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ゆうしゃケン  小心翼翼・平々凡々

団塊世代の技術系サラリーマンだった。引退した今は妻と二人で平和な生活を願いつつ、趣味と独り言でストレス発散

東野圭吾さん

2009-03-04 20:51:18 | 屋内趣味

   東野圭吾さんの本にはまってしまって、この2カ月弱の間に12冊を読みました。その感想です。読み終わってすぐの感想を羅列しただけなので文体が統一されてません。

 

 

容疑者Xの献身<o:p></o:p>

 最初に読んだ本。ブログに感想をアップしました。最後に涙を流すシーンで私も泣けました。

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白夜行  幻夜<o:p></o:p>

 女性とは? 悪魔なのか、天使なのか。悪女と云うのは実に魅力的な人です。踏みつけにされても、それが当然のような感覚さえする。これだけの生命力、行動力、決断力が欲しい。

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探偵ガリレオ  予知夢<o:p></o:p>

 推理作家にはそれぞれ個性的な名探偵と助手が登場するが、この作者は科学者を名探偵として登場させた。怜悧な思考力で不思議な事件を紐解いてゆく。それはオカルトであってもそうなのです。科学的思考の影に温かい人間味が隠れているところに共鳴します。

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秘密<o:p></o:p>

 多重人格? 現世への限りない執着が奇跡を起こしたのか。 最後に妻が消え去る時の表現がすばらしい。我が子、そして夫への限りない愛を感じる。

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時生

 過去と未来のハザマの中で、生きる!と云うことは何なのか。生の確かさと、わが子への限りない愛を感じる。そしてそれ以上にこの世に創出してくれた父と母への感謝の想いが溢れています。生まれ授かった生、すべて神の子、平等に神様に愛されているのです。転生輪廻、最後の言葉が重みを持っているようだが・・・この言葉はなかったほうが良かったのではないか。このままぐるぐる廻り続けるのは本意ではあるまい。2度目は成長した自分を見せたいのであれば別だが。・・・作者は同じことの繰り返しではなく、成長した自分を見せたいと思ってるのだと思いたい。親と子で互いにスパイラルアップして確かな生を確かめ合っていくのだと。

決して悲観することなく、安易にむさぼることなく、生まれたことを感謝して精一杯に生き抜きましょうと伝えてくれます。

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片思い<o:p></o:p>

 性とは何か。斬新な切り口で性に関する慣習・偏見を取り上げた作品。このテーマを選定した時点で社会的慣習にどのように向き合うか、ある程度のシナリオを想定して取捨選択したと思うが、殺人事件と組み合わせたのが秀逸。 

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分身<o:p></o:p>

 自分の遺伝子をどのように残すか。わが子に伝えられない時は・・・。クローン人間の生い立ちと感情の共鳴。遺伝子とは何なのか。自分とは何なのか。神の領域に決して踏み込んではならない事を二人の少女の心の葛藤で見事に表現している。

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悪意<o:p></o:p>

 ガリレオ先生を除いて、私が読んだ作者の初の長編推理物。目次がなかったので読み進めていくと、ちょうど本の紙数も半分で解決、結局はありふれた推理物で2話入ってるのだな、と思ったのだが。<o:p></o:p>

この作者の推理物は逆の逆は真なり、のような感じだ。必ず一捻りがありそうだ。次の推理物で確認したい。

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放課後<o:p></o:p>

 デビュー作にして乱歩賞受賞作品なので期待していた。そして見事に期待に応えてくれた。<o:p></o:p>

「最も犯人らしくない人が怪しい。」 「密室やアリバイ工作の精度に醍醐味がある。」「全編にちりばめられた伏線と個性的な人間象」「読者の推理を凌駕するどんでん返し」 などの推理小説に典型的なパターンが心地よく網羅されており、まさに推理小説の王道と言える本だ。犯人探しから言えば私の経験で、「登場頻度が多く、アリバイも有って、犯人像からもっとも遠い人物」という逆の視点が見事に当てはまったのも快感といえる。読後にアガサ・クリスティを思い浮かべたのだが、なぜなのだろう。

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名探偵の掟<o:p></o:p>

 「放課後」で私が思う推理小説の典型的パターンについて述べたが、その直後に読んだのがこの本。不思議な因縁だ。名探偵と云うからガリレオ探偵の話かと思っていたのだが、推理小説・名探偵のパロディだった。<o:p></o:p>

 私はブラックジョークやパロディ物が大好きだ。 技術屋なので物事を多角的視野で捉える習慣が有るからだろうか。パロディなので軽い読み物では有るが、トリックはやはり素晴らしいひらめきを感じるし、切り口も斬新だ。作者もいつも深刻なストーリーから逃れて息抜きをしたいのだろう。

 

 

いま、我が町の図書館に「変身」など3冊、申し込んでいます。「手紙」をいつ読もうか、悩んでいます。悲しい話は避けたいのですが、それを読まなくては話にならないような気もしています。

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愚図

2009-02-25 21:01:48 | 屋内趣味

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遅い!と妻が文句を言っている。何のことか判らないので、瞬間的に私の防護バリアをチェックし、そして問題が無いことを確認した後に、おもむろに尋ねる! 「何が・・?」

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聞いて見ると、パソコンのスイッチを押してからの立ち上がりのことだった。妻が言うには、「最近はとみにおそくなった、前はそんなでも無かったのに。パパがいろんな物をデスクトップに置いているからでしょう! どうにかしてください!」と柳眉を逆立てるかのような勢いだ。

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 妻のパソコンはソニーのノート型。ソフトはVISTA。約2年前の製品だ。メモリーは1GBしかないので、確かにVISTAとしては重いが、それでもいらいらするほどの待ち時間ではなかったはずだ。常駐ソフトも最低限の筈なので遅くなることは考えにくいが、立ち上がり時のLANのセキュリティチェックが異常に時間が掛かってるのかも知れない。

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私に出来る限りのメンテ(デスクトップの整理や不要ファイルの消去)は実行したが、それでも立ち上がりが遅いという。仕方ないのでネットでソフトを調べて買った。それが「驚速」。不要な常駐ソフトを排除し、最適の環境下でスピードアップを図るというものだ。私に専門の技術があれば簡単に対処できるのだろうが、下手に扱ってトラブルが生じては大変だと、市販ソフトに頼ることにした。

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早速私のパソコン、妻のパソコンにインストールした。その効果は・・・? それ以降、妻が「遅い」とつぶやいている様子がないから、そこそこは改善されたのだろう。<o:p></o:p>

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ところが数日後、私のパソコンで不思議な現象が起こっていることに気づいた。 立ち上げは確かに速くなったような気がするが、vistaの基本画面が表示されたすぐ後に、メールソフト「windows mail 」が自動で立ち上がるようになった。 この時点では無線LANは当然つながってないので、メール取得は不能だ。このメール取得は60秒間のインターバルを置くように設定されているようで、この60秒間が全くの無駄時間となっているのだ。 と云うことで、逆に立ち上げ時間が長くなっていることに気づいて愕然とした。

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このためメールソフトを起動しないように、システムの起動ソフトリストをチェックしたが、どうも判らない。Windows mailと書かれたソフトが見当たらないのだ。もう少し勉強して何とか対策を取りたいが、「驚速」の問題なのか、私の入力ミスなのか? どうしても判らなければメーカーに問い合わせることになろうが、一昨日だったか、メーカーから「驚速2」が4月に販売されると案内メールが届いた。買ったばかりなのにもう改訂版? 買うのを早まったのではないか?と自問自答。

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パソコンのシステムに詳しくないと、恐ろしくて初期設定をいじくることに抵抗がある。今までにも何度もシステムダウンして再インストールを繰り返している。昔のシステムは簡単だったから何とかなったが、最近のシステムは恐い。パソコン内臓のCDが使えなければ、もうどうしようもない。それに、膨大な設定情報は殆どが忘れている。 愚図と言われても、システム本体をチューンアップすることは避けなければ。 私のような人が多いのだろうな!

 

どなたか、この対策処置方法を知ってれば教えてください。馬鹿だなぁと言わずに!

 

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2009-01-20 22:18:07 | 屋内趣味

   

 

   新年に入って何事も無く平穏な日々が続いている。熊本方面への出張が二度ほどあったが、それ以外はマイペースでのデスクワークだ。降って沸いたかのようなアメリカ発の不景気風が我が国の産業界を荒らしまわっているが、とりあえず今のところは我が社には影響がない。ただ、製造業界の設備投資の見直し・中止は予想以上で、産電向けの引き合い見積り件数は少なくなっている。

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 ライン業務から外れたためだろうか、それとも年齢的なものであろうか、最近は喜怒哀楽が表面に出ることが少なくなってきた。感情の起伏が極端に減ってきたような気がする。これは果たして良いことなのであろうか、と時々考える。確かにストレスによる変調はほとんどない。が、顔の表情に変化が無いというのは、どうにも寂しいし、人間として生きているという感覚に乏しくなっているような気さえする。笑うと優しく、怒ると恐いおじいさんが理想ではないかと思ったりしている。

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さて、最近は東野圭吾にはまっている。「容疑者Xの献身」から始まって、「白夜行」「幻夜」「秘密」と読み進めてきて、今は「トキオ」を読んでいる。すべて図書館から借りた本だ。通勤や出張での電車内で読んでいる。

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なぜ、今になって東野圭吾? 自分自身でも良くわからないが、「容疑者Xの献身」で経験した魂を揺さぶられるような感動じみた衝撃が忘れられないのではないかと感じる。要するに自分の怠惰な精神が、強いインパクトを要求しているような気がするのだ。

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私は昔から涙腺が弱い人だ。幼児向けのアニメや感動物語を観ると、まず例外なく涙が溢れてくる。実はそれはそれで一種の快感じみた感情であり、涙を流した後は幾分かはすっきりするので無意識に涙を求めているのかもしれない。けれども、小説を読んで流す涙は、ドラマを見ての涙とはまた違ったような感覚だと思う。本を読み進めることによっていつのまにか主人公=私となり、主人公の思いはストレートに我が身の問題に取って代わり、自分自身が同じ体験をしているかのような感覚になるのだ。ドラマを見て流す涙は、結局は他人じみた涙であり、決して自分自身のこととは思っていない気がする。

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とは言っても、電車の中で大の男が涙を流している様は、格好いいものではない。幸いにも私は老眼なのでメガネを拭く振りをしてごまかしているが、さてどんな風に見られているだろうか。

 

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DQ9予約

2009-01-16 20:59:27 | 屋内趣味

 

   

   

    DQを予約した。キムコさんが予約した記事を読んで、私も負けてはいられない!と。本家本元のゆうしゃが遅れを取ってはならない。DQ9をするためにニンテンドーDSiを買ったのだから。発売の3月28日が楽しみだ。以前は国民的人気のこのソフトの発売日はニュースになっていたものだが、最近は予約システムが整備されているので、販売店に朝早くから並んだり、不良の恐喝などのトラブルも少なくなっているのだろうと思う。私にしたってわざわざ行列に並んで買うことはないと思う。予約で配達付きだから買うのだ。

 

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さて、年末のクリスマス時期に購入したDSi、手始めにスーパーマリオにチャレンジしたが、ステージ1で早くも脱落した。なんどもカメとぶつかり、穴に落ちたり。アクション物はどうも向いていない。ところが正月に婿殿がちょいちょいと遊んでいたが、それを見ると始めてのプレーのはずなのに、すいすいと次から次へステージをクリアしていた。やはり得手不得手があるものだと、妙に感心した。

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というわけで、今は同時に買った「テイルズオブハーツ」というロールプレイングゲームをしている。シリーズ物の新作のようだが、実はこれも戦闘はアクション要素が多く、キー操作に難儀している。と言ってもまだ開始早々なので、強い敵キャラはいないのだが。どうも最近のゲームは高級すぎて困る。秘術や得意技などは当たり前、ウルトラマンのようなタイムバトルまであるのだ。キー操作を覚えるのが面倒なので、基本技だけで戦っているので進行が遅いが仕方ない。なに、時間は充分にあるのだ。

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    DSiなので、手軽にどこでも楽しめる。が、私は仕事が済んで帰るときの電車の中で、横に人がいないときにすることにしている。それも音を消して。ゲームはやはり効果音やバックミュージックがないと、面白みも半減する。戦いが佳境に入ってきたら、音声が楽しめる雰囲気でやらなくては

 

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自分へのプレゼント?

2008-12-23 21:24:32 | 屋内趣味

  

  約1週間ぶりのアップです。別に体調が悪かった訳でもないのですが、バイオリズムのせいでしょうか、生来の怠け癖なのでしょうか。ただ、この間に年賀状を片づけました。そして上の写真です。

 DQ9がニンテンドーDS で出るというニュースを聞いて早速、DSを買うことにした。私なりにネットで調べて最新機種のDSiに決めたが、人気商品のようでどうもクリスマスと重なって品薄らしい。まぁ、それでも仕方ないと思って通販を調べたら、何とありました! これは運が良いと思って即座に注文した結果、昨日手に入りました。そして手にとって眺めて・・・。携帯なみの写真機能や通信機能が付いていて、さすがに最先端のゲーム機なのですが、ゲーム機はゲーム機! ソフトがないとただの箱。

 ということで、今日、○○電機に行って、買ってきました、ゲームソフト。 そのひとつが私がファミコンで初めて遊んだスーパーマリオ! おなじみのひげを生やしたマリオがカバーで飛んでいました。懐かしくて速攻でこれに決め、もうひとつが数日前に発売となったテイルズオブハーツというRPGソフト。

 売り場のカウンターで、お嬢さんが「クリスマスのプレゼントでしたら、リボンを付けましょうか?」 なるほど、クリスマスプレゼントが多いようだ。が、私はきっぱりと、「それは必要ありません。」

 私のボーナス小遣いをはたいて手に入れたDS, 妻からは白い眼で見られているが、ゆうしゃの冒険の旅には欠かせないのです。DSの初期設定で、ネーミングは当然「ゆうしゃケン」でインプットしました。 ネット通信で共に戦うようになったら、よろしくお願いしますね。 

 

 

 

 

 

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DQ9

2008-12-18 20:46:09 | 屋内趣味

    

 

   3月にドラクエ9が出るらしい。それも今度はニンテンドーDSということだ。前作のDQ8はプレステだった。 ゲーム機がころころ変ると、私みたいなRPGオンリーのファンとしては、そのたびにゲーム機をどうしようか考えなくてはならないので困る。

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このドラクエシリーズは初代のファミコンから始まって、スーパーファミコン、プレーステーション、プレーステーション2とハードが変遷してきた。もちろん、ゲーム機ハードの飛躍的な進歩に応じて、ソフトが開発されてきた結果だとは思うが、それにしてもニンテンドーDSとは。

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RPG大好きな私としては、ソフト1本だけをするためにゲーム機を買うことは、やはりためらわざるを得ない。幸いにもプレーステーション1,2は弟や娘婿が持っていたのを借りたので、ゲーム機本体を買わずに済んだので良かったが、どうも今度は身近で貸してくれる人が居ない。となると、ここは何とかして手に入れなくては。ゆうしゃが旅立てないではないか。<o:p></o:p>

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インターネットでそのDQ9の紹介記事を読んでいると、「 ワイヤレス通信機能を生かし、仲間と一緒に冒険できるゲーム」と書いてある。 ふんふん、全国各地のゆうしゃと連携が取れるシステムらしい。・・・!

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なにっ! ニンテンドーDSはパソコン並みにネット接続が出来るのだろうか? となれば、私の仲間、K騎士団を呼び寄せて新たな敵と対決することになるのだろうか?<o:p></o:p>

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ちょうどクリスマスの時期だ。人気ゲーム機は品切れになると聞いた。まぁ、3月までに買えばいいのだから気楽ではあるが、さてさてどのようなことになるであろうか。<o:p></o:p>

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ニンテンドーDSと云うハードを知らないので、早めに手に入れてしくみの勉強からスタートした方がいいかもしれない。楽しみだ。

 

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容疑者Xの献身

2008-12-16 21:12:56 | 屋内趣味

   

   

 

  女性陣に圧倒的な人気がある東野圭吾さん、ブログ仲間でもigaigaさんや玉茶丸さんが彼の書評を載せていたが、先日みつまめさんが大絶賛していた「容疑者Xの献身」を読むことが出来た。図書館で予約していたのだが、なんと2週間弱で廻ってきた。巡り会わせと云うか運が良かったのだ。<o:p></o:p>

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  実を言うと、この本を読み出して半分くらいのところまでは読むのが億劫になっていた。母子家庭を襲うあまりにもやるせない、救いようがないシチュエーションに辟易したのだ。弱い立場の人間を極限まで追い詰めてもさらに骨の髄まで食いちぎろうとする人間性のかけらだに持ってない悪逆非道の男という、私がもっとも忌み嫌う情景に、私の神経が耐え切れないという心配までしたのです。 必殺仕事人に始末されるべき男を、その場の成り行きで防衛しただけで、罪に問われるおののき・・・彼女たちに明るい未来を描くことが出来ない場面だという想いから、もう本を読む気力がなくなってきたのです。

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この時点で妻に東野圭吾さんの印象を尋ねると、「手紙」でもそうだったが、暗い描写が多いという意見が返された。だから私には向いていないだろうとも言った。さすがに、私の性格を見抜いているのです。

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けれども、探偵ガリレオは先日読んでいたので、ガリレオ助教授の怜悧な、それでいて人情味がある性格に淡い期待を持って、どのような結末になるのだろうか、と読み進めたのでした。

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そう、容疑者Xの行動をすべてつまびらかに推理しつつも、最後はハッピーエンドに何とか結びつけるのではないかと。

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 そして、ラストの4分の1は、息を切らせたランナーのように、夢中で読んだのです。大どんでん返しがあるとigaigaさんも述べていたし、それが何なのかを知りたかった・・・。ガリレオ先生はどのような行動をとるのだろうか、と。

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 読み終えて、溢れ出る涙と、深いしじまの中からかすかに聞こえる魂の叫びを聞いたように思えました。そして、やるせないため息をついたのです。

 

 

   ネタばれですけど、私の想いです。

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  このような事件が本当にあった時、そしてそれを裁判官として判断せよと言われた時、私はどのように判断するのか、皆目わかりません。人間とは不思議な生き物です。心の琴線に触れ、互いにハーモニーを共有することが出来る人たちはすばらしいと思います。 

 

  最後の場面で、刑務所で心静かに時を過ごす覚悟をしていた石神氏が、靖子さんが出頭したことを聞いて号泣しました。 せっかくの計画が無駄になった、と嘆いたためではないと思います。この瞬間、二人は確かにハーモニーがつながったのだと信じたいのです。<o:p></o:p>

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カクレカラクリ

2008-12-10 21:09:49 | 屋内趣味

     

      勤務先最寄駅にて

 

 

  予告編を真似て本の紹介です。

 

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   鬼才森博嗣が放つ最新アドベンチャー。120年の時を刻んで今蘇るのか、伝承のカラクリ! 舞台は東北の山村、村を2分して争う名家の怨念が現代に渦巻く! 謎を呼ぶ紋様・古文書と地底を貫く朽ち果てた廃鉱跡。 夜空を焦がす丙戌の夏祭り。 果たしてカラクリに隠された財宝は見つかるのか? そしてカラクリは予言どおり出現するのか? 末裔の美少女姉妹が「ゆうしゃケンと」たどるひと夏のめくるめく体験。 君はこの謎を解けるか!!  乞うご期待! 

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  主人公にゆうしゃケンを入れて、少しばかり脚色したものです。ネタバレにならないように注意はしましたが・・・。知的好奇心が旺盛な人にはお勧めです。 さぁ、宝探しの冒険に出かけましょう。(美人じゃないと、私と同伴できませんが() )

 

 

 

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レッドクリフ

2008-11-10 21:26:00 | 屋内趣味

  

  シネプレックス前の広場で。クリスマス商戦が始まりました

 

  ジョン・ウー監督の「レッドクリフ」を見た。三国志でおなじみの赤壁の戦いを描いた大スペクタクル映画だ。珍しくも妻から観に行こうと言い出したのだが、私も大の歴史ファン、三国志はもう何度も繰り返して読んでいるので一も二も無く同意した。策略を凝らした大船団相手の火責め、手に汗握る活劇を期待して胸が躍った。

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そして日曜日の午後、シネプレックスでなぜか私が2人分のチケット代2000円を拠出した。昨晩、数独で負けてしまったのだった。 内心は悔しかったが、そこは大人、泣きたい思いをこらえて笑顔で支払ったのでした。(なぜか、最近は負けが込んでいる。飲んでするからだとは思っているが、シラフで負けると自信喪失になる!) 

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館内は私たちと同じように熟年グループが目立った。やはり娯楽的だが重厚な作品と云うのが人気があるのだろうか。

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さて映画だが、無数といっても良いくらいの大勢の人々が繰り広げる戦闘シーンや殺戮シーンに圧倒されてしまった。 血しぶきなどは当たり前、串裂きなどのむごい場面が次から次へと繰り広げられ、音響効果とあいまって戦争の悲惨さ、怖さが骨身にしみるほどだった。とてもじゃないが私には戦争は出来ない・・・。

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この映画で特に感銘を受けたのが、孔明が作戦を立てた亀甲の陣。九官八掛の陣というらしいが、名前だけ知っていてどんな陣形なのか分からなかったのだ。敵を誘い込んで縦横に隊形を変化させて翻弄する。あまりにも見事な采配に感嘆したのでした。なるほど、こんな戦形だったのか! しかし敵も然る者! 円環の陣で対応する・・・が、それも合点承知の介、ロープで円環をくるりと廻しとって落着。ゲーム感覚の戦術もあってRPG大好きの私には堪えられない用兵の妙でした。

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2時間半という上映時間もあっという間に過ぎてしまった。それほど、集中していたのだろう。第2部の赤壁の戦いが待ち遠しい。小説では確か大風を起こして船をつなぎ合わせる連艦の術?を仕掛けたはずだが、さあどうなることだろう。

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ただ、欲を言えばもう少し心理描写が欲しかった。男たちの戦いの中で、なぜ曹操が絶世の美女に執着したのか、どうも良く分からない。もちろん原作には出てこない美女の話だから、単に付け加えただけで終わっている。戦争の影に美女あり、一個の男性も女性の美にはかなわない・・・これをサブテーマとするのならば、それなりの表現が欲しい。(第2部でこのところが強調されるのかもしれない。期待するとしよう)

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図書館で

2008-11-06 21:13:59 | 屋内趣味

   

  プレゼントのリンゴとお菓子を抱えて大喜びの和音君です。 

 

  月に1,2度図書館に行く。通勤電車内で読む本を借りるためだ。気楽に読める戦記物や時代小説が多い。先日のこと、私が図書館に出かけると妻に言うと、「悪人」を借りてきてほしいという。作者は確か吉田なんとかさん、忘れた!・・・いつものことなので気にせずに二つ返事で請け負った。

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 図書館のパソコンで調べると確かに吉田修一「悪人」があった。が貸し出し中。仕方ないので予約することにした。パソコンで予約画面にすると、どうも私の図書カードにパソコン用の暗証番号を入れなくてはならないらしい。それには係りの人に登録用の暗証番号を仮発行してもらって、それで認証後に自分の暗証番号に変更すれば手続き完了、ということになる。

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 さて、私に与えられた仮暗証番号の紙切れににはw29j4l26と印刷されていた。 ところが、何回入力しても、暗証番号が間違っていますと拒否される。途方に暮れて係りに泣きついた。係の女性の立会いの下、再度入力! 結果はやはり「暗証番号が間違っています」・・・で、しょう!? 

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そこで係の女性はおもむろに「私が入力しましょう」 ・・・結果、暗証番号は認められて次画面が現れた! なぜ?

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係りが言うには1ではなくてLなんですよ! W29J4L26 だったんです。

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どうも係の女性はこのようなトラブルが何度もあって、知っていたらしい。0とOの区別はよく知られているがまさか1とlも間違うなんて。このようなトラブルがあるなら、印字を大文字にすれば良かったのに。(どうも、暗証番号は大文字と小文字の区別までしているようで、小文字入力が必要なのでした)

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それから、パソコンでの予約はスムーズにでき、私は東野圭吾の「探偵ガリレオ」をついでに予約した。みつまめさんや玉茶丸さん推奨の本だ。ただし、3人先約がいたので、手元に届くのは正月ごろ?

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また、予約は自宅のパソコンからでも出来ると教わった。これからは読みたい本を好きな時に予約できる。便利な世の中になっていたのだ。もっと早くにこのシステムを知っていればよかった。

 

 昨日、図書館から「悪人」が返却された、と連絡があって、妻がいそいそと受け取りに出向きました。また、けろさんからキリバンプレゼントの豚のマグネット(イチゴスイーツ)が送られてきました。早速冷蔵庫にメモ貼り付けとして役立っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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