BOSSの壷

"Southern Valley" の日常とBOSSの《壷》をお伝えします。

「損か得か」~それは賭けです!

2013-01-22 08:03:34 | ご報告
さて、今日からリュータロー & ミズキが遅れに遅れた新婚旅行に出発する。
特にお伝えするような進捗のない "SV" なので、
今後も進化を続けるであろう "SV" の方向性と理由を、
我田引水の文章に乗せてお伝えできたら幸いだ。

世のオジサン達と比べて「強面(コワモテ)」だったり
「ヤバそうなオヤジ」だったりするらしい私は、
「昔はワルだったんでしょ~?」とか
「お酒、飲みそうですよね~」とか言われる。
でも、実はそうでもない。

夜の歌舞伎町やレトロな時代の六本木あたりで遊びはしたが
決して極端にハマることはなかったし、お金も使わなかった。
何処にでも何にでも、遊び仲間と少しだけ頭は突っ込むが、
そこが自分たちの居場所ではないことが解るとすぐに撤退した。
良く言えば、分別(ふんべつ)と身の丈をわきまえていたのかもしれない。
何故なら、私以外の友人達は自分の将来の姿をしっかり予想できていて、
いつでも「君子危うきに近寄らず」を念頭に置いて行動していたからだ。

当時、特に仲の良かった5人の仲間達は、私以外、みんな出世した。
警◯庁の超エリートは幼なじみ。(彼の父親は私の剣道の師匠)
民間となって一気に頭角を現した N◯T 幹部は地元のワル仲間。
かつて有名ロックグループのギタリストだった一級上の先輩(今は会社社長)。
写真家でもあり、IT 機器商社役員の同級生。(実家は写真館で、彼は私の写真の先生)
サンフランシスコで飲食業を成功させた後輩。(後に渡米した次男ダイジローの師匠)
そして今は DOX の私(元々は家業の米屋を継いでいた)。

彼らはいつでも私の誇りであり、良き教師でもある。
唯一私が自慢できることは、一見バラバラな個性を結んだのが自分であることくらい。
それがバイクだったりクルマだったりサーフィンだったりするが、
どうゆう訳か昔から、人と人が仲良くなったり結びつことが嬉しかった。
まあ、自分が中心になっていることが心地よかっただけかも・・・。

私は昔も今も、友人からも親からも、「アンタは器用貧乏だからね~」と言われ続けてきた。
たしかに何にでも興味を持つし、自分なりに適当なレベルまで上達もする。
でも「一流にはなれない」「一つのことを貫徹できない」~とも揶揄もされた。
それはそれで正しい見解だから反論したことは一度もない。
反論するどころか、「自分は何処へ向かっているのだろうか?」~と、
今でも自問自答の毎日である。

それでも、自問自答の毎日は素晴らしくて実に楽しい。
何故ならば、どんなジャンルに挑戦しても OK だからだ。
人としての道を踏み外さなければ、何をやっても叱られない。
その、「踏み外さない」~を教えてくれたのが前述の友人達だった。

そして今、私は "SV" の開発に全身全霊を費やしている。
イタグレという愛すべきパートナーを家族に迎えた方々と愛犬達、
我家の家庭を潤してくれたアイドル達と GP 、
私の自分勝手を支え続けてくれた家族に、
果たして "SV" は幸せの一部を提供できるのだろうか。
これもまた自問自答の毎日である。

おっと・・・。
本題は「損か得か」~でした。

写真は、新年になって新たに出逢った「達人」との結果。ヤシの木の大量搬入の風景だ。
トラックがストップするかしないかの瞬間、
何んにでも挑戦するミズキはトラックに飛び乗り、
「これからは息子達の時代」と連れて来てくれたご子息と一緒に手際よくロープを外す。
そんなミズキを心配そうに見守るリュータローが情けない。





大きいヤシは100kg を越える。
全部で 60 本ものヤシがウエストヒルズに下ろされた。



三年前から、"SV" に向かう途中に、気にはなっていたが
何となく立寄れずに通り過ぎていたヤシの木の生産農園があった。
トレーラーハウスが設置された今、数ヶ月後の春にヤシの木植栽の予定が近づき、
思い切って農園を訪ねてみた。

気さくな農園の社長は、どこかヒデさんと同じ臭いがした。
同じ農園業と言うこと以外に、植物を愛でる(まなでる)気持ちや、
その思いが人に対しても表れるナツッこさ(失礼!)が似ているのだ。
実生から育てたベビーヤシから十メートルを越えるヤシまで、
数千本、いや数万本のヤシが私が来るのを待っていた(~と思ってしまう私です)。



社長には、今までの "SV 開発" の話や、ヤシに対する深い憧れを聞いて頂いたところ、
今後の農園の再開発のお手伝いをさせて頂くことを条件に、
(ヒデさんの巨大温室でベビーヤシを育てることも約束した!)
信じられない価格で各種のヤシを売ってもらうことになった。

温室の中や農園をくまなく見て回り、約 50 本の各種ヤシをピックアップした私だったが、
あちらこちらに気になる木があった。それも売り物ではない社長の私物。
おねだり上手の私は、「きっと良い子に育てますから」(本当にそう言った)
~と説得して数本の私物も譲り受けることに成功!
春になったら地堀りして "SV" へ運んでもらうことになった。
写真は、社長が最後まで首を縦に振らなかった大きなソテツ。
「名前はソテッちゃんですっ!」~の言葉に、さすがの社長も首を縦に振ってくれた。
それどころか、到着したヤシの本数が多い。
「私からのプレゼントです」とは社長のお言葉。超うれしい~!



DOX ハウスの前に、一番のお気に入り "カナリーヤシ" を植えた。
葉をしばったロープを外すと見応えのある姿になるが、春まで我慢我慢。



思いっきり斜めに育ったドラセナは社長の私物でプレゼント。
ミズキの一番のお気に入り。



トレーラーハウスヴィレッジの庭にもワシントンヤシを配置。
DOX ハウスの入口には大きなワシントンヤシを奢らせて頂いた。






おっとっと・・・。
またまた「損か得か」~から外れてしまった。

一般的に、今の季節の植物植栽はタブーとされる。
植物は休眠期で、低い気温や夜露で枯れてしまう危険が高い。
それでも、何でもそうだが、「季節外れの季節もの」は値段交渉に値する。
タブーというのは破られる宿命にある訳だが、
あくまでも、「普通にヤッたら危険だよ」と言う意味であり、
それなりの知識と知恵、傾向と対策に万全を期せるのなら危険性はグッと減る。
知識と知恵はヒデさんから貰い、傾向と対策を練って実行するのは私の気合い。
そうしてタブーをブチ破って来れたから、いつまでも挑戦はやめられない。
それでもダメだったら、今後は先人の教えを固く守ります・・・。

もともと高価なヤシ類だから、この賭けは大きかった。
果たして損となるか得となるか?
その答えは春までお預けとなる。

私はしばらくの間 DOX で留守番です。よって "SV" へは行けません。
作業の進捗もなく写真もない状態が続きますが、時間だけは持て余すと思います。
全くつまらない、どうでもよい話を綴るかもしれませんので
お気軽にスルーして頂き、身勝手をお許し頂けたら幸いです。

インフルエンザが流行りそうな気配です。
皆様、呉々もお身体をご自愛ください。






同時多発イベント

2013-01-14 08:19:48 | ご報告
様々な作業に追われ、このブログも更新できないままだった。
よって、かなり長い話になるので飽きずにお読みください。

昨年末に行われた《年末ジャンボスピードくじ》の罰ゲーム
(お客様に対して「罰ゲーム」とは失礼な話だが・・・)」
"たこ焼き奉行" を引き当てられたのは アリス&ブルーナ家。
ご夫妻は万全なるご準備で、この過酷な罰ゲームに挑まれた。
4~5時間に渡って600個を越えるタコ焼きを作り続けるのは本当に過酷だ。
それでも、仲睦まじくバンブーハウスで調理なさるタコ焼きは大評判で、
ガス式のタコ焼き器の火力と相まって実に美味しかった。
アリス&ブルーナご夫妻と、ご協力の皆様に心から感謝申し上げる。





そのころ BBQ 場では、ヒデさん作の餅米から作られる
《新春・もちつき大会》が同時に行われていた。
臼や杵、カマドなどの大物用品は小鉄&ウラン家からの借り物。
とにかく、何でも持っている小鉄&ウラン家だ。





この日、一番張りきってくれたのはヒデさんの恋女房 "みっちゃん" 。
さすが農家の嫁は何でも出来る。



代わるがわる杵を振るう皆さん。









おしるこはもちろん、大根おろしのカラミモチをはじめ、
キナコ・アンコなど様々な味のつきたて餅が振舞われた。
お手伝いの皆様、有難うございました!



同時多発イベントも終了する頃、明日の悪天候を見越して
どうしても片付けなければならない作業を強行した。
"夕陽が丘" に開発中の《トレーラーハウスヴィレッジ》の配管埋め戻し作業だ。
最近売り出し中の新人バスターズ、ヘムレン&ライコネンのパパにも手伝って頂き、
大雨が予想される前に巨大な穴を埋め戻す事ができた。
いつも、バスターズの面々には "無償の労力" をご提供頂きかたじけない。





陽も落ち始めた頃、力仕事を終えた若者二人の不思議なポーズ。





いつもいつも、面倒で危険な仕事を率先してくれるヒデさん。
「オラも一緒に埋めるなよ!」~昭和なギャグがレトロなオジチャンです。



キャベツ畑だった頃から開発に携わって頂いた雑草バスターズの皆さんや、
ドッグランなどの保守もそっちのけで
夕陽が丘の開発に夢中だった私を見守って頂いた全ての皆様へのお詫びも込め、
トレーラーハウスヴィレッジの家主の皆さんから嬉しい企画が発案された。
それは《ヴィレッジオープン記念・屋台村感謝祭》だ。
2月の中旬から下旬にかけて、6台のトレーラーハウスの庭で、
それぞれの家主の皆さんがお料理を振舞う感謝祭だ。
私たちトレーラーハウスの家主一同、
心を込めた感謝の料理で皆様をお招き差し上げるので乞うご期待!