ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

ほたる狩り

2006-06-07 22:18:34 | アウトドア
 昼から、某製鉄所に出張。4時過ぎに終わったので直帰。ここ10日間で長崎、水俣、延岡と遠いところに出かけていたので近くの出張は有難い。たまにはこのような日があってもいい。5時過ぎの明るいうちに帰ったので妻が心配したが訳を話して納得。せっかくの機会だから、蛍狩りに行くことにした。源氏蛍はもう過ぎたかもしれないが、平家蛍の最中だと思う。蛍狩りは一昨年に行ったきりだ。わが都市の水源地である鱒淵ダムの麓の川は昔ながらの自然を残しており、いまだに蛍が数多く舞っている。
写真は薄暮の鱒淵ダム

 お腹が減ったと言う妻を連れて、7時前に出発。目的地に7時20分に到着。まだ明るいので鱒淵ダムまで足を伸ばす。この前父を連れてきた時はカメラの設定をミスっていたので、今度は注意して湖面を撮るが薄暮なので写りが悪い。仕方ないか、とあきらめる。ルアーフィッシングの若者が多い。ブラックバスを狙っているのだ。夕闇が深くなったので、目的地の川淵に移動。駐車場に車を入れて川面を覗いていると、次々にやはり蛍狩りの車が到着。やはりここはメッカなのだ。

 ますます暗くなったので橋の中央に陣取って、上から目を凝らしているとまもなく蛍の灯りが一つ、二つ。妻と歓声を上げていると瞬く間に灯りの数が増えた。川の全面で光が点滅している。強い光、かすかな光など多様であるが、蛍が一斉に活動を始めたようだ。気が付くと周りはもうすっかり闇だ。時計を見ると8時だった。蛍見物の人も見入っているようだ。
 しばらく蛍の乱舞を童心に返って眺める。子供のころは網を振り回して捕まえて、蚊帳の中に放したっけ、と思い出しながら。あの頃は蛍がいるのが当たり前だった。フナやギンヤンマなどと同じように、当然のように身近な遊びの対象だった。

 お腹が減った。晩酌もしたい、と帰る事にする。妻がメールで娘に蛍狩りに行ったと連絡している。妻は妻で嬉しかったのだろう。娘にもどうぞ、と言っているのだ。幸せな気分で帰路についた。

コメント (16)
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