小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

そもそも愛国心など欺瞞である

2016-08-26 14:38:25 | 考察文
そもそも愛国心など欺瞞である。

保守だの、右翼だの、チャンネルなんとか、だの、は、日本を愛する、とか、言ってるけど。

「日本を愛する」、とは、何だ?。どういう行為が日本を愛する行為だというのだ?

そもそも、そんな定義など、ない、のである。

だが、漠然と考えて、「日本を愛する」、というのは、日本人、つまり、日本の国籍を持った人間を愛すること、と、言えるだろう。

そして、まだ、生まれていない、未来の、日本の子供たち、を愛することだろう。

同胞なのだから。

しかし、ここに、矛盾が生じてくる。

同胞の、日本人であっても、中国や韓国と親しくすべきだと思っていたり、集団的自衛権に対して、否定的な考えの、日本人を、保守だの、右翼だのの連中は、左翼だの、売国奴だの、と言って、嫌う。

しかし、考え方に違いがあっても、日本人なら、ほとんど全員に近い日本人が、日本が良くなって欲しいと思っている。

しかし、保守だの、右翼だのの連中は、自分と考え方が違うと、日本を愛する日本人でも、左翼だの、売国奴だの、と言って、嫌悪する。

つまり。結論から言うと。

保守だの、右翼だの、とかいう輩は、自分と同じ考えを持った日本人だけに限定して、そういう条件つきの日本人だけを同胞だと思っているだけなのである。

彼らは、単なる、わがままな、エゴイストなのである。



僕は、こう思う。愛国心というものが、「日本人を愛すること」、であるならば、全ての日本人を愛することが、「愛国心」、だと思う。たとえ、それが犯罪者であろうとも。
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