パラドクスの小匣

南原四郎、こと潮田文のブログです。

神様!

2008-02-09 21:11:41 | Weblog
 昨日のこと、寄るところがいくつかあったので、事務所についたのはもう午後4時過ぎであった。すでに万歩計は1万歩を越えている。やれやれと机に座るや否や、電話がかかって来た。出ると、平成の借金王、Mさんであった。私は、思わず、外国人がよくやるように、両手を開いて天を仰ぎ、溜息をついた。オー、神様、神様は私に、彼に金を貸すようにと仰せなのですか?

 しかし、なんで、こうタイミングがあっちゃうのだ? 「あうこと」を欲している人ならいいけど、「あいたくない」人の、はっきり言って筆頭なのだ。もちろん、借金話なんかしないのなら、落語の話とか、駄洒落の話とかいろいろ楽しいかもしれないのだが、借金がからんでいなかったことはない。

 私は、Mさんの声が聞こえて来た瞬間、あきらめていた。「早ッ」である。いいですいいです。貸しますよ。貸すように神様が仰っているようですから、と神様の話はしなかったけれど、答えた。Mさんは喜び勇んで数分後にやってきた。(御徒町の駅で電話をして来たのだ)

 もちろん、利息はとる。前々回からそうしてるのだ。そのほうがMさんのためでもある(利息をとられるなら、とられないように、少しは頑張るだろうと……でも、この老婆心はまったくMさんには通じていない。借金をすることが「日常」になっているのだ)。去年の8月の2万円(ま、この程度の話なのだが)がまだだから、うーん、トイチだったら、かなりの額になるんだが、もちろん、そういうわけにはいかない。ただ、少し色をつけてくださいよ、と言っただけなのだ。もう……この次からは、ホントにトイチにしちゃおうかな。

 ともかく、Mさんには借金の確認書を書いてもらい、書名捺印してもらったわけだが、そもそもそんなMさんになんで貸したかというと、三月に確定申告でかなりの額が戻って来ることを確認したのだ。今回は、32万円もどってくるんだそうだ! ということは、去年の収入は320万円! たしか、一昨年は27万円だった(貸す前に、実際に書類を見せてもらった)。てことは、去年は、一昨年よりもアップしてたってことじゃないか! い、今どき収入が増えるなんて、え、Mさん、あなたこそ「勝ち組」では!とまでは言わないが(いや、言ってもいいかも)、ツ、ツゴイと、思わず青年探偵団。

 とりあえず、今日は、雪だし、ここまで。