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小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

イルカ追い込み漁

2015-05-23 06:22:18 | Weblog
イルカ追い込み漁が、話題になっている。

私は、小学校は、静岡県の、喘息の療養施設である、川奈小学校の分校で、五年の夏から、一年半、過ごして、卒業した。

川奈漁港では、イルカの追い込み漁が行われていて、私も、二回くらい見た。海が、イルカの血で染まる。確かに残酷である。

しかし、私は、イルカ追い込み漁、を、止めるべきだとは、思わない。

人間は、牛や、豚、など、を殺して食べている。

牛や豚は、場に、近づくと、血の匂いから、死を予感して、激しく泣いて、抵抗する。

それは、残酷ではないというのか?

残酷なことを、やめろ、というのなら、牛や豚や、その他の、哺乳類も、殺すべきではない。

イルカ追い込み漁だって、イルカ肉として、食用のために、必要上、捕獲していることだ。

牛や豚は、生活上、必要不可欠だから、仕方がない、イルカ肉は、牛や豚ほど、必要、ではないから、止めるべきだ、なんて、こと言ってるヤツは、私には、大偽善者に思えてならない。

私は、そこまでの偽善者には、とうていなれない。

どんな動物だって、生きたいし、死にたくはないのである。

人間は、知能によって、この世の支配者になった。

自分が、残酷な、人間になりたくない、から、イルカ追い込み漁を、やめろ、と言っているのは、偽善いがいの何物でもない。

人間は、非常に器用な、欺瞞で、人間に都合のいい、理屈を作り出す。

心を痛めながら、人間が、生きていくために、動物に、すまない、と思いつつ、動物を殺して、食べて、生きる。べきだ。と思う。

イルカ追い込み漁、を、やめろ、と言ってるヤツは、牛や豚の場に行ってみるべきだ。

ご都合主義者は、直視すべきものから、必ず、目をそむける。
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