ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

麻生・伊藤邸

2008-12-01 21:46:01 | 紀行

   

    日曜の朝食。むかごご飯でした。味噌汁はケン作です。

 

  今年は紅葉が遅れていると報道されているが、近頃はどこにも出かけていない妻が私も紅葉狩りに行きたいと言う。土曜日の朝のことだ。朝日新聞で麻生邸の紅葉が紹介されており、11月中は無料で一般公開されているとの記事を見ていたのだった。それを聴いて、閃いた。「飯塚巡りだ!」 

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ちょうどその日の朝のNHKの地域番組で、週末のお出かけスポットとして飯塚の炭鉱王「伊藤伝右衛門邸」を紹介していたばかりだったのである。麻生邸と伊藤邸、ちょうど良い組み合わせだ!と。

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土曜日は農林水産祭を計画していたし、天気が良ければ北九州市民球場で開かれるマスターズリーグを観に行きたいと思っていたので、飯塚行は日曜とすることで妻と同意した。(その日は時雨模様で、雨が降ったり日が照ったりとおかしな天気だったので、マスターズリーグは残念ながら遠慮しました。)

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日曜の朝、飯塚へ行く途中、再度農林水産祭に寄って牡蠣を買い求めることにした。飯塚からの帰路で日頃お世話になっている姉や知人へ届けたいと思ったのだ。9時半を過ぎて10時近かったので、売り切れていないか心配していたが、妻が行ったときは最後の4袋しか残っていなかったと笑顔で戻ってきた。

 

麻生大浦荘の庭園

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麻生首相の母体、麻生財閥は石炭で財を成した筑豊御3家の一つであり、飯塚の各所に麻生一族の邸宅が残っているが、なかでも大浦荘は麻生初代が丹精をこめて庭園を築き上げたところで、紅葉の見事さで有名だと紹介されていた。 私たちは始めて訪れたが、寮風の母屋と鬱蒼とした山が借景のように重なって、見事な紅葉と相まってすばらしい景観を醸し出していた。何でもこれらの木々は自然に生えたのではなく、計画的に植えたそうであるからすごいものだ。庭園の芝生も痛まないように、わざわざスリッパに履き替えることになっていた。拝観料が只だったからではなかろうが、見物客は多かった。門内では麻生せんべいや饅頭など麻生人気を当て込んだ商品が売られていた。選挙が間近なので、これらもその対策なのだろうか。けれども、確かに驚くべき和風建築であり、景観であった。

 

                                               伊藤伝右衛門邸

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それから、私たちは石炭王「伊藤伝右衛門邸」に向かった。遠賀川をはさんだ5キロほど先のところだ。<o:p></o:p>

華族で歌人の柳原白蓮の話で有名な人であるが、その富は想像もできないほどで、残された和洋折衷の家屋と調度品などに圧倒された。飯塚市が昨年に引き取って一般公開を始めたらしいが、思わぬ人気で年に20万人以上の見学者が来ているという。石炭産業の盛衰とともに歩んできた飯塚だが、往年の栄華がいまだに我々を引き付けているのだった。

 

 

 

 

 

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  見学を終えたのが1時前。さすがにお腹が減ったので食事をすることにしたが、妻が回転すし「一太郎」が良いと云う。それに私の負担だとも。 昨晩、数独でわずか1秒程度の差で勝ったと主張しているのだった。 私としては、終わったと言うタイミングがずれただけで、負けたとは思ってなかったが、確かに声を出したのが遅れたことは事実だから仕方が無い! 真央ちゃんの華麗なジャンプに釘付けになっていたのだ。

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 「一太郎」では運よく席が空いていて、早速、うに、あじ、とろ・・・などを食べた。妻はサバが脂が乗っていて美味しいと二皿も食べた。私はサバアレルギーなので残念だが食べられない。車なのでビールが飲めなかったのが残念だったが、仕方ない。 11皿で料金は2300円。 安かった。

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 帰る途中に中間市に寄った。お土産の牡蠣を渡すためだが、半年ぶりのご夫妻は元気そうだった。 私たちの話を聞くと、奥様は麻生大浦荘には先週に友達と見学に行き、帰りは温泉で疲れを癒したと言っていた。近場の観光地として定着しつつあるようだ。 お茶を頂いて帰ることにしたが相変わらず笑顔が優しい二人だった。

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帰りついたのが4時前。早速ゴルフを見た。男子と女子、2画面で。 女子最終ホール、トップだったジョンミジョンさんがバンカーからホームラン、これで不動さんが勝った!と思ったが、なんとスリーパットしてしまった。あの沈着冷静な不動さんが、だ。この結果古閑さんに棚から牡丹餅の優勝が転がり込んだ。そして賞金女王も掻っ攫うことになった。勢いと云うのは恐ろしい! 凡人の想いを超えた何かが働いたとしか思えない。1mをスリーパット! 私まで悔しい。(この晩、この夢にうなされました)

 

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コメント (14)
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