小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

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今、通っているテニススクールの経営。の考察

2013-03-16 19:32:08 | 武道・スポーツ
今、通っているテニススクールは、インドアでコートは二つ。その隣にアウトドアのテニスコートが三つある。アウトドアの三つのコートは、二時間で、四千円くらいで、もっぱらレンタルコートとして使っている。だいたい、いつも、どこかのテニス好きな仲間が使っている。スクール生のレッスンのコートは、インドアで二面しかない。朝9時20分から、夜10時30分までレッスンしている。レッスンは一日、14回あり、ワンレッスンは80分である。それを、月~日まで休みなくやっているから、単純計算すると、週14×7=98となる。が、実際には、97レッスンである。コーチは、社長を含め、8人である。7人が正社員ということになる。あと、アルバイトのコーチが4人いるが、それぞれ週4回のレッスンである。
ここのテニススクールを作ったのは、社長のT氏である。よっぽどテニスが好きなのだろう。よくまあ厭きないものだ。正社員のコーチ8人は、週平均、10レッスンしている。ので週13時間労働ということになる。正社員であるコーチは、結婚している人もいるし、車も持っている。スクールの隣に、コーチ用のアパートがある。女のコーチが二人いるが、一人は、結婚してて、テニスが好きで、パート感覚でしている。もう一人の女のコーチは、独身だが、車も持ってて、他にアルバイトや仕事は、していない。よう見受けられる。
さて。スクールの支出であるが。土地とインドアの建物は、もうずっと以前に購入して、おそらくローンでの支払いは、終わっているよう見受けられる。スクールの支出は。コーチに支払う給料。受け付け二人のパート料。光熱費。アルバイトのコーチの給与。などだが、正社員のコーチに支払う給料が一番、大きいだろう。
次にスクールの収入を考える。
スクール生は、週4回のレッスンで、月1万4千円くらいである。なので、ワンレッスン、三千円少しなので、他のスクールと比べると、少し高いだろう。それを一年、12ヶ月支払う。スクール生は、何人いるのか知らないが、150人と仮定してみよう。
すると14000×12×150=2520万円となる。これが収入のベースと見ていいと思う。しかし、それ以外にも、月4回のレッスンでは、飽き足りない人の方が多い。なので、回数券というものがあり、1万4千円で、10回、レッスンを受けれる。あるいは、定期券といって1万4千円で、月、何回でも受講できる。たいていの人は回数券か定期券を購入している。
回数券を使う人は50人と仮定して、その人たちは年間4回くらい、回数券を買う、と仮定すると、50×4×14000=280万円の収入となる。
定期券の人は、30人いると仮定すると、30×14000×12=500万円となる。
これでスクール生からの収入は、2520万円+280万円+500万円=3300万円が、スクール生からの収入となる。
それ以外では、レンタルコートでは、二時間、4000円で、一日、三回、使う人達がいて、それで年間、100回使われていると仮定する。すると、4000×3×100=120万円の収入となる。
それ以外では、ラケット、シューズ、ウェアの販売と、ガットの張り替え、があり、これは、年間、どのくらいの収入なのかは、わからないが、それほど儲けているとは思えず、年間100万円と仮定する。
さらに、ジュニアクラスが毎日、1回あり、これは、月一万円で、受講生は20人いると仮定すると、20×10000×12=240万円の収入となる。
すると、3300万円+120万円+100万円+240万円=3760万円が、スクールの収入となる。
受け付けのアルバイトの給与は、月10万と見て、二人いるから、2×10×12=240万円の支出となる。
さらに、アルバイトのコーチ四人が、週4回レッスンしているから、月では16回やっているから、アルバイトのコーチの給与は2000円と考えて、4×16×2000×12=153万6千円の支出となる。
なので、3760万円-240万円-150万円=3370万円が、テニススクールの収入と考えられる。
これから事業税が引かれて、3000万円がテニススクールの収入になると考えられる。
これを、社長を含む8人のコーチが山分けしていると考えると、3000万円/8=375万円が、コーチの年収ということになる。
週10時間の、好きなコーチ業の仕事で、年収375万円は、少し多すぎる。ように思う。まあ、どこでどう間違ったのか、大雑把に、仮定した金額の話だから、正確でないのは、元々、当然ではあるが。
それでも、正社員のテニスコーチの年収は、300万円くらいはある、と見ていいのではないだろうか。

野球とかサッカーとかは、試合をするには多くの人数が必要である。その点、テニスは二人いればシングルスの試合ができる。し、打ち合いが出来る。つまり、野球の二人でのキャッチボールが、テニスでは、完全な練習、試合と成りうるのである。しかも日本全国でテニススクールの数は多い。ということで、大学に入ったら、部活はテニス部に入って腕を磨いておくといいだろう。今は就職難である。就職できなかったら、テニスコーチになる、という手がある。

今の社長兼コーチは、能天気で、いつもガハハハ笑い、一日中テニスしていても幸せそうな、お目出度い感じの人間である。ボレーが好きで、自分中心である。ヘッドコーチは、集客や経営熱心である。年配で、元、スクールの社長だったのだろうが、体力、気力が落ちて、今のTコーチに社長の座をゆずったのだろう。あとの正社員のコーチは、大同小異である。ロクなのがいない。それでも、経営していけるのは、インドアなため、台風の日でも、レッスンが出来ることと、地の利が割といいことによる。どこの会社でもそうだけど、だいたい、正社員には、やる気のあるヤツは少ない。その点、アルバイトのコーチは真面目である。二年くらい前に、亜細亜大学テニス部出身のコーチが、アルバイトでスクールに来たが、今は正社員のコーチになっている。それで、亜細亜大学の後輩のテニス部主将を、アルバイトのコーチとして来させている。今年、大学卒業するから、正社員のコーチになるだろう。都心とかだったら、生徒の出入りは多いだろうが、ここのスクールは生徒数が少ないため、そして、新しく入ってくる生徒も少ないため、スクールの収入を上げるために、会員の月会費を高く設定し、夏場、暑くてもレッスンを受け続けなければならないような変なルールにしている。スクール生は、あたかも義務教育の小中学生のようである。テニスの実力とクラス分けは、ほとんど関係ない。じいさん、でも、ばあさん、でも、長年やってる人は、テニスの実力は、初級者レベルでも、中級クラスにして、ご機嫌をとっている。(おだて商法)まあ、武道で言えば、長年やった功績による名誉段とでも言うべきか。
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