goo blog サービス終了のお知らせ 

マーシャルは夢のかけら

2009-02-20 01:26:09 | Other Amps
こんな私でもマーシャルの壁を背にしてステージでギターを弾きまくってみたいものだと思っていた時期があったのです。今となってはもうそんな気持ちもまるでありませんが、中学、高校の頃はマーシャルのアンプが憧れでした。前にも書きましたが、そんな私の手元にあったのはローランドのアンプで、望んだ音が得られずに悶々とした日々を送っていたのでした。

今ではその気になればマーシャルのアンプを1台くらいは手に入れることはできますが、それほど欲しいという気持ちもなくなってしまいました。そんな今の私が持っているマーシャルのアンプがVALVESTATE10なのです。

マーシャルのソリッドステートにはLEAD12という名機がありますが、これは今でも人気がありますね。一方、このVALVESTATE10はあまり人気がないのか、かなり安く手に入れることができます。人気がない理由としては、スピーカーがセレッションではないこと、パイロットランプがないこと、ロゴマークが小さいこと、そして全体的につくりが安っぽいことが挙げられるだろうと思います。サウンド的にはよく歪みますが、アンプの歪みではなく、エフェクターでつくったような歪みだとよく言われたりもします。マーシャル派の人たちは、マーシャルを愛するがゆえに、このVALVESTATEシリーズやMGシリーズを認めない傾向もありますので、そうしたことも人気が出ない一因なのかもしれません。

でも、このアンプは決してダメなアンプというわけではなく、ソリッドステートの10Wクラスのアンプとしてはなかなかのものだと思います。これだけは手放せないと思うほどの何かを持っているかといえば微妙ではありますが、私の場合、時折、思いっきり歪ませて弾きまくりたいという衝動にかられることがありますので、そうしたときには重宝します。こうしてマーシャルに憧れていた頃を思い出してみたりするわけです。

名機を圧縮

2009-02-19 00:52:20 | Other Amps
国産のアンプで名機とされるものはいくつかあると思いますが、スタジオやライヴハウスなどで常設され、デファクト・スタンダード化したアンプというと、ヤマハのF-100やローランドのJC-120ということになるかと思います。今回はこれらのアンプをそのまま小さくしたような外観を持った小さいアンプを紹介したいと思います。



まず、ヤマハ。これはG-10Wですが、私が所有しているのは海外仕様のものなので、G5となっています。ヤマハのFシリーズは海外ではGシリーズとして輸出されたようです。これは、ご覧の通り、ウッドキャビネットです。コントロールは左からVOLUME、BASS、TREBLE、REVERB、MASTERVOLUMEとなっています。このサイズでリヴァーブがついているのがいいですね。ただ、私のは効かなくなっていますが。
さすがにこのくらい小さいと歪ませるとブーミーになりますので、クリーンからクランチまでになりますが、このクリーンはFシリーズの特徴である、ソリッドステートながら温かみを感じさせるものになっています。
幅が30cm、高さが25cm、奥行きが15㎝で、ウッドキャビネットの外観もあわせ、とても可愛らしいアンプです。



次にローランドのJC-20です。JC-120は大きくてあまり愛想がない感じですが、外観はそのままでもこれだけ小さくすると可愛くなりますね。コントロールは左からDISTORTION、VOLUME、TREBLE、MIDDLE、BASS、そしてCHORUS。コーラスは2種類あります。私が所有してるのはイタリア製のものです。サイズは幅が35㎝、高さが26㎝、奥行きが20㎝くらいです。スピーカーは6インチ程度のものが2発といったところです。音はいわゆるJCの音です。



最後はグヤトーンのSuperFLIP GA-50Fです。グヤトーンのFLIPシリーズもまた、国産アンプの名機とされていますが、これはそのFLIPシリーズで最小のものです。幅が25cm、高さが26㎝、奥行きが15㎝くらいのものです。プリ部だけチューブのハイブリッドアンプで、スピーカーは6インチ程度のものが搭載されています。コントロールは左から、GAIN、LEVEL、BASS、MIDDLE、TREBLEとなっています。なかなかよく歪みます。

前に紹介したVOXのPathfinder10もAC-30を圧縮したものということもできますが、名機とされるアンプをコンパクトなサイズで所有し、楽しめるというのも、こうした小さいアンプのよいところだと思います。

ツイード憧憬

2009-02-18 01:55:54 | Other Amps
フェンダーのヴィンテージ・ツイードアンプへの憧れは今もあります。いつかは手に入れたいと思いながら果たせないでいます。
ヴィンテージのツイードは無理だけどこれならと思い、手に入れたのがトーカイのTA-35OCでした。これはフェンダーのツイード・チャンプのコピーモデルで、1980年代中頃に出たと思います。この頃にツイード・チャンプのコピーを出したトーカイというのはすごいメーカーだったなと今になって思うのですが、当時はあまり欲しいと思いませんでした。
このアンプはソリッドステートで30Wの出力。上面のパネルにヴォリュームとマスターヴォリュームがあって、マスターヴォリュームを引っぱりあげると歪むようになっています。背面には3バンドのトーンコントロールとリヴァーブがついています。キャビネットはきちんとフィンガージョイントされており、しっかりとしたつくりになっています。
一応ドライヴモードがあるといっても、このアンプはあまり歪みません。そのため、当時はあまり人気がなかったようですが、感覚的にはチューブアンプをフルアップしたときに得られる歪みといった感じで、外観だけでなく、サウンドも似せようと努力したのではないかと思われます。
私がこのアンプを手に入れたときは、あまり音が良くなかったので正直がっかりしました。本物を手に入れられないからといってコピーモデルで我慢するなんていうことは今後一切しないようにしようとさえ思ったわけですが、だんだんと鳴るようになってきて、今はかなり気に入っています。

VOX Pathfinder 10

2009-02-17 00:34:16 | Other Amps
VOXアンプの伝統的な外観を保ちながら、小さく、音もいい。おまけに安いということで、ギターを再開するにあたって買ったアンプです。
部屋で弾くなら十分すぎるくらいの音量もあり、かなり歪むので、これさえあれば何もいらないとさえ思えてきます。美しいクリーンと暴力的な歪みを兼ね備えたアンプですね。
ところが私は、このアンプに出会ったことで、小さいアンプに音を期待してはいけないという偏見をくつがえされ、その可愛らしさにも魅了された結果、いろいろと集めることになってしまうのでした。

Roland SPIRIT 25A

2008-12-30 00:10:48 | Other Amps
しばらくダンエレクトロ以外の話題を続けます。さすがに2ヶ月休みなく書いているとネタもなくなってしまいますね。

これは私が手に入れた初めてのアンプです。当時は練習用アンプといえどもソリッドステートなら30wは必須とされていたので、近所の楽器店で30wクラスで私が買えるものはこのRolandくらいしかなかったのでした。
当時の私はやはりMarshallに憧れていました。アンプは歪んでなんぼのものと思っていましたから。他のメーカー、たとえばFenderは高音ギラギラで歪まないというイメージがありましたし、VOXはビートルズと結びついていて、デザインも含めてアンティークなイメージがありました。MUSIC MANはスティングレイ・ベースは知っていましたが、アンプもつくっているとは知りませんでした。
で、Rolandといえば、ジャズコーラスというアンプがスタジオやライヴハウスには必ず置いてあるものということは知っていて、それにシンセサイザーのメーカーとしても知っていましたから、Rolandなら大丈夫だろうと思った次第。そのころは、なぜジャズコーラスがそれだけ普及したか、の理由も知らず、このSPIRIT 25AにOVERDRIVEのジャックがあること、REVERBもあることで安心して買ったわけです。
家に帰って早速アンプにギターをつないで音を出してみましたが、そのときからMarshallに憧れた少年がRolandのアンプを手に入れたことによる悲劇がはじまったのでした。

私はそのころ、ディープ・パープルの「マシン・ヘッド」におけるリッチー・ブラックモアの、図太くてバイト感のあるギターサウンドが欲しかったんですが、Rolandではどうしようもないんですね。なので高校時代はこのアンプが嫌で嫌でしょうがなかったんですけど、スタジオに行ってもJC-120なんで、全然気分が盛り上がらないわけです。エフェクターはBOSSのDS-1とHm-2を使っていたんですが、今にして思えばトーンコントロールの仕組みをわかっていなくて、わざわざ痩せた音にしてしまって、使えねえとか言ってましたね。

いずれにしても、高校時代をともに過ごしたアンプとして、SPIRIT 25Aは今でも家にあります。ギターではなくシンセにつながっていますけどね。

昔はクリーントーンなどどうでもよかったので気がつかなかったんですが、これもいわゆるJCクリーンを出すアンプなのです。スピーカーが12インチとこのクラスでは大きいものが搭載されているので、余裕を持って鳴らすことができます。JCクリーンが好きなら、このアンプも狙い目でしょう。2、3千円で手に入れることができますから。

Music Man 112RD Fifty

2008-12-29 01:05:53 | Other Amps
オーバーホールのため預けていたMusic Manのアンプが戻ってきた。
回路やコンデンサーに問題はなかったので真空管だけ交換。
プリ管をTUNG SOL、パワー管はエレハモにした。
手に入れた当初から歪みがなんとなく物足りないように感じていたのだったが、プリ管がダメになっていたのが原因だった。今回の交換で歪みにハリが出たし、全体的に音の輪郭がくっきりして、部屋で小音量で鳴らしていても気持ちの良い音が出る。

私は高さ30㎝前後のアンプが好きで集めているのだが、一つくらい大きいものがあってもいいだろうと思った。しかしながら、大きいものをということで手に入れたのに、Music Man 112RD Fiftyは小さくていいアンプだと言われる。

Epiphone Elektar

2008-11-09 02:12:24 | Other Amps
ネイサン・ダニエルはダンエレクトロを創設する前にはエピフォンのアンプをつくっていました。どんなアンプかというと、画像にあるものがそれです。

エピフォンは1930年代からアンプの製造を始めますが、1935年頃に開発されたのがElektarで、このアンプの製作に携わったのがネイサン・ダニエルなのです。このアンプは12インチスピーカーを搭載していて、6L5GCを2本パワー管に使用しています。スムーズでウォームなサウンドが特徴だそうです。デザインは正面のグリル部分にEの文字を図案化した装飾が施されています。当時、家具などのデザインに流行していたアール・デコ調の雰囲気を持っています。直線と曲線がバランスよく配置されたところに斜行するイナズマがElektarということでしょう。すなわち電気ですね。ElektarからElectroへ。ダンエレクトロ誕生前のエピソードでした。

このアンプはジャンゴ・ラインハルトが気に入って、愛用していたことでも知られています。