小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

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安倍晋三の「李下に冠を正さず」、発言は、矛盾している

2017-08-05 23:27:09 | 政治
安倍晋三の「李下に冠を正さず」、発言は、矛盾している。

閉会中審査で、ますます、加計問題は、疑惑をさらに増した。

安倍晋三は、自分を正当化するために、今年の、1月20日に、獣医学部新設計画について、加計学園の加計孝太郎が、愛媛県今治市の国家戦略特区の事業者に決定したことを知ったと言った。

安倍晋三は、決定する、すぐ前に、何度も、加計孝太郎と、ゴルフや、焼肉屋で、会食をしている。



「李下に冠を正さず」、とは、「李(すもも)、の、木の下では、李を盗んで、帽子の中に、入れてると思われないよう、帽子に手を触れない」、という意味である。

この、李の木の下を歩いている人、A氏は、自分の回りが、李の木である、であるということを、知っているのである。

だから、人に疑われることは、してはならない、という戒めである。

A氏が、(何か考え事をしたりしていて)、今、自分が、李(すもも)、の木の下を通っていると、知らなければ、A氏は、平気で冠を正すだろう。

安倍晋三は、「李下に冠を正さず」、と言った。

つまり、安倍晋三は、自分が、今、李(すもも)、の木の下を通っていると知っていた、と、告白してしるのである。

↑は、喩えであって。

つまり。

加計学園の加計孝太郎が、愛媛県今治市の国家戦略特区の、獣医学部新設計画を事業者になる可能性がある、という事を知っていて、何度も、ゴルフや会食をした、ということを、自ら告白しているのである。

これは、知らなかった、という、発言と、全く矛盾する。
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