WASABI AD-1

2008-11-27 02:00:26 | Dano Effects
ダンエレクトロには2in1のエフェクターシリーズがあり、そのシリーズ名はWASABIという。日本語だ。
ダンエレクトロはminiシリーズではエフェクターの名前をすべて食べ物にするという暴挙に及んだが、その際、おそらくはありとあらゆる食べ物の名前を集めたはずで、そのリストにWASABIも入っていた可能性は高い。miniシリーズではボツになったが、例えばスシバーに入って鮨を食べたりなんかして、ワサビの辛さに涙を流しながら、「この刺激だ!」とかひらめいちゃったりなんかして、新シリーズの名称はWASABIに決まりなんてことになったのかもしれない。
さらに、「WASABIといえば日本、日本といえば何だ?」ってな感じに調子に乗って連想ゲームを始め、「やっぱ日本といえばSumo Wrestlerじゃね?」「いいねえ、神秘的だねえ」というわけで、力士の写真を筐体にプリントしてしまったのかもしれない。



さらにさらに、おそらくエヴェッツ・コーポレーションにはアニメおたくがいて、「日本のアニメは素晴らしいね、特にスーパージェッターに出てくる流星号は最高にクールだ」なんて話から筐体を流星号のようにデザインしてしまったのかもしれない。もちろん、50年代、60年代のアメリカのコンセプトカーあたりも参照されたと思われるが、WASABIシリーズの筐体はこうしたレトロ・フューチャーな乗り物のイメージで、昭和40年前後に生まれた日本人ならほとんどが流星号をイメージするものになっている。これもまた「擬態系」で、DAN O WAHのアメ車をより発展させたものだと言うこともできるだろう。

私が持っているのはこのシリーズのAD-1で、ディレイとリヴァース・ディレイの2in1ペダルである。すでにReel EchoとBACK TALKは持っていたので、購入したのはそのユニークで謎に満ちたデザインが面白かったからに他ならず、従って、実際に使用したことはほとんどない。

AD-1はコントロール・ノブが4つ。左からMIX、SPEED、REPEAT、HI CUTとなっている。そしてREVERSEというボタンがあり、これでディレイとリヴァース・ディレイを切り替える。ステレオ出力が可能。
さらにPICK UPという奇妙なスイッチがついている。HUMとSINGLE、そしてOFFの3モードとなっているが、シングルコイルのギターだろうがハムバッカーのギターだろうが、結局はOFFにしたほうが音がいい。
フットスイッチは右側がエフェクトのオンオフ、左側は踏むことでディレイタイムを変えることができるスイッチとなっている。
一応、スラップ・エコー的なショート・ディレイから忘れた頃に音が戻ってくるロング・ディレイまでカバーしているが、ディレイタイムの目安がないので設定が面倒。タップでやるにしてもなかなかジャストにいかないと思う。工夫次第で色々なことができそうではあるのだが、あまりロング・ディレイの必要性を感じない私にはこれといったアイデアがないので、今のところは持て余しているのが現状。デジタル・ディレイを使い込んできた人なら効果的に使えるかも。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 動画で楽しむDano(6) | トップ | TUNA MELT »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
はじめまして。 (quartz)
2008-11-27 20:15:37
はじめまして。
私もWASABIシリーズ持ってました
外観とテールランプの不気味な発光加減に
やられました
AS-1でしたが中々しっかりした作りなんですよね…
音はまあちょっとあれだったので手放したのですが笑
返信する
Unknown (danojun)
2008-11-27 22:32:52
はじめまして。書き込みありがとうございます。
AS-1はオーヴァードライヴとエコーですね。
WASABIシリーズは見た目はいいんですけどね、肝心の音が、悪くはないけれど、これしかないと思わせるほどではない感じですね。
設計上可能かどうかは別として、2つの組み合わせを任意に選んで合体させて使うなんてことができたら完璧だったんですけどね。
返信する

コメントを投稿

Dano Effects」カテゴリの最新記事