BOSSの壷

"Southern Valley" の日常とBOSSの《壷》をお伝えします。

進入道路が決定!

2010-10-28 07:42:57 | ご報告
《イタグレの集い》や《パピーデビュー》が重なり、山主のケンさんから「おいでおいでコール」がかかる中、
なかなかフィールド予定地へ行けなかった。そして昨日10/27日、今期一番に冷え込んだ早朝に富津へ出発した。

再三の検討も虚しく、理想的な進入路を確保できなかったフィールド予定地だが、
前回の「発想の転換」が転機になって更に都合の良いルートが見つかった。
ここで言う「都合の良い」とは以下の項目だ。
「安全に通行できること」「盛り土ではなく、可能な限り自山に道路を造ること」
「館山自動車道・富津中央 IC から近くて解りやすいこと」。
そして、「素敵な景観と雰囲気であること」だ。



今日は公共の道路からケンさんの敷地に至る道路建設予定地の地権者(ケンさんの同級生)と会って境界の確認と承認を得た。
すでに使用の了解を得ていたケンさんは3日間で道路予定地の伐採を進めており、道路のルートは容易に確認できた。
道路が茶色い下の写真は、ベルトコンベアーとして使われていた古くからの公共の道路で、この先200メートルで国道に出る。
国道を数百メートル走れば《館山自動車道・富津中央 IC 》となり、DOXフィールド予定地まで5分とかからない。



明後日からユンボ君で本格的な道路建設に着手するが、今日は詳細な地形を完全把握するために伐採と草刈りを行った。
今季最高の冷え込みで厚着をした私だったが、草狩り機を振り回すうちに1枚2枚と脱ぎ捨てて、
結局はTシャツ姿で汗をかいた。やはり富津は暖かい。
珍しくケンさんが写真を撮ってくれた。ケンさんにデジカメは似合わない。
案の定、「ピピッ」というピント合わせの電子音でシャッターが切れたと思い込んだケンさんは、
色んなシーンで10枚以上撮ってくれたはずなのに、この1枚しかシャッターが切れてなかった。



年に2回の収穫があるキャベツは、12月の出荷を控えて元気に育っている。やはり、お百姓のプロの仕事は素晴らしい。
端正に耕された畑と、整然と並ぶキャベツには美しさを感じる。
一時は「フィールドから畑が見えるのは・・・?」と思っていたが、ここまで美しいと立派なオブジェに見えて来る。



更に今日は地元の電気屋さんとも打合せが進んだ。東電が引いて来る電気を受ける敷地内の電柱の位置決めだ。
今月中には電柱が立つので、仮設電気が来るのを待つだけとなる。
ここでも悩み事がある。敷地内の配線だ。「電柱を立てる空中電線」か、「地面に埋没させる地下電線か」である。
出来れば無粋な空中電線は見たくない。かといって造成が確定していない現時点での地下電線には若干の危険性も伴う。
なので近々にダービーパパと地元業者が現場検証しながら方法を決定する予定だ。

上記が予定通りに進行すれば、11月中には道路と仮設電気が開通し、12月にはトイレ・井戸・道路の舗装に着手できる。
そして年が明けると芝張りの準備も大詰めを迎え、早い春にはドッグランが完成する見込みだ。
ただし、芝張りと育成の経験が無いので、次回の《イタグレの集い》は通常の5月ではなく、1~2ヶ月遅れるかもしれない。


「お久しぶり」となりました。

2010-10-15 07:54:14 | ご報告
前回のご報告から1ヶ月が経った。確かに、現場の作業状況に大きな進展が無かった(させなかった)ことは事実で、
この事について説明させて頂きたい。

メンバー様の重労働の甲斐あってフィールドの造成は順調に進み、あとは来春の「芝生の植え込み」に合わせて整地を行うのみとなった。
しかし、電気の開通に伴うトイレの浄化槽設置や井戸掘りの工事はストップさせていた。その理由は「クルマ進入路の確保」に尽きる。

全部で3方向からの「クルマ進入路」だが、最も期待していた「国道からの直接進入路」は、
急に通行権了解をひるがえした地権者の一人が発生して頓挫。思いがけないトラブルとなった。
第2候補の「トンネル上部からの進入路」にもチャチャが入った。これは役所との見解の相違が原因の高いハードルとなり待機状態。
それでも第3候補の「クヌギ山ルート」は全く問題ないのだが、地上高の低いスポーツカーなどの走行には大掛かり&日常的な道路の整備が必要になる。
しかし、このルートは何の通行制限もなく、今後も進入ルートの一つとして恒久的に使用できる。
しかし、「解りやすく安心なクルマの進入ルート」という面では、第1 or 第2のルート確保が理想的だった。

その第1&第2のルート確保が暗礁に乗り上げたので、フィールド最大の資金投入箇所である「電気の開通に伴うトイレの浄化槽設置や井戸掘り工事」をストップさせた。

以前、小さなボートを所有して海釣りを趣味としていた私は、「引き返すのも勇気」という事態を何度も経験した。
たとえ友人が会社を休んで同船していても、天候の急変による危険にさらしてはならない。今まさに、その状況だと判断したから「一時ストップ」を断行させて頂いた。
今回の件で「無計画」「先走り」とお叱りを頂戴しても、慎重になるべき時には中断や中止が必要だと思っている。
何故ならば、タップリの資金と体力的な余裕があればもっと環境の整ったフィールド候補地は沢山ある。
それに不足しているから難儀な道を選んだのだ。だからハードルは高くて多いし、突然降り掛かる障害も発生する。
そうした事態に陥ることも含め、未だに「DOXフィールド候補地」と、「候補地」の言葉を外していない。
当然、初期ご入会メンバー様からの資金には一切の手をつけていない。全額ご返金の可能性もあるからだ。

さらに、この「一時ストップ」には他の目論見(もくろみ)もあった。「全く別の進入ルートを考える時間の確保」である。

~で、図面と現地の確認を繰り返した昨日、斬新な進入ルートを発見した。
それはフィールドに隣接する山の裾野を通す安全かつ低予算工事のルート。
すでに地権者の了解も得られたから、排水・治水の了解を役所から得るだけとなった。来週中には結論が出る予定だ。
最もハードルの低いと思われる新ルートだが、まだまだ何が起こるか解らないので、この件に関しては随時ご報告を申し上げたいと思う。

人の目、人の思考回路とは単純なもので(私だけ?)、目に見えている「実態」があると他の「候補」を見付けられない。
今回の進入ルートも、「他が危うい」から探せたルートだ。実際、写真のクルマの左側に見える山の裾野の茂みも、入って確認するまで見付けられなかった。
まさか、この奥に緩やかな斜面が存在したとは驚きだ。
図面で確認しながら斜面を下りて行くと、今まででは最も緩やかなルートを容易に想像できるし、ケンさんの所有地にも最も近距離となる。
地権者も一人だけ。その地権者の了解燃えられたから、俄然ヤル気がでてきた。乞うご期待!



「新ルート」の入口から少し下った平坦地。ここまでのルートを造成すればスムースに進入できる。
自慢げなケンさんと地面の確認に余念のないダービーパパ。