小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

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日本人の右傾化について

2018-05-09 17:55:13 | 政治
日本人の右傾化について。

安倍政権が、ここまで、ひどいのに、安倍政権を支持する人が、結構いる。

この理由は、安倍政権を支持する人に、その理由を聞いてみればわかるが、なので、あとで、ネットで調べよう。



僕は、こう思う。

「経済」、「外交」、「防衛」、と大きく三つを考えると、安倍政権を、「経済」、「外交」、で、支持している人は少ないと思う。

(外交では、日米同盟の強化という点で支持している人は、いると思う)

安倍政権を支持している人は、「防衛」、において、安倍政権を支持しているのだと思う。



日本は、戦後、憲法9条、の制約によって、戦争をせずに、やってきた。

「陸・海・空・軍その他の戦力は、これを保持しない」

からすると、自衛隊も、本当は、憲法違反、ということになる。

そこは、自然権、自衛権、の観点から、法学者でも、意見のわかれるところだろう。

立憲民主党も、自衛隊を違憲とは、思っていない、と言っているが、それは、日本の行政に関わる者として、仕方なく言っているのであって、厳密な憲法解釈からすれば、自衛隊は、違憲と、主張する法学者もいるはずだ。

日本は、そこを、苦し紛れの、憲法解釈で、だましだまし、やってきた。

その方が、日本を、戦争をしない国にしておけるからだ。

しかし、行政上の都合から、自衛隊の存在を、だましだまし、に、しておくことに、反対している人もいるはずだ。

そういう人が、自衛隊の存在を明確しようとしている安倍政権を支持しているのではなかろうか?

実際、これからも自民党政権は、まちがいなく続くだろうが、安倍首相いがいで、憲法改正を、政治課題にする首相は、出てこないだろう。

そんなことをすれば、国民の反発を買うから。

自衛隊の明記は、野党が言うように、安倍首相の思い出づくり、だけではない。

首相が、自民党の別の人に代わってしまったら、憲法改正が、いつまでも行われなくなる。



僕としては、憲法改正には、絶対、反対である。

今まで通り、自衛隊は、だましだまし、に、しておいた方がいいと思う。

まあ、あえて、憲法9条を、いじくるのなら、

「自衛権は認める」、だの、他の何かの言葉をつけたすのは、よくない、と思う。

自衛か、先制攻撃か、だの、の論争になると、どっちが先に手を出したか、論争になり、泥沼の、ぐっちゃぐちゃ、に、なってしまうからだ。

僕としては、

「前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」

を削除するのがいいと思っている。

「国の交戦権は、これを認めない」

の、縛り、を残しておけば、いいからだ。



それより。

憲法9条に、何か書くことより、

集団的自衛権を認める、安保法制を、強行採決してしまった、ことの方が、はるかに、悪いのだ。

安保法制を強行採決してしまった時点で、日本は、戦争の出来る国になってしまったのだ。

いつか、野党が政権をとって、安保法制を廃案にして欲しいものである。
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