Gretsch 6118 Double Anniversary

2017-03-05 15:05:40 | Other Guitars




Gretschの6118 Double Anniversary モデル。おそらく1967年製で、私のバースイヤーモデルということになる。
しかしながら、このAnniversaryは私の誕生を祝ってのことではもちろんなく、Gretschの創立75周年を記念したもので1958年に最初のモデルがつくられた。確か限定生産だったような気もするが、ずるずるといつまでも生産は続けられていたようである。

ボディの色はいわゆるスモークグリーン。トップはかなり明るく黄色に近いが、サイドとバックはグレーがかったグリーンとなっている。ピックアップは1発のものと2発のものがあって、2発のものを Double Anniversary という。初期のモデルにはフィルタートロンが取りつけられていたようだが、私のものはハイロートロンである。

このモデルは現行品ではフィルタートロンで、ビグスビー付だったと思うが、私のはいわゆるGマークテールピース。ブリッジはボディに乗せてあるだけで、高さと弦間の調節ができる。



ダンエレクトロのギターもある程度揃ったので、そろそろギター収集も終わりにしようと思っていたのだが、グレッチのヴィンテージを1本くらいは持っていたいと急に欲望がふつふつとわいてきた。以前、もしグレッチを買うならテネシアンがいいかな、と思っていたこともあり、テネシアン辺りを物色することから始めたのだったが、グレッチの画像を検索していると、当然のことながらブライアン・ジョーンズが6118を抱えている画像に出くわしてしまうわけで、そしてやはり持つ人が持つとかっこよく見えるわけで、おまけに6118はテネシアンよりも安く手に入るというわけで、入手するなら6118というところに落ち着いたのであった。



グレッチのトグルスイッチは前にあるのがピックアップのセレクターで、後ろにあるのがトーンセレクターである。



グレッチのノブはネック側にあるのがマスターヴォリュームで、ブリッジ側にある2つのノブは、前がフロントピックアップのヴォリュームで、後ろがリアピックアップのヴォリュームになっている。

グレッチといえばリッケンバッカーと並んで、扱いにくいギターとされているが、確かに決して弾きやすくはないものの、思ったほどではなくてよかった。(ちなみにリッケンバッカーには未だに多少手を焼いているところである)。

ただし、ヴィンテージのグレッチにある最大の問題点はバインディングの劣化である。私が入手したものもヒビが入っていたり、はがれそうになっている箇所があったり、ボロボロと崩れそうになっていたりと劣化と言うよりも風化に近い状態になりつつあるので、そこが気を使わないといけないところである。あとは塗装の白濁の問題もあり、夏などは暑いところでTシャツ1枚で弾いているとすぐに白濁してしまうので、これも気をつけないといけないところである。

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