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BOSSの壷

"Southern Valley" の日常とBOSSの《壷》をお伝えします。

《オヤジの壺》〜ソテツの剪定。

2019-06-19 19:44:28 | ご報告
久しぶりに《オヤジの壺》を書かせて頂く。

今回は「ソテツの剪定」。
ソテツ(蘇鉄)と言えば南国風の景色に登場する植物だが、
かなり昔から関東以南のホテルの庭や街路樹として植えられてきたので、
ややもすると少し和風な、ちょっと古臭いイメージもある。
ところが、ここ数年のヤシの木の流行に乗った形で、
庭のデザインやアレンジによっては「イケてるプランツ」として見直されているようだ。

〜で、私は去年、”SV” からほど近い自宅の庭に沢山のソテツを植えた。

ハワイには「ヘイヤウ」と言う、重要な儀式などに使う神聖な場所がある。
それを模して高台を造成し、周りに10本のソテツを植えたのだが、
リュータローやダイジローには「前方後円墳」に見えるらしく、
「BOSS は早くも自分のお墓を作った」などど噂を広めているらしい。
まあ、ソウ言われればソウにも見えるが・・・。


移植前からの葉っぱは極めて元気が良いが、頭頂部には新芽が展開し始めている。


根がしっかり張り、幹の元には新しい葉っぱが開き始める直前に。


頭頂部の新芽に注意しながら、まずは剪定バサミで全ての葉っぱを切り落とす。
なにか汚い感じだが、このままにする園芸家もいる。


ところが私の血液型はAAA。(こんなことに関しては・・・)。
レシプロソウ(電動ノコギリ)でツルツルに仕上げる。
こうすることで、将来に渡って美しい樹形を保てるのだ。


最終的な仕上がりはこんな感じ。
背丈ほどもある10本の剪定には半日もかかってしまった。


少し残念な感じの風景になってしまったが、
あとひと月も経てば真新しい、柔らかで鮮やかな葉っぱが展開するはずだ。


全ての作業が終わったのは夜の7時近く。
今日の夕陽は明日が晴天であることを知らせてくれる。


ドウでもよい話を最後までお付き合い頂き有難うございました。







新しいドローン。

2019-06-13 22:11:53 | ご報告
時代の変化は恐ろしく早い。
特に、新たに誕生したジャンルの進化は驚異的だ。
私が3年前に導入したドローンも、その進化には驚くばかり。
飛行に関する様々な機能の追加に加え、その小型化に驚く。
一眼レフカメラに例えると、露出もピントも自分で操作するフィルムカメラと、
全てがオートで撮れるデジタルカメラくらいの差がある。
上空から動きながら、人物やイタグレを画面中央に捉え続けるのは至難の業だが、
最新のドローンではいとも簡単にオートで捉え続けることができる。

〜で、旧型のドローンを下取りに出し、最新のドローンを購入した。
ついでに、管理と操縦もリュータローにバトンタッチ。

春の雑草退治に追われる私たち「DOX 土木部」は一年で最も忙しい季節に突入し、
この「BOSS の壺」も更新がままならない。
そんな私たちをリュータローが写してくれた。
進化して操縦が簡単になったドローンとはいえ、
初心者とは思えない動画撮影が可能になって嬉しい限りだ。



では皆様、気温の変化が激しい季節、体調など崩されないように‼️

メインドッグランが広くなります‼️

2019-05-23 15:04:47 | ご報告
“SV” 開業以来のフェンスは木の杭と細い金網だったが、
経年劣化で破損個所が目立ってきた。
よって去年から徐々に鉄の柱と強靭な金網に交換している。

何かを直す時、「元に戻すだけなの大嫌い」な私は、
「メインドッグランが広くなります‼️」と言いたかった。
まあ、奥行きにしてたった2メートルほどだが、確かに広くなる。



できあいのフェンスではなく、単管とジョイント、金網を
組み合わせて作る「手作りフェンス」は思いのほか手間がかかる。
だから、一番ガッカリするのは、
皆さんが「広くなったドッグラン」に気づかないこと。
ダイジローを見かけたら、
「広くなったね」と褒めてやってくださいね❣️

ちなみに、この地道なフェンス作りに私は参加していません。
出すのは口だけです。

《BOSS の壺》剪定ばさみ。

2019-05-19 08:15:46 | ご報告
《BOSS の壺》を書かせて頂く。
今回は「剪定ばさみ」の話。

“SV での開拓や整備は、伐採したり草を刈ったりの大仕事ばかりではない。
伸び放題の草木の剪定もまた、地道な作業だが大切な仕事となる。

東京を離れ、この地で暮らす以上、都会では経験しなかった
様々な日常の作業をこなさなければならない。
しかしそれは、できれば楽しみながら行いたいと思っている。

楽しみ方や満足感は人それぞれで良いが、
私のような「弱変態(じゃくへんたい)」は、
良識人には理解できない行動を楽しむものである。

「弱変態」とは何ぞや?
世の中にはすべてのジャンルで尊敬すべき本物の「変態」が存在する。
その変態ぶりを目の当たりにすると、
私の変態ぶりなど、取るに足りない浅はかな知識と行いなのである。

春から秋にかけては草木の剪定の季節となる。
大木を伐採したり、伸びきった大枝を払う大仕事はもちろん。
園芸として植栽した草木も剪定しなければならない。
ちなみに、「アジサイ山」に植栽したアジサイは当初5本程度。
7年の間に剪定と挿し木を繰り返して200本を超える大所帯となった。
一昨年から始めたシマトネリコの挿し木にも成功し、
今では地植えできるサイズが30鉢ほど待機している。

ちょっと計算高いが、嬉しくなるのがソテツの増殖。
成長したソテツの株元から生える赤ちゃんソテツを株分けするのだが、
園芸店では、わずか15センチほどの個体が洒落た鉢に入って1万円を超える価格で販売されている。
約7年間で30鉢も増やしたから(どこそこへ植えてしまったが)
末端価格30万円も増やしたことになる。

〜で、今回の本題「剪定ばさみ」のお話です。

勉強と努力、練習と鍛錬が嫌いな私が最初に手を付けるのは
「一流と言われる道具を知る」ということ。
もちろん、自分のサイフと相談しながらだが…。
しかし、自分の技術の程や身の丈は絶対に考慮しない。
良い道具、高い道具には何かしらの魔力があって、
それ故に高価だし、だからこそ職人や作家がこよなく愛しているのだと思う。
実力がない分、良い仕事、美しい仕事がしたかったら
まずは道具を選ぶべきで、スタートからダメな道具では上達も遠い。

話の途中だが、お断り申し上げる。
ここからの話は長くなる。
それも「どーでも良い話」には違いないので宜しくです!

剪定で最も大事なのは「枝の切り口」である。
切れ味の鈍いハサミで切った切り口は汚い。
枝をつぶすように切った(ちぎった)切り口は
水も吸い上げないし細菌に犯されやすい。
つまり、挿し木の生存率が著しく低いのである。

また、切れ味の鋭いハサミは作業効率が高い。
3メートルほどのシマトネリコの剪定では
数百回のハサミの操作を行ったが、
ハサミを入れる瞬間には次の切るべき枝に目を移していて、
切れ味の鈍いハサミでは連続した作業ができない。

〜で、剪定バサミにこだわる訳だが、良いハサミは非常に錆びやすい。
カテゴリーが違うので詳細は割愛するが、
高価で優れたハサミは(刃物全般に相当するが)切れ味を求めると
鉄を焼き入れ、叩いて作る鍛造鋼に勝るものはないことを知る。
それ故に、使用後の手入れと保管方法には著しく気を使う。
まして、その道のプロのように毎日使わないのであればなおさらで、
「使おうと思ったら真っ赤に錆びていた」なんてコトになる。

写真は、私の剪定ばさみコレクション。


ケースは市販品と自作品を使う。
左は革の薄さと金属使いが気に入らない市販品。
それでもホームセンターで千円ほどで買えるコスパ品。
ケースは、自分のハサミにフィットすれば充分に使えるが、
フィット感が不安だったり、ハサミに金属が触れたりするなら
自分で作るしかない。
右は自作のケース。
一切の金属は使わず、個々のハサミで型を起こしているのでフィット感は抜群。
ただし、フィットし過ぎるので凡庸性はない。


植物のヤニを落とし、オイルを補充した後、油紙で包む。


こんな感じ。


何のハサミか分からなくなるのでケースに品名を書く。


普通なら、この状態で箱やバッグに入れるところだが、
弱変態は更に先がある。
このまま重ねて収納すると、重なり合った部分が乾燥せずにカビが発生する。
ここで登場するのが5足で 400円ほどの「軍足」。


左右で10個のケースカバーが簡単に用意できる。1個単価 40円である。
余談だが、先日の雨でスニーカーが濡れ、靴下が濡れた。
思い出したのがハサミケースの軍足。ハサミを出して履いたら快適だった。さすが靴下!


靴下にもマジックでネームを描いておく。


これは「芽切りバサミ」と呼ばれる繊細なハサミ。
切れ味重視で刃を痛めたくないのに、何故か市販の良いケースがない。


そこで、昔、フロリダの工具店で買ったペンチのケースを改造した。


さてさて、お話も終盤です。頑張ってお読みください!

大切なハサミが錆びることを嫌い、
厳重すぎる包装を施した剪定バサミを収納する BOX 及びバッグ が必要となる。
クルマの中など、極端な湿気がない場所での保管はガーデンバッグを使う。


剪定時期ではない冬場や、予備のハサミなどは
「アーモケース」と呼ばれる軍用の弾薬ケースで保管する。
元々は金属製のアーモケースだが、最近ではプラスチック製も出回っており、
その軽さや錆びない素材から、本物っぽくはないが、
プラスチック製を多用する機会が増えた。


アーモケースは弾薬を入れる BOX なので、フタにはゴムパッキンが施され、
留め金もスプリングで完全防水となる。
この中に「水取りゾウさん」を入れておけば、まず錆びることはない。

以上、本物の変態様には僭越だが、
弱変態ということでご失笑頂けたら幸いです。











雑草抜き。有難うございました!

2019-05-12 21:25:59 | ご報告
今日は多くの皆様が雑草抜きにご参加いただいた。
こればかりは人海戦術以外に方法がない。
自然発生的な皆様のお心遣いと、
“SV” へのご愛着に心から感謝いたします。





手造りピザ釜で焼き上げた手作りピザをご馳走になった。
「パーフェクト!」〜以外に言葉がないほど、うまい!



春。いい季節です!
皆様のご来場をお待ちしています。