昨日の“Update”のエントリーは前振りだったりします。
K20dにマニュアルフォーカスの古いレンズを付けていて困るのは、
なかなか、ジャスピンが出ないところでした。
(まぁ、これはAFでも同じことで、昔の一眼レフのMFに比べると、
ピンの甘い写真が多い気がしてました。。)
いくらファインダを真剣に見たところで、モニタで見るとガッカリというパターンが
あまりに多いのでした。
昔、PENTAX SP(当然、マニュアルフォーカス)を使っていた頃は
全くもって簡単だったはずのピント合わせ・・・・難しくなったのは老眼のせいか?
納得することができず、いろいろWEBを調べてみたら、
結論は、意外や単純な事でした。
現代のデジ一のファインダーは、そもそもピント合わせ機能を失っていたのでした。
思い返してみれば、昔の一眼のファインダーは、
ピンが出た瞬間に、“カチッ”と結像したものでした。
そうそう、それそれ・・・「マイクロプリズム」と「スプリットプリズム」
これさえあれば、老眼であっても、結像したらジャスピンであることが分かるはずなのであります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/58/bb5d50ae16c4de132625e210d76ae1f6.jpg)
というわけで、UPSで今朝届いたのがコチラ。
米国はKatz Eyeopticsのフォーカシングスクリーンです。
http://www.katzeyeoptics.com/
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7a/50/2834203f5e6520f14106c8b336e54ccc.jpg)
マサチューセッツ州から3つの州を経由して、やって来るんですね。
サイトで自分の荷物が旅している様子を追いかけるも楽しいものです。
オーダー後、ちょうど一週間で手元に届きました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0c/e1/1a4b5a47491b707e1c284a9e6746a1f2.jpg)
中国製なら3千円からあるらしいですが、昔、一眼レフをお使いだった方なら
お分かりと思いますが、
暗いレンズだと、スプリットプリズムが真っ暗なっちゃうんですよね、ダメなスクリーンだと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/34/64/fb72ccb12e53709d3ba47c4f3f3e9287.jpg)
本来、交換作業そのものは簡単で、ものの数分で終了するはずですが、、
σ(^^)は老眼鏡では足りず、ついには拡大鏡まで駆使して、やっとのことで交換装着できました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0f/c9/29202f5d6a2bce24883cddeefd81fb90.jpg)
外した純正品
明るいには明るいけど、機能はなし。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/95/e086ed1838b66c0b40df8a953d27e486.jpg)
まん中が「スプリットプリズム」
その周囲のボコボコしたところが「マイクロプリズム」
特にマイクロプリズムが結像する瞬間が気持ち良いんです。
因みに、現代のデジ一には、そのどちらも装備されていません。
結果、こいつは凄い!! 本当に凄い!!
ピントが合った瞬間にパキッ!と結像。
フォーカスに要する時間は、超短縮、しかも、正確無比。
兎にも角にも、写真の出来はどうあれ(笑)、
撮る事じたいが楽しいことこの上なし。
機械が進歩して、自動化、簡便化することは結構なことだけど、
知らないうちに、この世の中から消えていった楽しみも大きいのでしょうね。
今、まさに車のクラッチが風前の灯でありますなぁ。
将来、3ペダルMTに乗るために、たとえ、エキストラコストが必要になったのとしても、
σ(^^)はMTに乗り続けます、、きっと。
だって、運転する楽しみが減っちゃうなんて勿体ないですもん。