国家公務員は、一般に怠けるものだが、市役所の役人とか、事務的なことで怠けるのは、まあいいとしても。検察や警察など、人を罰する仕事の公務員が怠けるのは、市民にとってはたまったものじゃない。警察や検察のリークも、それらの組織のヤツラの怠慢のためである。とにかく公務員は、働きたくないのである。なぜ、検察はリークするか。一つは被疑者を悪人に仕立て上げて裁判で自分らを優位にするためである。もう一つは、怠けたいためである。警察や検察は、いかに怠けて、事件を簡略に終わらせるか、ということしか考えていない。推理小説に出てくる頭脳明晰で正義感が強い熱血刑事というのは現実には、いないのである。それは、小説の世界の中だけの架空の人物である。熱血刑事がいない代わり、日本には、熱血ジャーナリストというのが無数に存在する。特に、記者クラブに所属していないフリーのジャーナリストには、頭脳明晰で正義感の強い人間がいるのである。彼らは足を運ぶことを厭わず、彼らの取材や情報収集の熱意は、司法関係の公務員の比ではない。公務員は怠けて働かなくても給料が出るが、民間のジャーナリスは、怠けていては、記事が書けない。つまりは収入が入らない。そのため、より読まれる、より良い記事を書くために、民間のジャーナリストは必死に取材や情報収集して捜査するのである。日本にはマスコミという民間の捜査機関があるのである。だから、怠けることしか考えていない検察は、疑わしい人間に関しては憶測で、マスコミにリークする。そうすればジャーナリスト達は、検察や警察に代わって必死で捜査してくれる。自分らは椅子にどっぷり浸かっていて、ただリークして、民間のジャーナリストに自分らのやるべき仕事をやらせている。これが日本の司法の現状である。
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