小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

工藤公康

2011-06-27 01:56:34 | 武道・スポーツ
プロ野球を見ていない私だが。

私が尊敬するプロ野球選手は、工藤公康投手である。

48歳で30年間も現役で、やりつづけている根性はすごい。

「すごい人間のすごい所は自分をすごい人間と思っていない所にある」
(私のアフォリズム)

の通り、本人は自分を凄い人間と思っていない。記録をつくろうとか、そういう邪念も感傷主義もない。淡々としている。

彼は、「限界というものは自分で作ってしまうものである」と言っている。そして日々の、厳しい筋トレや練習などで、体力を低下を阻止している。実際、見た目にも、体力もスピードも落ちていない。

48歳なら、普通なら、もうとっくに現役引退して、コーチやスポーツ解説者やタレント崩れになり、筋トレもピッチング練習もしなくなるから、腹が出て、足腰も弱り、もはや現役では、全く通用しない、たんなる老いぼれたオッサンになる。私はそういう人間に全く関心がない。

私は現役でやっている人間にしか興味がない。隠居した爺さんに対する敬老精神など、かけらもない。

私も一生、現役で頑張って生きるつもりである。隠居して、過去に浸って生きてられるような性格では、とてもない。

「人間は歳をとらない。人間は理想を捨てた時から老いる」

日本のプロ野球は、やたら途方もなく華やかで、練習でも音楽を流したりしてリラックスしてやっているようだが、それはそれでいいと思うが、調子がいい時に安閑として、その華やかさの世界に安住していると、結局は、スランプになった時、スランプを抜け出す方法を考えずにやってきたため、若くして引退となってしまうケースも多いだろう。野球は太っていても出来るので、ウェートも馬力に成りうるのか、どうかはしらないが、やはり体調管理に気を使わないと、重い体重で走ると、膝を痛め、体力の限界ということになって引退を早めるケースもあるのではないだろうか。

「平和な時に戦時の用意をし、試合では練習のようにリラックスして戦う」
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