BOSSの壷

"Southern Valley" の日常とBOSSの《壷》をお伝えします。

《BOSS の壺》剪定ばさみ。

2019-05-19 08:15:46 | ご報告
《BOSS の壺》を書かせて頂く。
今回は「剪定ばさみ」の話。

“SV での開拓や整備は、伐採したり草を刈ったりの大仕事ばかりではない。
伸び放題の草木の剪定もまた、地道な作業だが大切な仕事となる。

東京を離れ、この地で暮らす以上、都会では経験しなかった
様々な日常の作業をこなさなければならない。
しかしそれは、できれば楽しみながら行いたいと思っている。

楽しみ方や満足感は人それぞれで良いが、
私のような「弱変態(じゃくへんたい)」は、
良識人には理解できない行動を楽しむものである。

「弱変態」とは何ぞや?
世の中にはすべてのジャンルで尊敬すべき本物の「変態」が存在する。
その変態ぶりを目の当たりにすると、
私の変態ぶりなど、取るに足りない浅はかな知識と行いなのである。

春から秋にかけては草木の剪定の季節となる。
大木を伐採したり、伸びきった大枝を払う大仕事はもちろん。
園芸として植栽した草木も剪定しなければならない。
ちなみに、「アジサイ山」に植栽したアジサイは当初5本程度。
7年の間に剪定と挿し木を繰り返して200本を超える大所帯となった。
一昨年から始めたシマトネリコの挿し木にも成功し、
今では地植えできるサイズが30鉢ほど待機している。

ちょっと計算高いが、嬉しくなるのがソテツの増殖。
成長したソテツの株元から生える赤ちゃんソテツを株分けするのだが、
園芸店では、わずか15センチほどの個体が洒落た鉢に入って1万円を超える価格で販売されている。
約7年間で30鉢も増やしたから(どこそこへ植えてしまったが)
末端価格30万円も増やしたことになる。

〜で、今回の本題「剪定ばさみ」のお話です。

勉強と努力、練習と鍛錬が嫌いな私が最初に手を付けるのは
「一流と言われる道具を知る」ということ。
もちろん、自分のサイフと相談しながらだが…。
しかし、自分の技術の程や身の丈は絶対に考慮しない。
良い道具、高い道具には何かしらの魔力があって、
それ故に高価だし、だからこそ職人や作家がこよなく愛しているのだと思う。
実力がない分、良い仕事、美しい仕事がしたかったら
まずは道具を選ぶべきで、スタートからダメな道具では上達も遠い。

話の途中だが、お断り申し上げる。
ここからの話は長くなる。
それも「どーでも良い話」には違いないので宜しくです!

剪定で最も大事なのは「枝の切り口」である。
切れ味の鈍いハサミで切った切り口は汚い。
枝をつぶすように切った(ちぎった)切り口は
水も吸い上げないし細菌に犯されやすい。
つまり、挿し木の生存率が著しく低いのである。

また、切れ味の鋭いハサミは作業効率が高い。
3メートルほどのシマトネリコの剪定では
数百回のハサミの操作を行ったが、
ハサミを入れる瞬間には次の切るべき枝に目を移していて、
切れ味の鈍いハサミでは連続した作業ができない。

〜で、剪定バサミにこだわる訳だが、良いハサミは非常に錆びやすい。
カテゴリーが違うので詳細は割愛するが、
高価で優れたハサミは(刃物全般に相当するが)切れ味を求めると
鉄を焼き入れ、叩いて作る鍛造鋼に勝るものはないことを知る。
それ故に、使用後の手入れと保管方法には著しく気を使う。
まして、その道のプロのように毎日使わないのであればなおさらで、
「使おうと思ったら真っ赤に錆びていた」なんてコトになる。

写真は、私の剪定ばさみコレクション。


ケースは市販品と自作品を使う。
左は革の薄さと金属使いが気に入らない市販品。
それでもホームセンターで千円ほどで買えるコスパ品。
ケースは、自分のハサミにフィットすれば充分に使えるが、
フィット感が不安だったり、ハサミに金属が触れたりするなら
自分で作るしかない。
右は自作のケース。
一切の金属は使わず、個々のハサミで型を起こしているのでフィット感は抜群。
ただし、フィットし過ぎるので凡庸性はない。


植物のヤニを落とし、オイルを補充した後、油紙で包む。


こんな感じ。


何のハサミか分からなくなるのでケースに品名を書く。


普通なら、この状態で箱やバッグに入れるところだが、
弱変態は更に先がある。
このまま重ねて収納すると、重なり合った部分が乾燥せずにカビが発生する。
ここで登場するのが5足で 400円ほどの「軍足」。


左右で10個のケースカバーが簡単に用意できる。1個単価 40円である。
余談だが、先日の雨でスニーカーが濡れ、靴下が濡れた。
思い出したのがハサミケースの軍足。ハサミを出して履いたら快適だった。さすが靴下!


靴下にもマジックでネームを描いておく。


これは「芽切りバサミ」と呼ばれる繊細なハサミ。
切れ味重視で刃を痛めたくないのに、何故か市販の良いケースがない。


そこで、昔、フロリダの工具店で買ったペンチのケースを改造した。


さてさて、お話も終盤です。頑張ってお読みください!

大切なハサミが錆びることを嫌い、
厳重すぎる包装を施した剪定バサミを収納する BOX 及びバッグ が必要となる。
クルマの中など、極端な湿気がない場所での保管はガーデンバッグを使う。


剪定時期ではない冬場や、予備のハサミなどは
「アーモケース」と呼ばれる軍用の弾薬ケースで保管する。
元々は金属製のアーモケースだが、最近ではプラスチック製も出回っており、
その軽さや錆びない素材から、本物っぽくはないが、
プラスチック製を多用する機会が増えた。


アーモケースは弾薬を入れる BOX なので、フタにはゴムパッキンが施され、
留め金もスプリングで完全防水となる。
この中に「水取りゾウさん」を入れておけば、まず錆びることはない。

以上、本物の変態様には僭越だが、
弱変態ということでご失笑頂けたら幸いです。










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