みことばざんまい

聖書を原典から読み解いていくことの醍醐味。この体験はまさに目からウロコ。

The Second Step: “Even So Reckon...”, #1

2015年04月19日 | 聖書研究・信仰
‘reckoning(吟味)’とは、元来どういう意味を表すのか。

ギリシャ語の‘reckoning’とは、勘定簿記のことを言う。

会計計算というのは、我々人類が誤りなく行うことができる唯一の事柄だ。

美術家は風景を写生するが、その風景をパーフェクトに再現することは不可能だ。

歴史家も資料の絶対的正確性を担保することは不可能。

地図の製作も、完璧な正確性をもって地図を作成することはできない。

ある出来事を的確に話そうとしても、完璧な正確さをもって伝えることはできない。

大げさになるか、言い足りないか、言葉数が足りないか、多すぎるか、になる。

人が本当に信頼できるものとは何か。

それは算術だ。

算術には誤りの余地がない。

椅子1個足す椅子1個は椅子2個。

これは東京でも千葉でも同一の真理だ。

横浜から長野、奈良から名古屋にかけての一帯、どの地域でも同じ真理だ。

世界中どこでも、またいつの時代でも、1足す1は2.

天国でも、地上でも、地獄でも、1足す1は2。

以上のように、reckoningの原義は算術のような正確性という意味だ。




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