四方台から貫山をの眺望
大型連休が始まった。休みに入る前はI君の代役で大忙しだったが何とか切り抜けることが出来た。連休明けが怖いが、まぁ考えても仕方ない。
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早いもので、今日はもう連休3日目。昨日一昨日とは打って変わって暴風雨に見舞われている。ただ全国的には好天に恵まれているようで、行楽客が多いのだろうか、各地で交通事故が頻発しているようだ。和ファミリーも関西圏に出かけている。無事であれば良いが。
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私も9日間の連休。妻からはワックス掛けと垣根の手入れ、それに毛布などの冬物のコインランドリーを仰せつかっているだけで後はフリー。今年も気楽に遊べると思っている。
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その初日、小倉はピーカン。文句を言えないほどの青空で夏日の気温と予報されていた。曇天だったらJRウオーキングに参加しようと思っていたのだが、こんなに上天気ではもったいないとひそかに狙っていた貫山に登ることにした。今年の懸案のツマキチョウはまだ1頭もGET出来ないから、最後のチャンスということもあったのだ。
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貫山は北九州国定公園でもあるカルスト台地「平尾台」の北に繋がる700m超の山ではあるが、車で標高が400m近くの平尾台まで登れるので、手軽にハイキング気分で楽しめる。
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連休初日、絶好の天気の中、浮き浮きした気分で平尾台の入口、吹上峠に車を止め、捕虫網を持ってさぁ出発。足取りも軽く、貫山登山の定番、大平山を目指す。若草が芽生え始めた急傾斜の羊群原を着実に登って、大平山・四方原を経由して目指す貫山山頂に到着したのが10時半過ぎ。キアゲハなどを採集しながら、カルスト台地の景観を楽しみながら登ったので、ゆっくりした歩きだったのだが、2時間掛からなかったことになる。
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<o:p>貫山頂と平尾台カルスト台地。真ん中の写真には右手に福智山、左手に香春三岳が望めます。</o:p>
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それにしても大勢の人がハイキングを楽しんでいた。私が網を持っているので「何をしているの?」「珍しい蝶は居るのですか?」などとすれ違うごとに挨拶するので、「いい年をして・・・」と、気恥ずかしく感じるほどだった。珍しいオジーサンと思ったのだろうな。中には捕まえた蝶を見せてと迫る人もいたりして。
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そんな中、妻方の義理の姪御さんと出くわしたのにも驚いた。先日の義兄の法事であったばかりなのだったが、まさかこんな山で! 登山が趣味とは聞いていたが、会社の同僚と4人、山ガールを楽しんでいるようだった。
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<o:p>左:オキザリスの可憐な花。 中:収穫したゼンマイ。 右:雉のツガイを発見。これから巣作りでしょうか</o:p>
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帰路、小高い丘の上を歩いていると「オキザリス」という花が群生していると通りすがりの私に声を掛けてきた熟女がいた。山口の秋吉台では全滅に近く、下関からわざわざ訪ねて来て良かったと、興奮気味で教えてくれた。花には疎い私なのだが、そんなものかと写真に残した。
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羊群原の傾斜地に分け入って山菜を摘んでいるグループも見受けられた。ハイカーたちの楽しみの一つだ。私も嫌いな道ではないので、お弁当を入れたコンビニの袋を取り出してゼンマイを摘むことにした。キマダラヒカゲを追っかけて小高い桜並木の荒れ地に踏み込んだのだが、そこにゼンマイが大量に生えていた。誰も足を踏み込んでいなかったものと見える。わずか15分くらいで目ぼしいところを摘んで、揚々とその場を後にした。<o:p></o:p>
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この日は大した収穫も無く(ツマキチョウは結局居なかった)、帰りにフィットネスで風呂に入って帰ったのだが、翌日曜も快晴の上天気。翌日は宗像の「城山登山」に行くことにした。JRウオーキングなのだ。この話はまた後日。<o:p></o:p>
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持ち帰ったゼンマイ、早速妻がアクを抜いて、お浸しとして翌日の夕食に出た。少し柔らかすぎたが結構おいしかった。ゼンマイを適度な硬さに料理するのは経験がいるようだ。
追記:教えてもらったオキザリス、どのような花なのか調べたのだが、この花とはちょっと違うようだ。オキザリスはクローバーによく似た葉なのだ。間違って教えてもらったのかもしれないと探した結果、どうもオキナグサが正解と思われる。忘れっぽい私、2度も3度も名前を聞いて覚えたのに。ご存知の方がおられたら教えてください。