OG's Family Chronicle & Diary 
Formula H,AlfaRomeo 8C Competizione,996Cab,RangeRover
 



スポーツドライビングの幸福は“高揚感”にあると確信しています。
私の場合、中途半端にスポーティーなドライビングでは
残念ながら大声で叫びたくなるような絶頂に達することはありません。

私なりのスポーツドライビングの定義はこうです。
加速時にはスロットルペダルは必ず床まで踏み抜く。
レッドレブに達するまえにシフトアップすることはない。
ブレーキはロック寸前のフルブレーキング。
たったこれだけのことなのですが、このうち一つでも欠落してしまうと
Driving Highの高みに到達することが出来なくなります。

http://blog.goo.ne.jp/dino993/e/f274411dc4c4e2b0d6f2f19ed0969e89

今現在、最高のDriving Highを味あわせてくれるのが、このクルマ。
11000rpmまで回るエンジン、0-100 3.5secの加速力。スリックがもたらすG。
acmeと言ってイイほどの高揚感が得られます。

さて、公道でDriving Highを味わう方法は他にないのでしょうか。


KokiさんのMorgan、画像は勝手に拝借m(__)m

この画像から、操縦する自分を想像してみて下さい。
50年以上前に設計されたラダーフレームに固定軸のサス。
弾けるような4気筒エンジンのエキゾーストノート。
ゴーグルをしないと目も開けられないほどの風。
凄い高揚感があるんじゃないかなと思いませんか。

以前に似たような経験をしたことがありました。
Stanguellini 1100 sport 1950年代のバルケッタレーシングカーです。
5年前の2月、オーナー一馬親父さんのご好意でミゾレ模様の都内を帽子も被らず、
ゴーグル、マスクもしないで爆走しました。
床までスロットルを踏み、床が抜けんばかりにブレーキを踏みました ( そうしないと止まれない )。
唇が紫色になるほどの厳寒でしたが、フォーミュラと代わらぬほどのときめきを感じました。

スノッブなクラシックカーの世界に憧れるわけじゃありませんが、
Driving Funの真髄は意外と、こんなところにあるんじゃないかなと思います。
と言うわけで、AUDI R8や997GT3は素晴らしいマシンに違いありませんが、
“高揚感”を評価軸とすると、意外なdark horseがいるんじゃないかって気がしてきます。



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