私は彼女がいないから恋愛小説が書けるのである。彼女がいて、満足してるヤツには恋愛小説は書けない。ハングリーなヤツでないと恋愛小説は書けない。のである。欲求不満が創作のエネルギー源なのである。ボクサーもハングリーなヤツでないと強くならない。強いボクサーは、みなハングリーである。
さらに敷衍すると、孤独で一人ぼっちで、さびしがってる人間でないと、「愛」をモチーフにした小説そのものも書けない。ここで、現実の愛を得て平和な一市民となるか、愛を拒否して、小説家になるか、という選択さえ生まれる。私は、ためらわず後者をとる。
さらに敷衍すると、孤独で一人ぼっちで、さびしがってる人間でないと、「愛」をモチーフにした小説そのものも書けない。ここで、現実の愛を得て平和な一市民となるか、愛を拒否して、小説家になるか、という選択さえ生まれる。私は、ためらわず後者をとる。