ドッグシェルター

保護犬の紹介、お知らせ、ご支援のお願い

邪魔になった子達

2008年09月20日 | 保護犬rescue
子どもが障害を持ち、その子どもの為にと犬を飼い始めて、避妊、去勢せず
気が付いたら、多頭飼育になってしまったといい、増え過ぎて手に負えない
邪魔になった、世話が大変だ、そんな理由から、引き取って欲しいと
相談がありました。
飼い主は、子どもの為に飼った犬を身勝手に増やし、世話が大変になると
手離したいと喚く、結果的に子どもさん自身も、犬が邪魔と思うように
なってしまった。
命の大切さを教えるのは、親の役目でもあると思います。
動物を飼うことの責任は、自然繁殖で増やさないこと、増えてしまっても
家族で責任を持って飼養する覚悟と自覚がないばかりに、犠牲になるのは
いつもわんちゃん達。


ご存知のように、DSVは10頭以上の多頭飼育を一度にレスキューできるだけの
資金的余裕がありません。
犬のいる場所までの交通費にさえも費用がかかります。
飼い主さんに避妊去勢を薦めましたが、経済的余裕がない。お金が無い。と
一点張り。こちらも無いのですよ。と言いたい。
保護してもまずは避妊去勢が先決になります。
不妊手術平均2.5万円や、ワクチン接種代、引き取り時の移送運搬交通費
など、資金無くては思うように動けないのも現実です。
しかし、この子達はみんな性格もいいし、何一つ罪はありません。

DSVにおいて今保護している子達の医療面でのケアーも当然ながら
うんこ一つ落ちていない清潔な施設を保ち、一頭ずつ10分刻みで
運動場に出し、遊ばせてあげたり、飼育スタッフは一日中、
分刻みで動いています。お世話の限界を超えては、何より犬にしわ寄せが
来てしまうのは、可哀想なことです。
そういうことで収容頭数にも限度があります。
朝一番からのお散歩、午後から夕方までのお散歩と運動場での適度な遊び、
全頭致します。シェルターの犬達に退屈な思いを少しでもさせない様
DSVのモットーである、全頭のお散歩又は運動場での適度な運動を
毎日実践しています。
午後のお散歩は全頭になりますから、飼育スタッフは本当に忙しく動いています。

そんな限られた一日を家族の居ない保護犬達の為に、
一生懸命に働く飼育スタッフがいてくれるからこそ、いつも清潔で、
出来る限りのケアーを行い「気配り目配り心配り」に努めることも
可能になります。シェルター内での飼育スタッフの存在は犬達の為にも
なくてはならない存在です。

DSVの活動は地道でピーアール力不足ですが、どうか資金援助にお力添えを
お願い申し上げます。