連休明け、溜まっていた仕事の取立てが本格化してきた。みなさん、もう待てないと言うわけだ。どこの会社でも新年度に入り、予算や今期の計画の設定に本腰を入れる頃なのだ。また、今頃は研修の季節でもある。各社とも人材養成に力を入れている。だから私の仕事は、見積もり業務と教育業務が重なって、その調整に汗流しているが、それに加えて私事を優先して入れているから、まさに余裕がない状態だ。根が追い立てられないと本気にならない性格だから、暇な状態よりも良いのであるが、それでもちと気が重い。<o:p></o:p>
今週は、教育研修ウイークであった。火曜日は関連会社の技術者への教育、そして今日はJRの技術職への派遣教育だった。<o:p></o:p>
JRはさすがに教育制度はしっかりしており、門司に学校さながらの研修センターがあって、新人研修から専門研修までカリキュラムを設定して遂行している。隣りにはグラウンドもあって、硬式野球部の練習場にもなっている。<o:p></o:p>
今回、我が社に依頼されたのは、配属4年目の電気系技術者への専門教育であり、午前中の50分授業4時間だった。研修テーマは電力系統の設定に関するもので、電圧降下や電圧変動などである。
講習教室
まさに学校の教室と同じ環境で、8時45分の第1時限開始のオルゴールチャイムとともに授業開始。生徒数は4人と少なかったので気楽ではあったが、互いに初顔なので始めは緊張した。研修資料は準備していたが、4時間は長いので実習時間を組み込むことにした。例題によるエクササイズという訳だ。<o:p></o:p>
1時限目は生徒の能力をつかむのに手探り状態、2時限以降はそれに見合った指導をすることにした。そのため、電気の初歩から指導する羽目となったので、時間が掛かってしまった。専門技術は各人の職歴や環境などによって習得レベルが違うので教えにくい面もあるが、今回は分ってもらわなければ話にならないので、相手が社会人とはいえ再度復習の意味も加えて話をした。<o:p></o:p>
それでも終了の12時半には、当社の受け持分の教育は終了した。熱心な質問などがあって、結構勉強になったのではないかと自負している。<o:p></o:p>
JR殿は当社のユーザーでもある。今日講習した人々は10年も経てば立派な中堅として各地の工務所で腕を振るうことになろう。少しでも役に立てば嬉しいし、当社の製品売り上げに寄与してくれるとなおさら嬉しい。JRは私の通勤手段でもある。電気の不具合でストップしないように願いたい。