OG's Family Chronicle & Diary 
Formula H,AlfaRomeo 8C Competizione,996Cab,RangeRover
 



日本には、失ってはならない大切なものが山ほどあるのだということを、
我が家の小さなイベントを通して、身に染みて感じました。


お招きしたお客様に撒物としてお渡した和菓子です。
とらやさんに作っていただきました。
「多胡の浦」と「緑の友」なるお菓子で、それぞれのデビューは90年以上前の大正中期。
二つで、わずか900円、これを30セットほどお願いしたのですが、
とてつもなく手のかかる受注生産品、合計で、たった27,000円の仕事なのに、
熨斗を選ぶために、わざわざ熨斗の現物を速達で送ってくる心配り。
賞味期間が一日ということで、当日の朝、赤坂の本店で手作りの上、
出来上がり次第、国立劇場まで配達していただきました。

演目に関連して、お弁当をお願いしたのが、
東近江の招福楼さん。
お招きするお客様の年齢層を考慮して、
招福楼の一般的なお弁当と、ほぼ同じ値段で、
お祝い用の、小ぶりなお弁当を特別に作っていただきました。
こちらも、招福楼の丸の内店で、当日、作っていただいた上、
丸の内から伊勢丹を経由して国立劇場まで届けていただきました。

こちらの撒物は、さらに小さな仕事。
わずか三百数十円ほどの、大津絵の“藤娘”が描かれた小便箋。
こちらも、無料で熨斗まで付けていただき、
大津の老舗から郵送されてきました。

つい数年前まで、バスケットボールに打ち込んでいた長女の姿を
思い出せなくなるほどの変貌ぶり。
坂東三太映師匠のご指導のおかげで、坂東のお名前も頂戴しました。
12月26日、国立劇場においての大舞台。

日本舞踊の伝統美を、自分の娘を通して感じる喜び、
感激も一入でありましたが、
それにもまして、老舗との取引を通して、
日本の歴史ある生産業の仕事に対する真摯な姿勢に心打たれました。

どのような品物でも、ネットで手に入る時代となり、
人と人との係わり合いも淡白、いやゼロになりなりました。
当然、顧客の都合を配慮した気配りなども無用となりした。
品物を右から左へ流すだけのブローカー業が儲かり、
生産業に還元されない、現代の流通システム。

いろいろと疑問に思う、不景気一色で過ぎた年の瀬なのでありました。



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この記事は、ta_Z8さんの“あがり。”について書いています。
http://minkara.carview.co.jp/userid/10768/blog/16233244/

こういうのを、トラックバックというのでしょうか?(よく分かってません)

「あがり」のクルマについては、ta_Z8のところにコメントした通りです。
別に超高性能である必要はありません。
ただただ、情が通うというか、愛せるというか、
そんなところが大切なような気がします。

ある人にとっては、GT3であったり、Enzoであったり、ある人にとってはS600であったり、
まあ、当然、千差万別、人其々なわけでありますが、
私の場合には、ヘッドライトを「お目め」にたとえた顔付も重要であったりします。
我が家のポルシェ2台も、Dinoも、基本、丸目です。

今は、こんな「顔」が気になって仕方ありません。






懐古趣味と言われれば、それまでですが・・・。


クルマの進化過程、100年の中で、この優しい顔が流行った辺が、
一番、美味しい時期だった様な気がします。

現代のクルマは、もちろん、高性能で安楽ではありますが、
使うに使いきれないハイパワー、
楽しむに楽しめない、電子制御で去勢された操縦性、
クルマが白物家電に例えられても、致し方ないかもしません。

より高性能を目指し、かつ万人に安全を提供するために進化してきたのに、
その結果、若い人たちに、そっぽ向かれてしまうとは、何とも皮肉なお話ではありますなぁ。



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畏友、智音の皆様にお集まりいただく、我が家のクリスマスパーティも
ついに10回目を数えるに至りました。
今年も、23区最西端の町までお出でいただき心より感謝です。

パーティの様子はhiyoko & Fukunosukeさんのヒヨコ・イン・ザ・ワールドで、ご覧いただけます。
(人まかせでスミマセン!)
http://blog.goo.ne.jp/fukunosuke_2005/e/87241798cc68a6b0fb4fa2bf51d165c3


 

今年の準備は、何となくスロースタートでありました。
例年であれば、まだまだ残暑を感じる時分から始まるのですが、
今回は何と、師走近くになってからでした。

σ(^^)はといえば、元々、大したこともせず、すべてMariさん任せなんですが、
今年は、新型イン〇ルとやらのせいで、お童になってしまって、
なおの事、お任せ事が多くなってしまいました。(^^ゞ





当日、ゲストの皆様がいらっしゃる小一時間前に、やっとのことで準備完了。
またまた、ルミックスのパノラマモードでパチリ!

今年もケータリングは昨年に引き続き、麹町のエリオロカンダ。
シェフも昨年と同じ、コスタンティーノ氏。
お陰さまで、ケータリングとは思えない温かな料理をサーブしていただきました。


毎年毎年、つくづく思うのですが、
わたしくしども家族は、本当に良き友人に恵まれて幸せです。

σ(^^)、長男、長女の学校繋がりの皆様、
MariさんのF関係の皆様、
そして、クルマクラブ繋がりの皆様、
お忙しいさなか、遠くよりお出でいただき心より感謝です。
これからも、ぜひぜひ、変わらぬお付き合いを願いしたく存じます。



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3日目は、世界遺産のソンサンイルチュルボンへ。
実は7月にも訪れたのですが。猛暑と高湿度でヘタレなOGが参ってしまい、
登頂を諦めたのという経緯がありました。
もちろん、Mariさんはヘイチャラでしたけど。

幸い、今回は低温低湿度、、
さすがにこの好条件ならばと、リトライしたのでした。 



10万年前の海底火山の噴火口、さすがに異観でありました。
一番上の画像は、ルミックスのパノラマモードで4枚綴り、
魚眼レンズ以外で撮る方法はありません。(^^)

真夏に登っていれば、こんな色だったはず。
これを見るためには、高温に打ち勝つ体力の増強か、ヘリ・チャーターが必要になります。
まぁ、いずれまたということで。。



登山の後は、こんなお店で、またまた、超絶・海ごはん。
柔らかいイカ山盛りのチヂミ、デカイあまだいのひらき、
新チェジュのお店の、遥か上をゆくお味に感動させていただきました。

特に左下の、ゲ〇か〇リにか見えない、全然フォトジェニックじゃない
ウニのスープ、これは絶品でした。


空港にチェックインするまでの、最後の一時は美しく過ごしました。
もちろん、メニューは総てハングル、喫茶店のスタッフの様子では、
どうやら、日本人の観光客は初めてだったのではと思われました。

わざわざ、エスプレッソマシーンを使って入れた、
日本のアメリカンより遥かに薄い、、知る人は知ってる、あのコーヒーで
最後の韓国を十分に味わったのでありました。



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