今日の小倉駅のイルミネーション。まだ飾り付けの最中ですが、早くも年末の風情。
11月に入るとすぐに新日鐵の起業祭がある。鐵の街八幡を象徴するイベントで、この間は工場が開放され、溶鉱炉や赤黒く焼けたスラブ(鉄の塊)の熱延工場などを見学できる。私も社会人となってからも仕事の関係で何度も見学したことはあるが、鉄がすさまじい悲鳴を上げているような大迫力で、まさしく音・光・熱の競演といえる。機会があればぜひとも見ておきたいところだ。その他に街中では出し物や屋台、夜店などが立ち並んで、夏祭りと同じような賑わいを見せる。
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八幡で生まれ育った妻も八幡っ子らしく、この起業祭を楽しみにしていて、娘達が幼い頃、何度か観に連れて行っている。もちろん娘達は屋台や出店が目的ではあるが。ところが不思議な事に、この起業祭になると決まって寒波が吹き寄せる。小雪が舞い散るのが起業祭なのだ。そして、今年。またもや寒波が押し寄せてきた。実に不思議な思いがする。
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ここ1週間、妻も私も体調が思わしくないので休日はじっと保養していた。といっても寒波の到来で、冬支度に追われた。布団や衣類を出して干したり、ファンヒーターと扇風機を入れ替えたり、そしてエアコンの掃除などなど。
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居間のエアコンは天井に埋め込まれた四角の200Vタイプであるが、妻が何処かで知識を得たのだろう、暖房に切り替える前に奥の吹き出し口のところを消毒しなくては、と云う。暖房運転だと雑菌が繁殖するのかもしれないと私も納得して、ハンドタイプ消毒液を塗りつけるべく脚立に登った。ところが驚いた。
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普段は吸い込み口のフィルター交換しかしていないので、吹き出し口を開けることは無いのだが、開けてみると埃が黒くへばりついている。よく考えれば10年間も掃除していないのだった。
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それから手が届く範囲で掃除を行って、消毒液を塗って処理は終わった。その間約1時間。妻の小言もこれでなくなることだろう。<o:p></o:p>
家の中が片付いたので、灯油を買いに走った。今年最初の灯油だ。1缶18リットル。かって知ったるセルフで価格1026円。妻にレシート渡したら、「高い! なぜ高いの?」。まるで私が悪いような口ぶりだ。今年の冬が思いやられる。
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その日の夕方、次女から妻にメールが。起業祭に来ているという。妻の感化だろう、二人の子供を連れて家族で楽しんでいるようだ。寒気も吹き飛ばす勢いなのが嬉しい。