引きます。


お医者様が神様だけに、引き出しから取り出したおみくじはまるで処方箋。健康面で注意することや病気の直し方が書いてあります。私には読めませんでしたが、頼めば日本語のできる寺院の方が解説してくださるそうです。


左営慈済宮前の果物屋さん。マンゴーやグァバ、レンブや釈迦頭、パイナップルなど、台湾らしい季節のフルーツが並んでいました。


さて、この日の夕食です。すでに大型バスがずらりと並んだ、会場近くの駐車場。
正面に幾何学模様の変わった建物が見えました。


大型バスの中になんと、くまモンバスが……。台湾でくまモンに出会うとは思わなかったなぁ (^^ゞ


夕食会場は、こんなに広いレストラン。この日の夜は海鮮中華です。


お約束の台湾ビール。台湾ではキーンと冷えたと言うよりも、ほどよく飲みやすい温度で提供されることが多かったです。


前菜からスタート。


蒸しエビ。


干しエビが香ばしかったチャーハン。


いろいろ入った具だくさんのスープ。


席に着いた時からグツグツ煮えていた鍋。キャベツたっぷりですが、いったい何の鍋でしょう?


鍋の中には、丸鶏と豚のすね肉などがぎっしり。


白身魚の煮物。濃い味つけのように見えますが、意外とあっさりしていました。


桃饅頭。


食事の後は、愛河クルーズに出かけました。桟橋付近の遊歩道は、ライトアップされたカフェなんかもあっていい雰囲気。


愛河の河口にかかる橋をいくつかくぐって、港の入り口までプチクルーズ。港に接岸するクルーズ船の灯りがきれいでした。


30分ほどの短いクルーズでしたが、川面を渡る風が気持ちよかったです。船から見る夜景もいいものですね。


紫色にライトアップされた風変わりな形のビル。夕食時にバスを停めた駐車場からも見えていた建物ですね。
幾何的に積み上げた形が特徴的なこのビルは、スペインの設計事務所が設計した音楽ホール、「高雄流行音楽中心」の一施設。帰国後に調べてみると、11ヘクタールもある広大な敷地に、野外音楽堂やコンサートホール、ライブハウス、レストラン、オフィスタワー、海洋博物館、リハーサル室、展示ホールなどが有機的に組み合わされた総合的なポップミュージックセンターのようです。


ホテルに戻って食べてくださいとガイドさんから渡されたグァバ。グァバというと、赤いジュースというイメージがありましたが、切ってみると梨のような感じでした。とっても淡白な甘みと酸味、固い果肉が印象に残りました。


長くなりましたが、台湾二日目の記録はこれで終わりです。三日目は、バスと台湾新幹線で一気に北上。台北方面に戻ります。天燈上げで有名な十分や、宮崎駿監督『千と千尋の神隠し』の舞台とも噂される九份を訪ねました。
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境内を白く染める "なんじゃもんじゃ"~岡湊神社

2023年04月26日 | 北九州
台湾旅行記の途中ですが、芦屋町・岡湊神社のなんじゃもんじゃが見ごろを迎えていますので、そちら先にアップします。
例年はGWごろに一斉に開花するのですが、今年は少し早いようです。


以前にも書きましたが、「岡湊(おかのみなと)」とは、「日本書紀」に「崗之水門」として登場する、芦屋の古い呼び名です。


1800年の歴史を刻み、古事記にも記載が残る岡湊神社は、主祭神として大倉主命(おほくらぬしのみこと)と菟夫羅媛命(つぶらひめのみこと)、配祀神として素戔嗚尊(すさのおのみこと)、天照皇大神、神武天皇をお祀りしています。


なんじゃもんじゃは、和名「一つ葉タゴ」というモクセイ科の植物。
境内の新緑となんじゃもんじゃの白い花。コントラストがきれいです。


岡湊神社のなんじゃもんじゃの木は、明治神宮外苑から寄贈された1本の苗木から始まりました。


境内には、その後も多くの一つ葉タゴが植樹され、今では200本を超えるなんじゃもんじゃの木が競うように、雪のような白い花を咲かせています。
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