パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

Maestro Plus コーヒーグラインダー

2007-06-21 00:22:16 | 珈琲
スイスのSolis社、Maestro Plusというグラインダーを使っています。購入したのは2年ほど前です。

Solis社製と言っても作製しているのはアメリカのBaratzaという会社です。Baratzaは1999年創業の会社で、もともとはSolis社のエスプレッソマシンやグラインダーを売ったりするアメリカの代理店でした。
もう発売中止となったSolis 166(OEMでデロンギKG-100 Starbucks Barista)というエントリーレベルのエスプレッソ向きのグラインダーがあるのですが、これを輸入していたBaratza社はもう少し細かく挽けないか、とのことでこれを改良し、MaestroというグラインダーをSolis社の名前で出しました(真偽のほどは定かではありませんが、この製品を出すきっかけというのは某コーヒーチェーンメーカーとのSolis166をめぐるいざこざだったという話もあります)

その後、Baratzaはエスプレッソマシンなどの取り扱いをやめ、グラインダーの製作のみに注力し、Maestroを改良してMaestro PlusとVirtuosoというグラインダーを出しました。Virtuosoはプロ品質の部品などを使って耐久性などはよさそうです。

現在は2007年版としてMaestro、Maestro plusのモーターなどをさらに一新し、Solisの名前ではなくBaratzaの名前で出しています。

単なる代理店だったのにあるきっかけで扱っている製品を改良して販売し、好評となり、代理店から製作会社へ変わる。まるで昔の日本の会社を見ているようです。

しかし、残念なのは日本でもエスプレッソが普及してきているのにこのクラスのグラインダーの入手が一般に困難なことです。どこかで作らないのでしょうか?あるいは作るのが無理ならば、Bratzaのページでも代理店を募集しているみたいなのでどこかでやってもらえないもんでしょうか?