大阪から戻った翌週、どうしても憧れを捨てきれぬ
あのLotusに会ってきました。
魅惑のパーツたちがディスプレイされた
ノスタルジックな雰囲気が溢れるクラシックガラージ。
イタ車やドイツ車にはない英国車だけが持つバンカラさとスノッブさが同居する
何となく味わいのある光景に思わずウットリ。
「あぁ、わたしもジェントルマン・レーサーを気取ってみたい・・・」(爆)
トニー・トンプソン・チューンなるセミレーシングエラン。
ボディーのチリもかつて見たことがないほどにキッチリ出ています。
セミレーシングらしくセッティングされて車高も雰囲気バッチリです。
内装もミントコンディション。
ダッシュの割れ、歪みもなく、こんなElan、正直申し上げて初対面でありました。
この時点で、もう、すっかり参りました、私。
で、早速、赤ナンバーを取り付けて、勇躍、摂氏35℃のカントリーロードに
飛び出してみたわけですが、、、
くぅ~、試乗の機会を与えていいただいて良かった。
正直申し上げて、高回転型だからかアクセルレスポンスがトロいです。
サスストロークが短いせいか、轍に足を取られて極端にフロントの落ち着きが悪く、
何の前触れもなく横っ飛びします。
シフト、ストロークは小さいのですが、重くて積極的にシフトする気になれません。
これでは、いくらサーキットでタイムが出たとしても、全然、楽しいはずがありません。
これだったら、何とかチューンなる冠がない、比較的、素に近いこちらのS1の方が
遥かに自分にマッチしているのでは?と感じたのでありました。
が、しかし、こちらのS1は長らく始動されておらず、
試乗にはそれなりの整備が必要とのことで、
肌で感じる体験は出来ませんでした。
残念ながら、自分にはエランと言うマシンが
マッチしないのだろうと思っていたところ、
実は数日前、半額ほど(具体的には350)のエランが売りに出たのでありました。
早速、試乗に及んだこのマシン、
ショップのオーナー様曰く、全くの“ノーマル”ですよ~、
との事だったのでありますが、、乗ってみてビックリ、
これが、本来の性能が出ているエラン、The Elanだったのであります。
軽く指で捻るだけでコクッコクッと決まるウルトラショートストロークなミッション、
スロットルベダルを数ミリ踏んだだけで弾けるツインカムエンジン!
あぁ~、これが本物のエランだったんだぁ!!
これなら、TC2000、5秒も行けるかも~!!!
このマシンがDHCであったなら、即金購入だったでありましょう。
さてさて、本題は好奇と憧憬でありました。
この2つの心情は、いまだ経験せぬ相手対象について
抱くものであることは言わずもがなの事であります 。
エランに対する好奇心と憧憬の念は数十年前から持っておりますが、
それはエランを所有したり深く関わったことがないからで、
言い方を変えれば、エランを所有すれば自然に消え行く心情なのであります。
好奇と憧憬の念が消えた後もElanを
末永く愛していけるのかを考えなくてはなりません。
カミソリのような操縦性とライトウェイト、
突き詰めれば、フォーミュラー隼に敵うはずもありません。
ある程度安楽にスポーツカーを操りたいのなら、
8Cで十分でありましょう。
隼と8C、全く異なる対象ではありますが
この中庸を極めねばならないとおもっているのであります。
それも一考の余地ありですね。
フケは良かったですよっ! 4,000rpm以上は完璧でした。
まっ昼間の環八で軽くひっぱただけで60マイル出ました。
私のイメージでは
Elanといえば、写真のような緑色が
一番シックリきます。
とても綺麗で素敵ですね。
私もです。エランといえば一番下の画像、BRGですよね。
セブン系でもよく聞く話ですけど、ロータスは色んな意味で柔軟性の高いクルマなんだと思います。
でも、ややっこしいことはdinoで懲りましたので、
素直に出来上がりを手に入れます。^^;