OG's Family Chronicle & Diary 
Formula H,AlfaRomeo 8C Competizione,996Cab,RangeRover
 



練習に励んでいる初期の頃の話。
エクシードの監督曰く「OGさん、最終のツッコミが最速ですね〜」
TSUBO師匠にも「OGさん、最終はシフトダウンだけでしょ?めっちゃ速い。」との評価をもらいました。
当然、褒めてくれていると思ってました。

でも、実はこれ、教育的指導だったんです。
当時、最終は言うに及ばず、1コーナーも2ヘアも
他の選手の進入が遅くて「スキ」だらけに見えてました。
私にとって、鼻先を突っ込むことは造作も無いことと思えてました。
ところが進入では並ぶものの、いざ直線に入るとワンメイクのはずなのに、
2割以上のパワー差が有るが如く、直線で離されていくじゃないですか。


実はコーナリングの良し悪しは、つまるところターンインの姿勢だけで決まってしまうんですね。
コーナー進入でロック寸前までブレーキング、前輪過重が最大となった時点でターンインのきっかけを与え、
後は後輪が慣性で外へ振り出される状態をじっと維持する。
このターンインの最中に少しでもスロットルを開けてしまうと、前輪過重が抜けてしまい総てがパーです。

理想的には、ターンインの瞬間で向きを変え終えて、ゼロ舵角で全開脱出出来れば言うことはなしです。

<筑波1ヘア>

ツッコミに賭けていた、formula H.に乗り始めたばかりの私
進入速度が速すぎて向きを変え切れておらず、
もうクリッピングを過ぎたというのにステアリングは切れたまま、
当然アクセルを開けられないでいたはず。
それどころか、コーナーの出口のアンダーオーバーで暴れていたかもしません。


翌年のレース中の同じコーナー
クリッピングの手前でターンインを終了して、クリップの手前からゼロ舵角
アクセル全開の図。(たまたまキマッタ)

同じく2コーナーの失敗コーナリングの図
だらだら曲がりで、ターンイン姿勢ができていない、しかも大アンダー。
進入速度は私よりも速いはず、でも全開のタイミングが遅くなるので
次の直線ではスパンと追い抜けるほどの大~きな差ができてしまいます。

TSUBO師匠の名言
「タイヤのグリップの差はないから進入速度が速ければ
 全開タイミングが遅れて致命的なタイムロス」
「筑波でさえ、サーキットの大部分は実は直線
 コーナリングスピードの差よりも直線速度の差で
 タイムが決まる」

当たり前の事を知るのに多くの時間を費やした、ちょっと悔しい思い出です。



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1978年3月、初めてLAのinternational airportに降り立った。
間違えてdomestic airportに迎えに来ていた親友Fに出会うのに、
豪く手間取ったのも懐かしい思い出だ。

CHEVROLET CONCOURSEに乗って、空港からVanNuyの彼の家に向かう道すがら、
HollywoodのTower Recordsに寄った。
当時、日本には、青山のパイドパイパーハウスを除けば輸入盤屋もほとんどなかった。
(輸入盤屋が劇的に増加したのは、78年春以降だったと記憶している)
FENのAmerican Top40やCharlie Tunaでパワープレーになっていても、
輸入されないアルバムが多い時代だったから感激もひとしおだった。
Tower Recordに入った時にかかっていた曲は今でもはっきり覚えている。
StyxのSaling Away、当然、日本では未発売だった。

紙ジャケに裸のまま入れられたドーナツ版もさることながら、
ビニールパックされたLPをカットした時に、ほのかに香るアメリカのにほい?も素敵だった。
帰国するまでの間、週に2~3回、通い詰めた。

PCによるDLや、Amazonにやられてしまった形なのだろうが、
あのタワレコが無くなってしまうのは何とも寂しい。

その後、トランジットでLAに寄ることはあっても、ついぞ再訪は果たせぬままになってしまった。

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