ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

牛斬山

2012-04-21 15:11:28 | アウトドア

 

このところ暖かい日が続いており、暇を見つけては蝶を追いかけている。それも昨年は時期的に採れなかったツマキチョウを絶対に捕獲したいと念じての事だ。ツマキチョウは春先に蓮華の花が咲く頃に出現する可憐な蝶で、昔は我が家の庭先でも見かけたのだが、最近は激減したのだろうか、ほとんど見かけない。4月になって足立山や福智山に数回出掛けたのだがツマキチョウはその影さえも拝めない。里山は開発されすぎているので、もう少し山深く入り込んだほうが良いのかもと思って香春町の牛斬山に採集行することにした。青春の門で有名な香春三岳と福智山に繋がる標高580mの山で、JRウオーキングで香春を歩いた時に知った自然が豊かな山だ。

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  好天の水曜日、修理が終わったビッツを日田彦山線採銅所駅に停めて登山道を西進した。里山はチューリップや菜の花が咲き乱れてもう春爛漫。私も足腰も随分強くなっていて、快適に足を進めた。

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道端には多くの蝶が飛び交っていたが、目当てのツマキチョウは見当たらない。ツマキチョウは飛翔力が弱いので、飛び方を見るとすぐに分かる。可憐な飛び方なのだ。

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里山を抜けて登山口に差し掛かると長崎ナンバーのバスが私を追い抜いた。舗装が途切れた登山口でバスから20人くらいの団体が次々と降りてきた。私と同世代かそれ以上の熟年で、姿格好はぴたりと決まっていたので町内会などの登山グループと思えた。同じ牛斬山登山? 私の捕虫網をみて興味がわくのか、次から次に質問してくる。私は採集を邪魔されたくないので適当に会話した後は足を速めた。

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<o:p>左:香春三岳。右端の一ノ岳は毎日石灰岩を切り取られている。</o:p>

<o:p>中:遠くに福智山が。尾根伝いの縦走路。</o:p>

<o:p>右:縦走途中、牛斬峠から眺めた牛斬山</o:p>

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牛斬山頂に着いたのが丁度正午前。2時間費やした。頂上でお弁当を食べたのだが、上昇気流に乗って舞い上がってきたキアゲハを4頭捕まえたのが嬉しかった。私の標本箱には入っていなかったのだ。しばらく頂上で休んでいた頃に例の団体客が登ってきた。 石灰岩の採石で山が削られた香春一ノ岳や福智山などを望みながら昼食タイムということだった。私は彼らの記念写真撮影に協力した後、私は一足早く五徳越峠へ向かって縦走を開始した。 なだらかな、時には急勾配の稜線を1時間あまり歩き、五徳越峠に1時半過ぎに着いた。

 

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この場所は香春三ノ岳の登山口でもあるが殆ど山を下った標高が低い地点なので、そこから更に三ノ岳に登るのは気が重い。採銅所駅まではまだかなりの道のりなので、三ノ岳はまたの機会にして車を置いている採銅所に戻る事にした。

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帰りの道路でも何とかツマキチョウを、と目を凝らして探すのだが見当たらない。結局この日の成果はキアゲハだけだった。本当にツマキチョウは居ないのだろうか? 次期的には今時分の筈なのに。

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コメント (8)
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