BOSSの壷

"Southern Valley" の日常とBOSSの《壷》をお伝えします。

草刈トラクター《 John Deera 》の搬入。

2014-11-26 09:37:28 | ご報告
年末年始の宿泊ラッシュに備え、
私は東京の DOX で修繕作業に追われているが、
何とか2日間だけ "SV" に戻って治水工事を続けた。
隣ではメガソーラー建設の超大型重機が疾走しており、
「私の小さなユンボに代わってくれたら1時間で終わるのに・・・」
~と、すでに5日間を投入しても終わらない治水作業に翻弄されている。
日の出と共に暗くなるまで昼食も食べずに10時間もユンボに乗っているが、
やっと「明確な終わりの地形」が想像できるくらいになってきた。
あと二日、といったところか・・・。

この日の、もう一つの目的は 《ジョンディア》の搬入。

今年の春から考察を重ねて来た「乗用式 芝刈機」だ。
メイン&サウスのドッグランを「手押し式 芝刈機」で
芝刈を行うと半日かかる。
今後は更に「夕陽が丘の芝生化」を考慮中で、
もはや手で押して歩ける状況じゃない。
はっきり言って、もう無理。

国産の乗用式 芝刈機も検討してきたが、
芝刈の仕上がりと耐久性には大いに疑問が残り、
今回のジョンディアの搬入に落ち着いた。
(まあ、最初に欲しかった物に落ち着くのはいつものことだが)

下の写真は輸入メーカーと販売代理店の営業さん。
さすがアメリカブランド。想像より、かなりデカイ!



ちょっと変わった男子なら憧れるジョンディアのトラクター。
草刈機だからトラクターとは言い切れないが、
そのスタイルとイメージカラーは正に「小型トラクター」。

John Deere はアメリカ合衆国 イリノイ州モリーン市に本社を置き、
創業 1837年というから 180年近い歴史を持つ老舗農業機械メーカーの雄。
農業先進国である日本の農業機械メーカーもジョンディアを参考にしてきた。
ただし、日本の農家で、広大な農地に使用する重くて大排気量の
ジョンディアを使う人は少ない。
やはり、ヤン◯ーとかク◯タを購入する。

本来なら芝刈最盛期の来春の購入で良いのだが、
「冬の売れない今、すぐに契約してくれるなら・・・」というメーカーの営業トーク。
しばらくはシートで覆われ「出番待ち」となるが、
「定価の◯◯%引きの端数切り捨て、消費税サービスのガソリン満タン。
支払いは DOX 規定に基づいてずいぶん先。
憧れのジョンディアグッズをいっぱい付けてカレンダーもください!」
~という無茶な要望をクリアーし、めでたく搬入!

このメーカーの営業さん、タダでは転ばない。
「社長さん、(この呼ばれ方、ちょっと嫌い)
今日は、社長さんが気に入るバギーカーを持ってきました」
~と、デモンストテーション用の4WDダンプ付きバギーカーを見せてくれた。
左ハンドルとは、いかにもアメリカ製らしい。
カタログ上では時速30~40km とあるが、
全快で走ると恐いほど速い!
ビックリしたのがサスペンションの良さ。
デコボコの "SV" を、まるで高級乗用車のような乗り心地で走る。



刈り取った雑草や芝生で使う砂は、
軽トラに積むときは何とかなるが、
下ろす作業が一苦労。
そこで、「お金が出来たら軽トラダンプ」を考えていたが、
たとえ中古車で買っても車検やら保険やらの出費がかさむ。
だからといってナンバー無しでは買物にも行けない。
ところが、このジョンディア・TX ゲーターは、
役所に申請すれば小型特殊ナンバーを取得できる。

ダンプ部分のアオリを木材で細工して積載容量を増やしても
軽トラダンプの量には少しかなわない。
それでも、300キログラムを越えるダンプ能力はさすがにアメリカ製。
細工次第では軽トラダンプよりも働き者かもしれない。



この TX ゲーター。一年落ちのデモンストレーション用で
適当に傷もある。
メーカーとしては新しいモデルを下ろしたいらしく、
けっこう頑張った金額を提示して来た。
「定価の半額の端数切り捨て。
消費税サービスのガソリン満タン」を要望したが、
そこまでは無理かもしれない。
無理だったら「買わない」と決めている。
その「気合い」にどんな答えが出てくるやら・・・。







<第2期 トレーラーハウスヴィレッジ> の工事が佳境!

2014-11-22 10:19:18 | ご報告
現在、夕陽が丘のトレーラーハウスヴィレッジは9丁目。
その対面側に、新たな9台分のヴィレッジを開発中。
長きに渡った電気・給水・下水などの大工事を終え、
いよいよトレーラーハウス搬入に向けて最後の整地に突入した。
来月中旬には一応の完成を見込み、
まずは2台のトレーラーハウス搬入が始まる。

~で、最後の大仕事が「治水」。
各トレーラーハウスや専用道路に雨水が溜まらないよう、
「地形の逆バンク」を工事しなければならない。
この工事は難しくはないのだが、とにかく時間がかかる。
自分で言うのもナンだが、最近、「土側溝(どそっこう)」を
掘るのが少し上手くなった。~気がする。
でも、誰も褒めてくれない・・・。





30年前のヴィンテージなユンボは、とても丈夫でイイヤツなんだが、
とにかく足が遅い。こうした作業は土を押して移動するので、
バックで戻るときのスピードが欲しい。
でも、地表を確認する時間がとれて、まっ、いいか。



ちなみに、夕陽が丘の南西側にはメガソーラー基地が建設されており、
大規模な整地も佳境を迎えている。
写真は "SV" 最南端の場所。遠方までメガソーラーの整地が進んでいる。
ちょっと解りにくいが、写真右側の茂みから数千坪が "SV" と隣接していて、
ここはメガソーラーの敷地ではない。
ところが、「水が溜まってしまう」とのことで、
開発業者が2メートル以上も埋め立ててキレイに整地してくれると言う。
ここの斜面は "SV" 敷地だが、雑木林や雑草も巨大な重機で一掃してくれることになった。
一旦はツルツルになり、緑の風情が失われるが、
地主のケンさんが 25本もの松の木を植栽してくれるとのこと。
「松ってドウなの?」と思うが、風に強く成長も早いらしい。
防風林と目隠しには最適かもしれないので了解した。



今日の早朝に工事告知が有り、
「ゲ~ッ、俺のいない時にっ!」というところだが、
彼等も度重なる台風などで工事が遅れていて週末でも頑張っているからしょうがない。
皆様には騒音でご迷惑をおかけするが、ご勘弁を。

一枚の写真

2014-11-15 10:56:01 | ご報告
下の写真は 2010年の3月。
東日本大震災のちょうど一年前だ。
どこの景色か解りますか?

そう、トイレハウスが建つ場所と、
右上の窪みはメインドッグランに登る坂道になる場所。
この窪みは「イノシシの獣道(けものみち)」でもあった。



開発当初の写真を片付けていると、
ついついハマって時間を忘れる私であった。


超~っ、久しぶりに『オヤジの壷』です!

2014-11-11 15:38:39 | ご報告
このブログの閲覧ランキングを見たら、
本来の"SV" の話を差し置いて《オヤジの壷》の3話が上位になっていた。
ナンで・・・?

よく解らんが、延べ数万人の方が見てくれているらしい。
~で、久しぶりの DOX 長期滞在を利用して、
この、どうにもドウでもよい、《オヤジの壷》を割り込ませて頂く。

題して《カーハート ダブルニー ダック ペインターパンツ》



このパンツ、もう5本目の購入となる。
初代からの2本は、"SV" での過酷な開拓に耐え抜いているが、
作業用とは言え人前に出られないほど汚くなった。
もちろん、今後も汚れる仕事には履き続けるつもりだ。
~で、スペアとして2本のパンツを購入しておいた。
「何で2本も・・・?」~と 妻 Noco の厳しいチェック。
「だってぇ~、アメリカ製が入荷したって電話もらったんだもん」と私。
それもカーハート 125周年の記念デカールつき。
マニアなら使わずに新品でキープするが、私はガンガン履き倒す!



US ブランドとは言え、諸外国での生産が多い中、このラベルは貴重です!
でも、「MADE IN THE USA」の文字ではなく、
左側に写っているミシンの糸に目が行った人は私と同類。
そう、ヴィンテージのワークウエアに見られる「3本針」は非常に丈夫。



お洒落な人はワークパンツの裾を折り返して履く。
でも、私はお洒落で履くのではない。
"SV" での作業で裾を折り返すと、土や砂、草刈の草がビッシリ溜まる。



それが嫌で、新品を購入したら即座にカットする。



見た目より几帳面な私は(?)アイロンで「ビシッ」と2重に折り返す。
キレイに仕上げるには「急がば回れ」なのである。



30年以上も使っている職業用ミシン。
革でもデニムでもガンガン縫えるが、そろそろ引退か?



短いからお洒落じゃないし、干してあると「短けっ」となるが、実用本意という事で。





ついでの話《デニムのセルビッチとは?》

街でジーンズ姿の男性を見ると、多くの人が裾を折り返している。ロールアップだ。
ジーンズを買うとき、「長くてもロールアップするからイイや」~もあるだろうが、
ファッション的にロールアップしている人がほとんどだと思う。
一年を通して履けるジーンズにとって、この「長さの変化」はとても便利。
夏は膝下までロールしてビーチサンダル。冬は伸ばしてブーツイン。

でもね、私は、ついつい、ロールアップの「生地の合わせ部分」をチェックしてしまう。
そして、生地の合わせがセルビッチだったとき、
その人のジーンズへの並々ならぬコダワリを感じ、
妙な親近感と同類感で頬が緩む。



さて、セルビッチ(赤耳とも言う)とは何ぞや?

ジーンズはデニム生地で作る。
最新式の織り機と旧式の織り機とでは生産効率が著しく異なる。
最新式では一気に5本分ものジーンズが裁断できる広い生地幅で織れるが、
旧式では1本分のジーンズ生地しか織れない。
生地の両端には「ほつれ止め」の細工織りが施されるが、
これをセルビッチと呼ぶ。
生地を無駄なく使うには、このセルビッチ部分を利用して裁断する訳だ。

では何故、ジーンズファンは旧式の織り機にコダワルのか?
それは、最新式の織り機には不可能な「特厚デニムが織れる」からである。

ジーンズ話でよく聞かれる「アタリが出る」とか「味が出る」など、
履き込むことによって表れる経年変化を楽しむには、
圧倒的に厚手のジーンズに軍配が上がる。
ふつう、ショップで触ってみて「厚手だな」と感じるのは 12オンスくらいから上。
14 オンスにもなると重さと質感がグッと違ってくる。
これを履き込むことによって生じる経年変化は、
最初から脱色したりヤスリで擦って模造した
「ウォッシュ加工」や「ヴィンテージ加工」とは別世界。
その道の通(つう)は、「リジットデニム」「生デニム」(糊の利いた新品状態)を買い、
「育てる」という言葉で経年変化を楽しむのである。
セルビッチのジーンズは生産効率の悪さ故に高額であり、
旧式の織り機を使った特厚デニムの証拠となる。

ここで一言、「オヤジのボヤキ」。

世のデニムファンほど、私はデニムについて造詣は深くない。
深くないので見解に間違いがあったらお許し願いたい。

人に聞いても雑誌を見ても、ジーンズの究極はヴィンテージのリーバイス 501 だと言う。
確かに、その生い立ちや歴史は男を魅了する。 まさに501 はジーンズの王様だと思う。
ただし、背が高く足の長いアメリカ人には似合っても、501 の裾の太さが私には似合わない。
501 を素敵に履くには、私には身長と足の長さが足りない。
スネから下も短いからロールアップも似合わない。
私の出逢った 501 を履く日本人で、本当に「素敵だな」と思ったのは数人しかいない。

写真は少し古いリーバイスの 502 である。
本来のウエストサイズは31~32インチだが、かなりダボダボの 34インチ。
"SV" 近く、君津の古着屋でゲットした。
かなりオーバーサイズなのだが、カーハートのサスペンダーで吊って履こうと思う。



にわかジーンズファンの私が最も気に入っているのが
ラルフローレンの上位ブランド《RRL(ダブリュアールエル)》のスリムジーンズ。
16オンスのリジットで、サイズは 31インチ。
フロントはジッパーではなくボタンフライ。
極めてブ厚く、段ボールのように硬いから、
下ろしたてのしばらくはトイレの時に苦労した。
ところが流石に旧式織り機の極厚ジーンズ。
履き込み、洗濯を繰り返すだけで濃淡の効いたアタリが楽しめる。



シルエットは 501 より裾が遥かに細いので、
背と足の長さが足りない私にはバランスが良い。
ちなみに、501 の裾幅は約20センチ。(ウエスト 31インチ/レングス30インチの場合)
写真の RRL の裾幅は 17.5センチ。(ウエスト 31インチ/レングス 32インチの場合)

ここでご注意。
日本で通常売られているジーンズはレングスが 34~36インチもある。凄く長い。
背の高い人から低い人までウエストサイズだけで販売できるからだ。
新品の状態から6インチもカットすると裾幅は更に広くなってしまう。
だから、可能な限り複数のレングスを取り揃えているショップで購入するといい。

「キレイ目ジーンズ」とされる裾幅は 17~18センチ。私の RRL は 17.5センチ。
身長 170センチ前後の人だったら、
裾幅18センチ以上は避けた方がスッキリ見えるのでご参考に。

セルビッジの呪縛が拭えない私は、
「セルビッチ以外のジーンズをロールアップできない症候群」に少しウンザリ。
ウインドショッピングでも商品の裾をまくってチェックする癖が抜けない。
まったく困った性格だが、この世は広い。
同じ想いの人がきっといるはずである。

また、商人の商魂には恐れ入るモノがある。
「セルビッチなら高く売れる」とばかりに、
最新式の織り機で織った薄手のデニムに手をかけた
「セルビッチ風」を模造するメーカーも出てきた。

まあ、いずれにしてもドーでもよい話だが、
オヤジからジジイの境地に入りかけた人生、どんなことでも楽しまなくっちゃ!

























朝陽

2014-11-11 09:39:39 | ご報告
"SV" で暮らしていると寝るのが早い。
特に冬場は夕方5時には暗くなる。
シャワーを浴びて夕食を済ませても夜の7時。
刃物を研いだり事務仕事をしても9時には眠くなる。
だから、まだ暗い5時には目が覚めて、
立て続けに2~3杯のコーヒーをデッキで楽しむ。
すると正面の山から
「出るぞ、今出るぞ!」~と朝陽の前奏が始まる。
これがまた毎回違った姿を見せてくれるからタマらない。
朝陽は、出切っちゃうと普通に明るいだけだから、
この30分が至福の時。



ワンコの中には、「ママ大好き。パパ大好き」~な子がいて、
ママがトイレに行っただけでも悲痛な鳴き声で寂しがる子がいる。
こうなると、フェンスを破ろうとするし、高いドアもよじ登る。
「火事場の◯◯ぢから」を発揮して怪我をしてはいけないので、
「馬の蔵かけ」ならぬ「犬のリードかけ」を造ってみた。
分離不安気味な子は一緒にトイレまで連れて行って欲しい。



余った木材を出来るだけ切らずに造ったので
トイレハウス前に置いたらかなり大きかった。
いつでも小さくできるので、まあイイか?

同じく余っていたステンレス部品がリード掛け。
"SV" に訪れた時、トイレハウスの中で記帳して頂く際に、
ワンコはドッグランに行きたいわ、記帳はしたいわ、荷物はあるわ。
かなり頑丈に造ったのでご利用ください。