ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

宝の山

2012-07-26 10:00:47 | アウトドア

 

 

  クヌギの自然林が広がる」久住高原。

 

  毎日暑い。

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  ゲリラ豪雨が嘘のようにここ数日はカンカン照り。これでもかというように、真上から太陽が照りつけてくる。背中にはリュックを背負っているので、体温が逃げずに背中はもう汗びっしょり。帽子をかぶって入るのだが額には汗がたまりその雫が目に入って痛痒い。時折り雑木林を風が吹き渡り、頬の熱を逃がしてくれるのが心地よいが、強風だと蝶が潜んでしまうので、風も善し悪し。炎天下でもじっと我慢して、水だけは欠かさない。一人だけなので、倒れると確実に助けは来ない。

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 梅雨が明けたのが23日。蝶の大部分は7月の半ばころまでには羽化するので、この期間がコレクターにとっては最も重要だ。ところが九州中央部の久住は連日の豪雨、指をくわえて見守るだけだった。それでも土曜日には少し晴れ間が覗いたので鱒淵ダムに出かけたのだが、ものすごい夕立に見舞われて全身ずぶ濡れ、パンツまで濡れてしまった。

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日曜日、熊本大分は豪雨の予報だったが英彦山は大丈夫とのことだった。が、前日に靴が濡れてしまっていたこともあり、外出をあきらめてミニ菜園の草取り。ここ2カ月で夏草が繁茂して、見栄えが非常に悪かった。いずれは妻から何とかせよと言われるので、梅雨が明けるといつでも飛び出せるように、内憂を取り除いておこうと。草取りは午前中いっぱい要したが、今度は汗でパンツまでびっしょり。でも、菜園はすっきりした。これでスイカが育つといいのだが、どうも駄目なようだ。時期が遅すぎる。

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梅雨明けが宣言されたのが23日の月曜日。昨年よりも2週間も遅かった。もう蝶は出そろっているだろうなと、勇んで翌24日に久住に繰り出した。この情景が冒頭に示した久住高原だ。暑かったが、待ちに待ったことでもあり、疲れを感じることなく精力的に高原を散策したのだった。

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そしてその日の帰り、時間的に余裕があったので、英彦山に立ち寄った。オオムラサキにお目に掛かるかもしれないと。・・・で、これが大正解。以前から眼を付けていたクヌギ林で何と15分のあいだで4頭もGETしたのだ。オスメスが仲良く2頭ずつ。同じ木で3頭。それも1頭を捕まえるとそれを待っていたように次次とオオムラサキが蜜を吸いに飛んできたのだ。私にとっては宝の山。こんな僥倖があるとは。

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さて今年の成果だが、昨年獲れなかった蝶もかなりいてまぁまぁの出来だ。今からは蝶も下火にはなるが8月に羽化する蝶もいるから、盆くらいまでは採集したいと思っている。念願の「アカシジミ」を捕獲した時は手が震えたが、その他にも最近は貴重種となった「コムラサキ」「スミナガシ」もGETできた。あと何年体力・気力が続くか分からないが、出来るだけ長く頑張りたいものだ。

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コメント (14)
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