小説家、精神科医、空手家、浅野浩二のブログ

小説家、精神科医、空手家の浅野浩二が小説、医療、病気、文学論、日常の雑感について書きます。

白い巨頭

2011-03-10 04:17:37 | Weblog
医局で勉強したいと思って、ある大学の医局に行った事がある。医局長が言ったが、研修は、月曜~金曜までで、夜9時までなることもあり、さいごに、給料は、月30万は出るでしょう、と言った時、もう、そこまでして医学を学びたいなどとは、さらさら思わなかった。自分の時間0である。足元を見てる。大学の医局は、「教えてやるから奴隷になれ」である。こちとら、奴隷になってまで、医学を勉強したいとはさらさら思ってない。かってに人間を奴隷にして喜んでな。である。医者なんて、誰がやったって同じだし、また同じでなくてはならないのである。実にバカバカしい。だから、その虚しさを紛らわすために、ある人は意味のない数字をいじくって、無意味な論文を書き続けるしかないのである。自分で言うのもおかしいが、私ほど驚異的な勉強熱心な人間でも、日本の旧弊的、封建的、徒弟的、権威的な医局制度が続く限り医学は学べないのである。実に有意な人材なのに、もったいない。

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