志賀直哉の「和解」を読む。
「暗夜行路」は長すぎて、かえってこっちの方がよくまとまっている。
志賀直哉の文章は何とも不思議だ。上手くはない、というより、技巧を凝らした美しい文章を書こうという気を持っていないとしか思えない。氏の性格が文章に表れている。だからといって氏の文章に魅力がない、とか、下手とかは全く感じない。それどころか簡潔でキリッとしていて、むしろ魅力を感じる。
氏は自我を持った作家と言われているが、私は氏に自我があるとは思わない。
それにしても、自我があるという事と、威張るという事は全く別のことである。氏の文化勲章を受けた後のインタビューのテレビ映像を観た事があるが、確かに威張っている。
「暗夜行路」は長すぎて、かえってこっちの方がよくまとまっている。
志賀直哉の文章は何とも不思議だ。上手くはない、というより、技巧を凝らした美しい文章を書こうという気を持っていないとしか思えない。氏の性格が文章に表れている。だからといって氏の文章に魅力がない、とか、下手とかは全く感じない。それどころか簡潔でキリッとしていて、むしろ魅力を感じる。
氏は自我を持った作家と言われているが、私は氏に自我があるとは思わない。
それにしても、自我があるという事と、威張るという事は全く別のことである。氏の文化勲章を受けた後のインタビューのテレビ映像を観た事があるが、確かに威張っている。