小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

松井秀喜

2021-09-20 18:51:13 | 武道・スポーツ
僕は、スポーツ中継をほとんど観ないので、You-Tubeで、あとで知ることが多いのだが。

松井秀喜は、高校の時、甲子園大会で、明徳義塾、との、対戦で、5打席連続敬遠された。

プロになっても、ホームラン王、争いで、敬遠された、ことがある。

今は、敬遠は、申告敬遠、となっているが。

僕は、「敬遠」について、違和感、というか、もったいない、と思っている。

それは、敬遠のほとんどが、投手が、明らかに、バットが届かない所に、ゆるい球を投げているからだ。

「敬遠」は、確実に、一塁に打者を進めると、わかっている。

なら、ピッチャーにとって、これほど、肩の力が抜けた、実戦の練習が出来る、いい機会はない。

どうせ、ボールを投げるなら、アウトコース、低め、の、バットが、届くか届かないかの所に、全力のストレートを投げれば、バッターは、振ってくれる可能性があると思う。

プロ、や、甲子園に出てくるほどの、高校生の投手なら、そのくらいのコントロールは、当然、あるはずだ。

そんな、アウトコース低め、で、バットが、届くか届かないか、のボール球を、確実に、ヒット、や、ホームランに出来るものだろうか?

当たっても、ゴロになって、アウトに出来る可能性もあると、思うのだが。

「敬遠」の4球のうち、1、2球は、そういう球を投げてもいいと思うのだが。

4球とも、全部、はずしてしまう、球を投げるのは、もったいない、と思う。

ピッチャーにとっては、こんな、実戦そのものの、練習が出来る、いい機会はないのに。

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筒香嘉智

2021-09-20 16:54:35 | 武道・スポーツ
昨日、サンデースポーツで、元投手の上原浩治が、最近、急に、いい結果を出すように、なってきた、筒香嘉智、に、好調になった理由を聞いていた。

僕もそれは、不思議に思っていた。

そしたら、筒香嘉智、は、調子が良くなった理由をこう話していた。

「メジャー移籍して、レイズに入った時は、監督に、バッティングフォームを変えるように、言われて、それに従って、打っていた。しかし、成績が振るわないので、ドジャースに移った。そして、バッティングフォームを、日本で打っていた時の、元の打ち方に変えた。そうしたら、調子が良くなった」

ということである。

筒香嘉智が、監督に、バッティングフォームを変えるよう言われて、変えたのは、メジャーリーグの監督の権限が強くて、監督の命令には、逆らえなかったのか、それとも、異論を言えたが、あまり考えず、言われた通り、打っていたのか、それは、知らない。

しかし、なるほどな、と思った。

南郷継正氏は、こう言っている。

「ところが、技には創りあげる期間をおかねばならない、また、崩れやすいものであるということが理解できぬ指導者は、その技を創ることの中身が全然わからないために、使い方さえうまくなれば、それでまともな上達コースを歩いていると信じてしまって、「しごけ」ば強くなるものだから、「しごき」を万能と思い、それでまともな上達コースを辿っているとばかりに思いこんでいるものである。そしてその選手のお粗末な技の限界がやってくると、努力が足りないとか、もっと「しごか」ねばとか、肝心のお粗末な技のことなど全然省みもしないか、或いは、技をモデルチェンジするときにおきる大いなる障害をどれほどのものかも知りもしないで、技を直してやったのに、なぜ直してやった通りに使えないのかとか、直した技を使いきっていないと、あいつは才能がないのだとか、ともかく、自己の指導能力が0点なのを棚に上げて選手を叱りとばすのが、プロ野球コーチ諸君の大半なのだと言ったら、彼らは怒りだすであろうか。」

僕は、メジャーリーグは、どういう雰囲気なのかは、知らないが、ニュースで聞く限り、現在の日本の、監督や、コーチ、は、それほど、バカではないと思っている。

僕は、DeNAから、メジャーに移籍した、筒香嘉智に関心を持っていた。

というのは、僕は、筒香嘉智に好感をもっているからだ。

なぜ、好感をもっているかと言うと、以前、筒香嘉智は、とてもいい、勇気のある、記者会見をしたからである。

このブログの2019年1月27日で、僕は、

「筒香嘉智が僕と同じように、スポーツの「勝利至上主義」を批判」

というタイトルで、その記事を書いている。

一部、コピー。

DeNAの筒香嘉智が25日に会見を開き、日本の野球界の問題点について語った。
若い世代に多い「勝利至上主義」に問題があるのではないかと言及した筒香。
「勝つことが第一に優先されて、子どもの未来が潰れている」と指摘した。

(2019年1月26日)ライブドアnews

日本のスポーツ界、特に子供たちの世代における1つの問題点を、徹底した「勝利至上主義」にあると筒香はいう。負ければ終わりの一発勝負の大会が多いことで大人側の都合、指導者側の都合が優先されているのでは、というのだ。

「大人が守らないと子供の将来は潰れると思います」

「野球界でいうと、一つの要因は若い世代に多い『勝利至上主義』が原因だと僕は思っています。どの年代も、選手の将来的な活躍よりも、今の勝利を重視した『勝利至上主義』に問題があるのではないかと思っています。プロ野球はリーグ戦で行われていますが、骨格のできていない子供たちの大会はほとんどがトーナメントで行われています。このため、どうしても選手の成長よりも今の試合に勝つことが優先されています」

「指導者は勝つことが子供に良かれと思ってやっていますが、実は子供たちの負担になっているという現状があると思います。もちろん僕自身も勝つことを否定しているわけではありません。勝つ喜び、負けて悔しがることは必ず必要なことだと思っていますが、勝つことが第一に優先されて、子供の未来が潰れているのが現状です。子供が優先されないといけないのに、大人が中心になってやってしまっているのではないかなと思っています」

それと、ブログでは書いてないけど、筒香嘉智、は、記者会見で、こうも言っていた。

印象が強かったので、はっきり覚えている。

筒香嘉智は、

「指導者は、あれを直せ、とか、こうしろ、とか、初心者に、口を出し過ぎている。スポーツを始めた、時は、下手なのは、当たり前。僕もそうでした。上手くなるには、ある程度の期間は、口を出さない方がいいと思います」

と言っていた。

You-Tube で、その動画は残っているだろうから、「筒香嘉智 記者会見」で検索すれば、出てくるだろう。

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